血の海にまどろむWeek End〜朽ち果てても抜けないRusty Nail | Yukoのリズム...リズム...音は全てリズムでミュージックを奏でてる!

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十人十色。
我思うままに、徒然なるままに…クラッシックから邦楽まで音が奏でるものは何でも好き。雨音だってリズムを奏でてる…って感じで、様々な曲を中心にブログ投稿しています。


6月14日 世界献血者デー。
World Blood Doner Day.



ABO式血液型を発見した生物学者カール・ラントシュタイナー博士の誕生日が1868年6月14日なので、世界献血者デー。



週末....♪手首を流れる血を....


1990年リリース。
アルバムBlue Bloodに収録されています。


♪I hear a knock on the door
 激しくせまる 
 失いかけた意識の中でおまえがささやく
 追いつめられた心とかすにび色の肖像
 切り刻まれた記憶を映し出す

 咲き乱れたheateful  black heart心にせまる
 とぎすまされたtransient feeling 人波の中
 ヒステリックにざわめく風に止まらない涙を
 胸に抱きしめ孤独を彩る

 I‘ve nothing to lose.
 Love me full the end except your hear

 手首を流れる血をおまえの体にからみつけると
 一瞬のうちによみがえる記憶に視界を閉ざされ
 笑いながら逃げていくおまえの姿を
 見つめる傷ついた俺が立ってる

 冷たい指先伸ばし傷口に口づけ
 赤く染まった凶気を抱きしめる
 
 鏡を見つめながらふるえる体に
 流れ始めた透きとおる血を
 青白いおまえの心にからませ
 幻覚に消えていく最後の涙を拾い集めて
 血の海にまどろむ

 Week End.......................
 I‘m at my wits end.........
 WEEK END



楽しげな明るい華やいでいる世の中。今の自分には見えていないような聞こえていないような。
ただ目に映るのみの風景であり、ただ耳に入ってくるだけの雑音であり。
しかしその楽しげで華やいでいる様子が自分の心とは対照的すぎて、180度違いすぎて、ヒステリックな風と化している。

Week End.
楽しみ華やぐやつばかりじゃない。
ひとり孤独にほら穴に落ち、ヒステリックな風にさらされるだけのやつもいる。
ほら穴から抜け出したいとも思えない。抜け出すことをあきらめている。
いや、抜け出さない選択をした。

ヒステリックな風は、そんなやつに気づきやしない。
いや、ヒステリックな風に気づかれないように選択したんだ。

止まらなかった涙を流しきり、もう流れるものなどないと凶気で手首を................

手首からが流れ出す。
赤いは、自分の心のうちを表すかのように徐々に黒く染まっていくかのように見え、黒く染まっていくに重なるかのように、にび色のおまえが姿を現す。
おまえの体にがからみつき、の海の中におぼれていった。
の海の中におまえの心がとけていく。
おまえの心がほしいと懸命に拾い集める。
自分もの海におぼれ、とけていく。



Week End...週末...人生の終末を迎える。いや自ら選択して迎えた週末...終末....Week End.
Week Endは、週末終末をかけて詩が書かれているそうです。


にび色の幻覚を見、の海でおまえと一緒におぼれてとけていく。
自分のの海でおまえは....

悲しみの極限を超え、憎しみをとかしたような恨みをはらしたような。ヒステリックな風から永遠に離れておまえと2人だけ。
永遠に一緒だと満足したような。
全ての思いをとげたような。
せつなく悲しい想いがぬぐわれたような.........

.......気づいたときには、見慣れない真っ白な空間にいた。
体を起こそうとしたら、ズキンと手首が痛んだ。
手首には白い包帯が巻かれていた。
その包帯が巻かれた手首をもう片方の手で触れる。
の海におぼれ、全てとけたはずなのに。おまえと2人。
にび色のおまえの姿が頭に浮かぶ。
包帯が巻かれた手首にふれながら涙を落とす。
 


1994年リリース。
この映像、with LUNA SEA SUGIZOですね。


♪序章に終わった週末の傷忘れて
 流れる時代に抱かれても
 胸に突き刺さる Oh Rusty Nail

 素顔のままで生きていければきっと
 瞳に映る夜は輝く夢だけ残して
 朝を迎える孤独を忘れて
 赤い手首を抱きしめて 泣いた夜を終わらせて

 記憶の扉を閉ざしたままでふるえて
 とぎれた想いを重ねる青い唇に Oh Rusty Nail

 どれだけ涙を流せばあなたを忘れられるだろう
 Just tell me.my life
 どこまで歩いてみても涙で明日が見えない


Rusty Nail
の海から救い出された。
しかし胸が痛む。
胸にが刺さったかのように。
しかし胸に刺さったは、あなたへの想いは消えることはない。

献血者の輸血によっての海から救われた。
この手首の傷については忘れられるときがくるだろう。しかし.....

♪どれだけ涙を流せばあなたを忘れられるだろう
 美しく色あせて眠る薔薇をあなたの心に咲かせて

 苦しくて心を飾った今も
 あなたを忘れられなくて

うそいつわり...ではないが、あなたを忘れたいと忘れようとほら穴から抜け出した気になり、心を飾り享楽におぼれようとしたが、やはりあなたを忘れられなくて。
あなたとの海におぼれ、まどろみとけ出した光景がいつも頭に浮かび.....

あなたは、ずっとこのさびた釘と共に心に棲み続けるのだろうか。
が流れた手首をもう一方の手でおさえながら涙を落とす。



Rusty Nail.....さびた釘....この身が朽ち果ててさえ、抜けることはないのだろう。
そしてヒステリックな風は、やはりそんな我が心に気づくはずもなく通り過ぎていくのだろう。
Rusty Nailは、Week Endの続編。