オガサワラヒロユキ | 柿山由子の創作日誌

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一介の物書きである柿山が創作についてのあれやこれやをつらつら語ります。    現在、ホラーノベルゲームを製作中。進捗状況もこちらでチェックを。

【オガサワラヒロユキ】


オガサワラさんとの出会いは、大阪はミナミ、アメリカ村サンホールというライブハウス。私はその日、別のバンドを観に行っていた。その日はバンドDAYって感じで、オガサワラさん以外全員バンドでの出演だった。そんな中、ギター1本、一人でステージに現れたその弾き語り人は、MCで次のようなことを言った。


「バンドの中で僕一人弾き語りで、他のバンドの人とかにあいつ一人やでとか陰口言われてるんちゃいますかねー」


今思えばなんてことないオガサワラ節(失礼)なのだけど、そのときは「わー、なんかネガティブなこと言いだした!」と思った。ちなみに隣で観ていた同じくオガサワラさん初見の友人は「あの人ネガティブなんだかポジティブなんだかわからんね」と言っていた(笑)。


いざライブを聴いてみると、どうにも聞き覚えのある曲が。でも初めて観る人だしおかしいな、と思いCD買うついでに物販にてご本人とお話させてもらう。すると私が持っていた企画モノのコンピレーションアルバム※1の中にオガサワラさんの曲が収録されていることが判明。私、このコンピレーションアルバムは通しては2・3回しか聞いたことがなかったのに我ながらよく覚えていたなーと思う。


ちなみにその時の曲は「長い夢」。今では堂々、アルバム「HAKUCHIZU」※2の一曲目を飾っていますね。その後も何度もオガサワラさんのライブに足を運ばせてもらい、様々なアーティストさんやライブハウス関係の人と知り合うきっかけを作って頂いた。振り返ってみると本当にいろんなドアを開いてくれた人だと思う。大感謝。


さてそんなオガサワラさん、自分のうたのことを「日記」だと言っていた。
それは何曲かオガサワラさんの曲を聴いていれば、すとんと胸に落ちてくる表現だと思う。誰に見せることもないからこその正直さを、オガサワラさんはステージで歌ってしまう。


それは日記であるから、ページによって落ちたりあがったり赤裸々だったり斜に構えてみたりといろんな顔を見せる。けれど不思議と自意識をぶちまけられているような気にはならない。あの絶妙な距離感とバランス感覚にはなんならちょっと嫉妬を覚えるくらい。


代表作「遺書」は聴いてほしい、それも是非ライブで聴いてほしい名曲。
遺書って、究極の日記なのではないかと私は思うから。




※1 企画モノのコンピレーションアルバム
『4-FRAME MUSICS SOUND TRACK VOL.1/V.A』のこと。
16名のアーティストさんが一曲ずつ参加されてます。残念ながら現在は売り切れ。

※2 「<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002HVUL7W" target="_blank">HAKUCHIZU</a>」
オガサワラさん1枚目のファースト・ミニアルバム。「長い夢」に始まり、「遺書」に終わる。名盤です。




【オガサワラヒロユキOfficial HP】
<a href="http://ogasawarahiroyuki.com/" target="_blank">http://ogasawarahiroyuki.com/</a>

【myspace】音源が試聴できます。
<a href="http://www.myspace.com/ogasawarahiroyuki" target="_blank">http://www.myspace.com/ogasawarahiroyuki</a>

【Ustream】ライブ映像アーカイブス。谷町九丁目LiveBarOnedropのライブ映像を観ることができます。
<a href="http://www.ustream.tv/recorded/4348632" target="_blank">http://www.ustream.tv/recorded/4348632</a>