HSS型HSPの日常・HSS型HSPは使命感が行動原理

 

  

  

  前回は、

  偶然近所のお店で見かけた

  塩キャラメル味の

  キャラメルコーンから

  大嫌いだった父方の祖母を

  許すことができるようになった

  ことについてをお話ししました。

    

 

   世界観episode90~少し胸に痛みを覚えるキャラメルコーン

  

   

 

  今回も引き続き、

  HSS型HSPの

  日常の中で

  よくあること・

  よく感じることについてのうち、

  目立つことは避けるが

  自分にしかできないことをするのは

  好き、

  困っている人を

  見過ごせないことなどの奥にある

  行動原理についてお話しします。

 

 

    

   HSS型HSPは、
  ・目立つことは避けたいが
   「自分にしかできないこと」

   をするのが好き
  ・人に対して距離を取るが
   困っている人は

   放っておけず見知らぬ人も助ける
  ・合わない仕事でも
   責任感で勉強して

   気付けばエキスパート
  ・難しい仕事ほど燃えるが
   裁量権のない単純作業は

   苦手でやる気が起きない

 

  

 

  

 

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  これは、

  以前Twitterで

  発信したことがあるお話です。

  

  

  いただいたコメントや

  他の発信者の方の投稿や

  それに対するコメントを見て  

  思ったのですが、

  HSS型HSPは

  刺激やワクワクは好きだが、

  どうやら目立つことは避けたい

  という傾向があるようです。

 

  ですが、

  必ずしもいつもそうかと言うと  

  そうとも言い切れません。

 

  というのも、

  私は場合によっては

  自ら「先陣を切る」傾向が

  多分にあるからです。

  

  おそらくこれは

  刺激追及因子、

  大胆であること、

  スリルを好むことに由来するのだと

  思います。

 

  よく女子の集団の時にあるのですが、

  誰かが声を上げるまで黙っておく

  という我慢比べが耐えられないのです。

 

  時間が無駄に過ぎていくことが

  我慢できなくて

  手を上げてしまうことが

  往々にしてあります。

 

  「ちゃっちゃとやりましょう!!」

  的な感じです。

  

  そして、

  自分にとって実りがある場合、

  早く済ましておきたい

  自己紹介の場合なども

  早く手を挙げたりします。

 

  この辺りが

  HSS型HSPの一般型とは

  ちょっと違うのかもしれません。

  

  考えてみれば

  実利的な場合に自分の能力発揮系、

  嫌なことはさっさと済ましたい系

  の時限定な気がします。

 

  だから

  学習発表会等の主役や

  司会に早々に挙げることは

  やはりありません。

  (役者を演じるよりは司会の方が

  まだ良いので、

  2択なら

  保身のために

  切込隊長のように司会に立候補します)

  

  この流れで

  トニー・ロビンスの

  UPWのグループリーダーは

  立候補制だったので

  リーダーに立候補しました。

 

  理由は、

  研修の成果を上げるためには

  リーダーになる方が

  良いと言われたからです。

 

  リーダーになったおかげで

  チームメンバーを

  参加者から選ぶことができたので

  コーチングアカデミーの

  佐藤先生と同じチームに

  なることができました。

 

  HSS型HSPの性質として、

  どうやら

  ただ「目立つ」ことよりもむしろ、

  「自分にしかできないこと」

  をする方が大切なようです。

 

  人と違うことを恐れながら

  人と同じになってしまうことを

  嫌うところがありますし、

  人と違う自分の感性を

  密かに大切に思い、

  誇りに思っているところが

  あります。

 

  私もそうです。

  Twitterでのこの点には

  多くの方が共感されています。

 

  自分の事務処理等の能力には

  自信を密かに持っているので、

  自分の能力を

  遺憾無く発揮することは

  大好きなのです。

 

  そして達成できて

  密かに悦にいるのです。

 

  繊細さから

  無理解な人に踏み込まれることが

  好きではないので、

  よく踏み込ませないよう

  距離を取ります。

 

  このため、

  社交的で人当たりも良いのですが、

  「人嫌い」とも言える面があります。

 

  というのも、

  繊細さから

  「声の大きい人、

  厚かましい人、

  押しの強い人、

  言葉遣いの雑な人、

  無神経な人、

  無礼な人…」など、

  世の中一般よりも許容範囲が

  HSS型HSPは狭めなのです。

 

  その一方、

  思いやりに溢れているため

  困っている人を放っておけず、

  自分の用事を後回しにしてでも

  見知らぬ人でも

  助けることがよくあります。

 

  見て見ぬ振りをするのが嫌、

  ということもありますが、

  もうデフォルトで

  ナチュラルに「助けなきゃ!」と

  思って体が動くのです。

 

