世界観episode115 ~「気質」の枠を超えることで私が得たもの(自己肯定感epi15)

 

  

  

  前回は、

  自己肯定感を上げるために

  自分を好きになるために

  色々なことをやってきた私が

  たどり着いたこと

  騒々しい環境が苦手など

  感覚的に苦手なものは仕方がないが、

  対人関係は

  気質にとらわれて

  向き合うのを避けずに

  向き合いありのままの自分を認め、

  自分の思い込み含め超えていくことが

  成長につながること

  についてお話しました。

    

 

   世界観episode114 ~苦手克服ノススメ④-「気質」の枠の外へ(自己肯定感epi14)

  

   

 

  しばらく時間が空いたのは

  今までの自分と

  今私が思っていることの

  変化、

  ーーー違いすぎて

  もはや「変節」といった方が

  良いかもしれませんーーー

  をどうお伝えするものかと

  考えていたからです。

 

  HSS型HSPは

  「鋭い感覚処理感受性のおかげで

  観察・分析が得意、

  洞察力がある、

  繊細で自己犠牲しがちで

  思いやりがある。

  人口6%の天才で変人

  リアルジキルとハイド、

  苦手な人からは離れても良い、

  言葉遣いが雑な人が苦手

  圧の強い人、

  厚かましい人が苦手

  一度許せない、愛入れないと

  感じた相手には

  白黒思考を発動し、

  人間関係をリセットする

  劣等感を負のエネルギーに変えて

  頑張る

  頑張りすぎてしまう、

  本音を人に話すことはない、

  目立つのは苦手、

  人と行動するのは苦手で嫌い

  浅い話が苦手で世間話が嫌い」

  

  「苦手な人からは逃げてヨシ

  合わない人に無理して

  合わせる必要はない」

  

  そんな自分でも大丈夫、

  それが自分だから

  否定する必要はないということを

  お伝えしてきました。

 

  私自身

  自己肯定感が低い時には

  「気質だから仕方ない。

  人より繊細だから傷付いたら

  そんな言葉を使ったり

  配慮ができない相手とは

  私は相入れない。

 

  そんな人からは離れて良い。

  色々なメディアや

  SPSでも

  合わない相手からは

  壊れる前に離れて良きと言ってるし!

  そう思っていました。

 

  だって私は

  人からは理解されない

  繊細さを持つ  

  「世の中の少数派だから」

  そう思っていました。

 

  これはこれで

  間違えだったわけではないし、

  段階的には必要な考え方でした。

 

  HSS型HSPについての

  他の方の発信を見ながら

  「そうだよね!そうだよね!」と

  自分はおかしくないんだ

  同じように思う人もいるんだ、

  私だけ特別じゃないんだと

  感じられた時は、

  そんな自分の存在を許してもらえた

  気がして、

  本当に救われたのを思い出します。

 

  このおかげで

  私も「世の中に溶け込めない自分」

  「繊細すぎたり

  人に気を遣いすぎたりする自分」

  「人よりも苦手すぎる人が多すぎる自分」

  を肯定することができ、

  潰れ切らず前向きに

  自分を好きになる、

  「べき」思考から自由になれつつある

  今の私になることができました。

 

  繰り返しますが、

  段階の問題です。

 

  心が弱りきっている時には

  気質によりできないことを

  受け入れるのは大切です。

 

  心が弱っている時に

  苦手な人と関わると

  さらに自分を責めてしまうので

  壊れる元を作ってしまいます。

 

  「段階が大切」というのは

  壊れてしまっては

  元も子もありません。

 

  心が元気になってきたら

  自分の心に向き合い、

  苦手なことに向き合い

  そこから学ぶ(自分のことを知る)

  ことが大切になると思うのです。

 

  「弱い自分」を

  「気質に由来するデフォルト性質」と

  受け入れた上で

  「苦手なものから離れる」などして

  回復を最優先

  今度は、

  人と関わることで

  「ありのままの自分を認める」

  「ありのままの自分でいることを許す」

  をして進化の道に

  踏み出していく過程に入るのだと思うのです。

 

  なぜなら

  人間には成長欲求があるからです。

  向上心と成長欲求が強ければ

  強いほど、

  成長しないままでいるのは

  (成長しない方を選ぶのは)

  辛く感じるからです。

 

  病気で例えると、

  お腹を壊している時は

  お粥よりも重湯、

  剥いたリンゴではなく

  すりおろしりんご。

  柔らかいプリンや

  ゼリーなど

  胃にやさしく吸収しやすいものを

  摂取して体を休め回復に努めます。

 

  この時に

  焼肉!ハンバーグ!

  ステーキとか無理ですよね。

  タンパク質が豊富でも

  疲れて弱った体には

  負担が大きすぎます。

 

  ですが、

  いつまでもゼリー飲料など

  噛まなくても良いような

  柔らかい流動食チックなものばかり

  食べているとどうなるでしょうか?

 

  「フツーの噛んで食べる物」を

  胃は横着して(消化がラク)

  受け付けなくなりますし、

  体力も落ちます。

  

  柔らかいものに慣れきった胃が  

  久しぶりの「固いフツーの食事」に

  驚いてびっくりして痛んでも

  普通の食事を摂り続けることが

  大切です。

  

  心も同じです。

  

 

  コーチングを学び

  4ヶ月ほどしてから

  「気質だから苦手なことが多い、

  それは気質のせいだから!」と

  ブログやTikTok等のSNSで

  発信することに

  迷いや疑問が生まれました。

   

  「弱っている時には

  逃げるのは絶対必要!!

