相変わらずスランプ街道をひた走っております。
「充電中」と言えば聞こえはいいんですが、その実、皆さんのブログを見たり、ゲームをやったり(これがなかなかやめられない(>_<))、眠くなれば真昼間から惰眠をむさぼり、ダラダラと過ぎゆく時間に身を任せているだけなのですが。

記事更新もせんと、曲も書かんと何しとんねん という叱責を受けることもありませんので、別段問題はないのですが、こんな自堕落な生活をしていていいんかいなぁとやや焦りを感じてはいる今日この頃です。

そんな中、最近心がけていることがあります。
「ジャズに親しむこと」です。

今まで音楽理論やコード進行なんぞ何も知らずコード表すら見ることもなく、全く自己流で曲を作っていたのですが、どうもそれって非常識なことのようなので、いっちょ勉強でもすっかな、などと魔が差したもので。
考えてみたらジャズとかポピュラー曲を今までピアノで弾いたことも皆無に等しかった。
で、自分に最も欠けているジャズのセンスを養おうと・・・

作曲理論のお勉強まではちと勘弁なので・・・
ジャズコード読本や好きなビル・エヴァンスの楽譜など入手してピアノで弾いてみたり、ジャズの記事を書かれているブログを訪問して色々曲を聴かせていただいたりして、ジャズに親しんでいるわけです。

ジャズが知りたきゃここを見よ、と自信を持ってお勧めできるブログ「持病は全快!ギターを背負ったへっぽこライダーのブログ」でいつもお勉強させていただいているのですが、そこで最近知り合ったブロガーさんとメッセのやり取りを始めました…彼女もコメント欄閉じてるためメッセしか交信の方法がないので。

ジャズメンでいらっしゃったお父様の血筋を受け継いでいる彼女Kさん、ジャズからヘビメタまで幅広く聴かれるリスナーでいらっしゃって、豊かな音楽の知識とセンスを持った方です。
彼女がいいことを書いてらっしゃるのでちょっとご紹介しようかなってことで、彼女の了解を得ましたので…
やり取りを全文載せたらものすごーく長くなってしまうので抜粋します。

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

赤文字はKさんのメッセです。

ジャズは苦手意識があって今まで遠ざけてきたんだけど、ビル・エバンスだけは抵抗なく聴けた…きっとほかのジャズとは違っていたからだと思うんです。
一つ一つの音に意外性と必然性みたいなものを感じます。
今彼の曲を弾いてみて、改めて彼の編み出す知的で複雑な和声の魅力に打ちのめされています。
単純なメロディーが彼の手にかかると、ものすごく深い味わいを生みだすんですよね。


>素人の私がジャズを理解しようと、セロニアス・モンクのレコードをジャケ買いしたら、父に『それはジャズじゃない』と云われウィントン・ケリーの☆ケリー・ブルー☆を聴くように渡されましてね。。まあ、そこからモダンジャズの世界の扉が開いた訳なんですがね。

>でも、なかなか理解出来ず…さて困った私は、ピアノやベースやドラムなどの音をひとつひとつ集中して聴くことを始めてみたんです。最初は難しかったけど徐々にひとつの楽器の音のみを聴けるようになり、そしてついにそのバラバラな音を再び統合してみることに成功(^-^)v
>いやあ、ジャズって奥深いですよね~。
>素人ながら☆ケリー・ブルー☆には勉強させられました。


音を分解・統合に成功…ひゃぁすごいなぁ(@_@)
わたしはまだその悟りの境地に至っておりません。

ジャズで、わたしがどうしても抵抗があるのが「アドリブ」なんですよね。
アドリブっていうのは基本的にその場で思いつくままに即興で演奏する、いわば「偶然的、偶発的」な音だと思うんです。
どうしてもその音でなければダメだ、っていうんじゃないっていう意味で「必然性」がない。
そのアドリブの面白さっていうのが、わたしにはどうしても理解できないのですよねぇ。
結局音楽って努力して理解しようと思ってもできないもの、肌で感じるっていうか直感的なものなんだろうなぁって思うんですよ。

逆にジャズで魅力を感じるところは、ハーモニーが独特で、コードの基本が(勝手な解釈ですが)クラシックだったらドミソ、ポピュラーだとドミソシ、それがジャズではドミソシレとかドミソシレファ#だったりする。
とても複雑で深い味わいがあるんですよね…そこに興味があるんです。

>アドリブは特にジャズの世界では必ずと云っていいほどありますよね~。んじゃあ、なんでアドリブあるんだ?
>
>例えば、《ミスティ》を作曲したピアニストのエロール・ガーナー は楽譜が書けません!
>ギタリストのウェス・モンゴメリーも音符読めないんですよ。
>でも彼等は素晴らしい曲を作って演奏してる!
>
>ジャズに理論要らないのでは?と素人の私は思うのです。
>きっと『don't think ,feel!』なのでは?
>『考えるな、感じろ!』です。
>
>ピアニストも、ベーシストも、ドラマーも感じてるから、アドリブソロやるんじゃなかろうか。
>故にジャズは、そのアーティストによって全く違う曲になりますしね(^.^)

「メロディを、ビートを、歌の意味を心で感じるから、自然とアドリブが出てくる」


結局ジャズってスピリチュアルな要素が大きいんでしょうね。
ジャズが誕生、発展した経緯とかを知っていると理解しやすいのかもしれない。
「ジャズがドラマ(喜び・哀しみなど)を表現している」っていうのも、よくわかりますね。
何となく音の響きにそういうの感じますよね。

頭じゃなくて心で聴かなくちゃいけないのよね。

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


とまぁこんなやり取りを繰り広げております。
人はそれぞれ違った感性を持っていると思います。人それぞれの音楽の聴き方、感じ方は違いますよね。
それを伝えあうことはよい刺激になるし、その中で新しい発見があったりすると思います。

高校時代プログレにハマっていたけど、女子校だったので周りから一人浮きまくっていて、隠れキリシタンのようだったと書いたら、彼女も似たような境遇にあったようで(-^□^-)、そんな積年の恨みを晴らさんとするが如く、熱のこもった音楽談義に花を咲かせているわけです。

忘れていたのですが、ふと、あれ?わたしがブログを始めた目的のひとつは音楽(レビュー)記事を書いてみんなと音楽を語り合うことだったんじゃなかったっけ…いつのまにかそんな思いも自然消滅しちゃったけど・・・
また始めてみるかなぁ、なんて思ったりしております。

で、肝心のジャズのセンスは少しは養われたのかと言いますと、それがさっぱりなんですけどね。
歳のせいでしょうか、脳細胞が新規の書き込みを頑なに拒んでいるようで、いくらジャズを聴いたり弾いたりしても体内にジャズのエッセンスが浸透していく感じが一向にしません(TωT)。ま、しゃーないですねぇ。


<Bill Evans語録より>
It bugs me when people try to analyze jazz as an intellectual theorem.
It's not.
It's feeling.

ジャズを知性的な法則で分析しようとするのにはうんざりだ。
そうじゃないんだ。
フィーリングなんだ。



Bill Evans Trio - Days Of Wine And Roses ( Henry Mancini )- Consecration



アドリブは苦手なんですが、Bill Evansだけは嫌だと思わない。
この曲なんか、とってもいいと思うんですよねぇ(°∀°)b