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さてさて
このところずっと探していたものがあったんです
野原で昆虫や野生の動物と戯れるのが好きだったワイルドなママゴロウ幼少期…実は本を読むのが好きという一面もあった
そんなわたしが小学2年生の頃に読んだ本…
9歳の女の子が主人公なのですがこれがなんとも…
その年頃の女の子の胸に秘めたる嫉妬心やそこから生まれる競争意識…
微妙な駆け引きから垣間見える
唇を噛むような心情…
チラリ見え隠れする心の闇に
幼心に胸がざわざわ…
もうなんというか…
後味の悪さを感じ…
野生児ママゴロウとしては何回かに分けないと、とても読み進められないような感じでした…
そもそも最後まで読んだのかも怪しいというものです
何故か思い出して気になって
あの本って今もあるのかしら…あるとしたらどんな風に読み継がれているんだろう…そんな疑問が沸き起こる…
双子の女の子が描かれたピンク色の綺麗な表紙は覚えているものの
正確なタイトルを思い出せず…
「ふたり…」というワードは入っていたと思い探すもそんな児童書は出てこず…
うろ覚えのあらすじや物語内のキーワードを頼りに検索しまくりようやくタイトルが判明
【ふたりのひみつ】I.ボーゲル作
これこれ!これです!
やはりこの本はかなり前に絶版になっており、古本の出回りも少ないようで…
探しても出てこないわけですね…
今思うと差別的な用語も結構あったと思うし絶版は無理もないのですが…
通販サイトやオークションでは高値で取り引きされていて状態の良いものは数万円以上します…
当時書かれたであろう書評には
【幼い少女の微妙な心の動きを鋭く切なく美しく描いている】とか
【双子の姉妹の心情、愛や別離をあざやかなユーモアでとらえた胸を打つ物語】
等とあるのを見つけたけれど…
幼かったわたしには
切ないなんて言葉で片付けられるような感じじゃなかった気がするし、ユーモアの要素なんて気が付かなかったどこにあったの?と思うし
男の子の赤ちゃん人形が登場し、それが絶妙に可愛くないのだけれど…
主人公がそれをたいそう溺愛して可愛がってるのはまだよしとしても、なぜその名前?と言いたくなるような差別的な名前をつけていたり…
途中だったか最後の方だったかに双子の姉妹のどっちかが死んでしまったり…
細かには覚えていないけれど、なんだか感情移入しそうで気持ちが重かった…
もう一度読んでみたいです
当時は印象的な場面だけが誇張されて脳裏に刻まれ
時を経て更に記憶の改編が加わって
なんだか違った解釈になってしまっている気もしますしね…
幼少期にはわからなかったユーモアの要素にも気が付きたい
7歳の女の子だったあの頃と50年近く経った今ではきっと全然違う感想を持つのだろう…
いや
それとも…
嫌だぁ~~~
これだわ~~~やっぱり胸がざわざわする
…となるのか…
気になります
そこまで状態良くなくて良いからもう少し安いのはないのかな…と探していると、この本にはなんと続編(それも絶版…)があったことを知ってしまい…
もうどうしても欲しくて
一晩中迷いましたが
我慢出来ず…
2冊とも買ってしまいました…
届くのが楽しみです
あの頃の自分の気持ちごと
大切に手元に置いておきたいと思います
ちなみに
続編のタイトルは
【さよならわたしのおにいちゃん】…
なんか嫌な予感がしますね😂
そうそう…わたしはあと1ヶ月ぐらい海外ですから…
突然届く古びた児童書に娘が困惑しないようにちゃんと事情は伝えました
さてベトナムハウスに戻って来ていますが、すぐにまたオーストラリアに飛びます~
では皆さま
今日も
素敵な1日になりますように