 

  ・・・でもこれって気質を理由にした

   被害者意識、

  「逃げ」…?」という想いです。

 

  私はいつの間にか

  回復して次の段階に

  入っていたのです。

  それと同じことです。

 

  コーチングアカデミーでの学び以外でも

  自己肯定感を上げる学び、 

  そして視野を広げ

  心の筋力を鍛えることが大切だと説く  

  佐藤先生の人柄を見て

  自分も人も尊重できるようになりたい 

  (自己肯定感が上がる前の

  不可侵条約をお互いに結んでという

  冷たい感じではなく)

  と思うようになってくる内に

  だんだん私の中で

  気質のことを話すことに

  窮屈さを覚えるようになってきました。

  

 

  つまり、私は 

  回復していたのです。

 

  「気質」に守ってもらわなくても

  良くなったのです。

 

  私にとって「HSS型HSP」という

  「気質」は

  繊細な自分を外部から

  守る鎧でした。

 

  ですが、

  この鎧も、

  私が成長して強くなったため

  窮屈になり、

  動きを妨げるようになってきたのです。

  
  ではなぜ

  「気質」を手放すのに時間が

  かかったのか?


  それは単純に怖かったからです。

  

  今までの私は

  積極的に人との関わりを

  肯定してこず、

  尚且つ

  合わない人からは

  逃げてもいいよと

  発信していたからです。

 

  真逆なことを言うので、

  読んでくださっている方を 

  裏切るような、

  同じ気質で仲間だと

  思っていたのに…と、

  傷つけてしまう気が

  したからです。

 

  

  HSS型HSPといっても

  本当に人それぞれだと思います。

 

  もしかしたら

  私のようなタイプは

  変わっているのかもしれません。

 

  人と関わるのを嫌いながら

  人と関わること

  人に受け入れられることを

  実は心の中では望んでいたし、

  人と冗談を言ったりして

  楽しい時間を過ごすのは

  根本的には好きだからです。

 

  私の場合

  「人と関わりたい」という

  思いの裏には

  単なる好奇心だけではなく

  その根底には

  「人を大切にし、

  お互い尊重し合いたい、

  成長していきたい」という

  強い気持ちがあることが

  最近わかりました。

 

  私が正解だとか

  言う気持ちは全く

  さらっさらもありません。

 

  私の主張を

  全てのHSS型HSPの人に

  押し付ける気もありません。

 

  他の発信者の方の発信を

  否定する気もありません。

 

       人により

  幸せだ、大切だと感じる基準は違うので。

 

  ただ

  私には窮屈になった、

  それだけです。

 

 

  人それぞれ

  気質による繊細さの度合いも

  異なりますし、

  環境により作られた性格も違います。

 

  それにその人の

  心の変遷も千差万別です。


  

  私が正しい!というもではなく、

  「私はこちらを選んで良かった」

  というだけです。

 

  そしてそのことを

  選択肢の一つとして

  お伝えしたいだけです。

 

  ※あくまで

  私がそう考える、そう感じる

  それだけです。

 

 

  「気質ではそう」でも

  それはあくまで「傾向」

  そこに囚われることは

  ないと思うのです。

  

  意外に「苦手」は

  超えられたりするし、

  人と過ごすことが

  苦痛じゃなくなったり

  「なぜそうするかな!

   ○○すべきじゃん!!」と

  人にイラつくこともなくなります。

  

  相手に求めてイラついた

  「べき」から

  自分を無意識に縛っていた

  「べき」に気づき解放されます。

 

 

  苦手な人だらけで

  本心は人に極力見せない

  見せる用の自分を人ごとに用意して

  踏み込ませないようにして

  50年近く生きてきた

  私ですが、

  自分に向き合って許すように

  してきたおかげで

  今、この状態が減りました。

 

  心が楽になりました。

  周りの人間関係も良くなりました。

  そして、

  何より自分を認められるように

  なりました。

 

  少し踏み出すと

  見える景色も変わってきます。

 

  もし「変わりたい」と

  思っている方がいたら、

  その気持ちを大切にして

  諦めず踏み出していくことを

  強くお勧めします。

 

  

  今までと

  主張が変わっていますが、

  根底にあるのは

  「繊細で深読みしがちで

  めんどくさい自分を認め・愛す」

  です。

 

  ヴィクトール・フランクルの

  著書「それでも人生にイエスと言う」の

  タイトルではありませんが、

  この思いはずっと

  変わっていません。

 

  HSS型HSPの

  気質を肯定した今までの形の

  「それ気質のせいだから♪

  気にしないでOK

  苦手なものは苦手なままで良き♪」という

  発信からは変わります。

  (弱った時にはそう思うことが

  大切という形で発信することはあっても)

  

 

  「こういう傾向があるけれど

  踏み出していこう

  こうすれば自分を縛る思考から

  自由になって自分を好きになれる」

  ということを

  そう思うに至ったことを含めて

  お伝えしていきたいと思います。

 

  発信内容は変わりますが、

  それでもよろしければ

  変わらずお読みいただき

  私の成長を通して、

  一緒にご自身の変化を

  体験していただければ

  嬉しいです。