運命が変わる〜虚像の海に流され何かにつかまらざるを得ない | Yukoのリズム...リズム...音は全てリズムでミュージックを奏でてる!

Yukoのリズム...リズム...音は全てリズムでミュージックを奏でてる!

十人十色。
我思うままに、徒然なるままに…クラッシックから邦楽まで音が奏でるものは何でも好き。雨音だってリズムを奏でてる…って感じで、様々な曲を中心にブログ投稿しています。


5月12日 ナイチンゲールデー。



1853〜1856年、クリミア戦争の野戦病院にて負傷兵に献身的な看護活動を行い、看護の重要さ、尊さを社会に広めたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日
(1820年5月12日)。

ナイチンゲールは統計によって医療衛生環境の改善を行ったことから、統計学の先駆者とも言われている。
また看護専門学校も設立。

医療を必要とする全ての人に手を差し伸べる精神、信念を貫いた。



ナイチンゲールが貫いた看護によって治る?!

X JAPAN
Silent  Jealousy

1991年リリース。


♪........指先まで真紅に染まった俺を見つめて
 もう耐えきれない孤独のセレナーデ
 虚像の海に流して
 夢から覚めた血まみれの天使を胸に抱いても
 I Can Not Stop

    Silent  Jealousy
   Don't you leave me alone 
   悲しみに乱れて
   戻れない愛を飾る 繰り返す孤独の中に

 Tell me true どこに行けば苦しみを愛せる
 I still want your love 愛を止めて
 狂い咲く記憶を消して

 You dyed my heart in blood
 No way to kill my sadness
 立ち去る前に殺して
 狂気の愛に抱かれた瞳は何も見えない
 今もI miss you
 Can't live without you

 Silent  Jealousy  夢に落ちて
 抱きしめる記憶を
 Stay in yesterday 時を止めて
 繰り返す孤独を消して
 Take me back to the memory,to the dream

 Silent  Jealousy
 Don't you leave me alone 
 悲しみに乱れて 
 Kill me love
歌詞の前半省略させていただいています。



 運命が変わった。
喜び楽しい運命ではない。
怒り哀しむ運命。

怒り哀しむ運命を受け入れたくはない。
しかし運命は厳しい。
否応なしにのしかかり、自分自身をあやつる。

怒る。哀しむ。恨む。
 
自分自身をあやつり出した運命を、否応なしに受け入れなければならない運命に反抗してしまう。

信じたくはない、受け入れたくない。
目に見えぬ重りが頭に、心にのしかかる。重く重くのしかかる。
その重さを、受け入れたくはないとどうにか重さに耐えようとするが、頭は垂れ、肩は下がり、重みで心に空洞ができたような感覚を覚える。
はらわたなどかき出されてしまってぽっかりと心に穴が空いてしまったかのような感覚の中で、心臓のみ動いていることに違和感を覚える。



この哀しみ、苦しみからなんとか逃れたい、逃れたい、逃れたい。

なぜ自分がこんな目に遭うのか。
こんな目に遭ってしまった原因について考える。

こうなってしまったのはあいつのせい。あいつが悪い、憎い。自分は悪くない。

自分を正当化し、責任逃れをすることによってどうにか気持ちを持ちこたえようとする。

場合によっては、こうなってしまった原因のあいつを攻撃する。

攻撃することによって自分を正当化し、どうにか心の穴を埋めようとする。怒り、哀しみから逃れようとする。しかし憎しみは消えず、やはり攻撃し、自分を正当化し続けるしか、あいつを不幸に陥れるしかない。不幸に陥れなければ気がすまなくなる。
呪うか、いじめるか、そうしなくてはならない状況に陥る。

運命が変わり始めたとき、そのときの考え方、行動によってその後の人生が確定する。
しかしそのときには怒り、悲しみから逃れることしか考えられない。
だから憎しみ、攻撃によってあいつを陥れようと、不幸にしようとする。
そして自分は幸せな気持ちを味わおうとあがきだす。

あいつを不幸に落とし入れて、幸せを味わうはずだった。
しかしどこでどうまちがえてしまったのだろう。

味わえない、何もあじわえない。
こんなはずではなかった。
また頭を垂れ、肩が下がる。
重みがのしかかってきて身動きがとれない。
気持ちばかりが焦りだす。

こんなはずではなかった。

頭を抱えたまま、暗闇の中うずくまるのみ。
心にぽっかり穴が空いても、気持ちはきちんと自分自身の中にあり、あがき出す。
なぜ、なぜ、なぜ、なぜ。
あいつが悪いのになぜ。

運命の中に共にいた同士。
相手の運命は自分の運命でもあった。

あいつを憎み攻撃し、不幸に陥れようとする。
まだ足りない。もっともっと攻撃し、不幸になるようにしなければ。
その行為は社会に許されない、後ろ指をさされる行為だと気づく。
やりすぎだ。自分自身が人ではなくなる。

哀しみと情けなさで涙があふれる。
涙と共に、目からうろこが出る。

その行為をあいつに施すということは、自分が自分自身に対してその行為を施したのと同じなのだと、暗闇の中、うずくまりながら気づく。

Silent  Jealousy.
攻撃によって、自らが味わう苦しみ。
気づいたときには、自分自身の行動を嘆き悲しむ。

悲しみに乱れて
狂い咲く記憶を消して


Silent  Jealousy.
人は1人では生きていけない。
対:人で生きているのだから、運命が狂ってしまったとしても、人のせいだけではない。
自分自身にも落ち度はあっただろう。


救いたかった。
ナイチンゲールのように手を差し伸べて。
しかし、手を差し伸べれば差し伸べるほど運命が流されていった。
虚像の海に流されていった。
静寂の狂気に片目をつぶされたまま
もう耐えきれない孤独のSerenade
叩けど響かない太鼓のごとし。

おぼれないように、必死に何かにつかまらざるを得なくなった。


Silent  Jealousy.
悲しみに乱れて
Kill me love.