  もちろん、

  躊躇する場合もあります。

  繊細さから

  深読みして気を悪くするかな、

  僭越じゃないかな、

  迷惑じゃないかな…などと

  逡巡することもありますが、

  結局は見て見ぬ振りをする自分が

  嫌なので、

  後悔したくないため

  声をかけます。

 

  

  コーチングの学びの中で、

  困っている人がいて

  自分がそれを解消できる能力があると

  人はそこに役割意識を持つそうです。

  

  そして、

  それを見て見ぬ振りをすると

  後悔するそうです。

 

  良い人生を歩むためには

  役割意識・使命感を持ち、

  役割を果たすことが

  大切なのです。

 

  この話を聞いた際に

  「分かる。。。」と思いました。

  HSS型HSPがまさに

  そうだからです。

  

  ただ問題なのは、

  境界線の曖昧さから

  本来なら自分一人で背負う必要が

  ない事柄まで

  責任感からやってしまう、

  自己犠牲をしてしまいすぎる

  ということです。

 

  この点がHSS型HSPの課題です。

  やりすぎることは

  相手の成長機会を奪うことでも

  ありますし、

  何より自分を安売りしてしまうことにも

  繋がり、

  周りから雑に扱われることにも

  つながることがあるからです。

 

  「嫌なのに我慢してする」のではなく、

  「やりたい・やるのが自分の使命」

  と思ってやることが

  使命・役割意識を持つという

  ことなのです。

 

  おそらく、

  この使命感と役割意識があれば

  目立つことであっても

  HSS型HSPは

  自分のすべきこととして、

  むしろプロ意識全開・やる気満々で

  完璧にこなそうと頑張ると思います。

 

  そしてHSS型HSPが

  大切にしなければいけないのは、

  「自分の安売りをしない」

  「本当に自分がやらなければ

  いけないことか?

  自分がやることで

  「やってあげた」という自己満足を

  得ようとしていないか?

  恩を着せようと無意識に

  思っていないかと、

  自分の心の中と、

  状況を見極めるようにすることです。

 

    

  HSS型HSPは合わない仕事でも

  責任感で勉強し、

  気付けばエキスパートとなる

  傾向があります。

 

  私もそうですし、

  Twitterでの投稿時には

  この点について共感コメントを

  いただきましました。

  

  責任感や使命感が強い

  ということもありますが、

  嫌だから逃げる、

  というのは自分の美学が許さない

  ということが

  一番の理由である気がします。

 

  自分自身に負けたくないのです。

  この点は

  HSS型HSPが

  「より良い自分になりたい」という

  向上心を持っていることに

  由来すると思います。

 

  ちなみに

  この手の向上心を持つ人は

  世の中で言うと

  少数派なのだそうです。

  

  この傾向のおかげ、

  HSS型HSPは成長していくのです。

  苦手な仕事でも勉強することで

  知識を増やし経験を積み

  専門知識を習得していきす。

 

  難しい仕事ほど

  自分しかできないという

  使命感とある種の優越感?で

  燃えて果敢に挑戦し、

  やり遂げます。

 

  もちろん、

  優越感を味わうためにするのでは

  割に合わないような

  苦労も厭いません。

 

  あくまで自分を狩り立て、

  奮い立たせるための

  モチベーション上の

  問題です。

 

  裁量権のない単純作業は

  HSS型の刺激追及因子の中の

  「脱抑制」、

  強制されること・押し付けられることを

  嫌う性質から

  苦手でやる気が起きないことが多いです。

 

  HSS型HSPは自由を愛するので

  自分の能力や創造性を

  発揮できる環境や仕事を好み、

  モチベーションを保つこと、

  精度とクオリティを上げるためには

  「意義」を見出すことが

  不可欠になります。

 

  私もまさにそうで、

  この辺りの内容を

  クーパー博士の著書で読んだ時

  やっぱりかー!と

  苦笑して納得しました。

 

  そうは言っても

  現実には意に沿わなくても

  仕事だと退屈なものでも

  「やらない」といけないことが

  往々にしてあります。

 

  そういう時には

  自分の中で「やる理由」を

  作り出すことが

  何より大切になります。

 

  

 

 

 「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」

    ~フォレスト出版

   トレイシー・クーパー著

     (カリフォルニア

     統合学研究所の統合学哲学博士。

     HSPのアーロン博士の

     ドキュメンタリー映画にも

     出演、自信もHSS型HSPと公表)

   時田ひさ子監訳

    (HSS型HSP専門心理カウンセラー)

   長沼睦雄監修

    (精神科医)

 

 

 

     

  明日も引き続き、  

  HSS型HSPの日常のあるあるを

  お伝えしたいと思います。