HSS型HSPの日常・「鳥の目」の「虫の目」を持つハイブリッド仕様

 

  

  

  前回は、

  HSS型HSPの

  TikTokで紹介した

  やりたくないことを命令されるのは

   絶対嫌で、

  「やる意義」が見出せないと

  やる気が出ず先送り気味だが、

  納得すると良い仕事をするし、

  集中時邪魔されると
  一気にポンコツ化することに

  ついてをお話ししました。

    

 

   HSS型HSPの日常・「やる気」の喪失と発動は「素直で頑固」が鍵

  

   

 

  今回も引き続き、

  HSS型HSPの

  日常の中で

  よくあること・

  よく感じることについてのうち、

  物事を俯瞰して見る「鳥の目」

   完璧主義に通じる

  細かく見る「虫の目」を持つが

  人からの些細な言葉で

  完璧主義が暴走することがある

  ことなどをお話しします。

 

 

  HSS型HSPは、

  物事を大枠で捉える「鳥の目」と

  細かく見る「虫の目」を持つ

  ハイブリッド仕様。

  HSS型HSPは、

  感覚処理感受性に基づく

  深い情報処理により、

  物事の本質を見抜き、

  俯瞰することが得意だ。
 

  そして、

  好奇心の赴くままに

  得た様々な知識をベースに、

  物事を多面的に考える。
 

  特に、

  一見関係の薄いものから

  共通項や普遍性を見つけ、

  関連付けることが得意だ。
 

  このため知識の応用や

  転用範囲が広く独創的だ。

  同時に、

  細かい部分にも目が行き、
  人が見落とす細かいことにも

  よく気づく。
 

  HSS型HSPが

  完璧主義と言われるのは、

  この「虫の目」のせい。

  この2つの目と

  気質の「慎重さ」により、

  基本備えは万全。
 

  裏でトラブルを未然に防ぐ一方、
  表では、

  物事の枝葉を正確に見極め、

  時に大胆に取捨選択し、

  作業をサクサク進める

  ただし、

  注意しないといけないのが、

  「ふとした瞬間の

   周りからのちょっとした一言」。
 

  この一言は往々にして、

  他愛無い現状維持的な

  視点からのものであることが多い。
 

  でも「ふとした瞬間」なので、

  言われる側は

  心に備えがない無防備な丸腰状態。
 

  HSS型HSPは
  繊細なので

  「否定された」と感じやすく、

  「反論するほどのこともない

   些細な言葉」ほど

  後を引きやすい。
 

  白い紙に落とした墨汁が

  じわじわ紙に広がっていくように、

  徐々に不安に心が

  浸食されていくのだ。
 

  そうすると

  自分の判断への自信と信頼が揺らぎ始め、

  「失敗と非難されることへの恐れ」

  が加わり迷走が始まる。
 

  完璧主義が暴走し、

  「超激レアな発生率」のことまで

  気になってしまう。
 

  でも安心して。
 

  不安が収まると

  通常運転に戻るから。
 

  HSS型HSPは、

  時に不安症が発動しすぎるのが

  「玉に瑕」な

  「慎重で大胆なチャレンジャー」

  

 

  

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  これは、

  以前TikTokで

  発信したことがあるお話です。

  

  投稿した際の共感のコメントに、

  些細な言葉ほど深読みし、

  分析して疲れる。

  ふと言われた指摘に

  否定されたと感じて

  不安が爆発し、

  その不安がなかなか

  消えなくて前に進めなくなる

 

  といったことがありました。

 

  HSS型HSPは、

  繊細であるが故に

  細部に目が行き届き

  危機管理や危機対応もバッチリ

  そういう長所もあります。

 

  ですが、

  非難されることが苦手なので

  この長所が

  悪く作用することもあります。

 

  きっちりできるという点から

  不安が暴走すると

  「批判されないようにしよう!!」

  と思うようになる

  欠点があります。

 

  普段は冷静に

  そんな超レアな確率を気にして

  どうする!!!と

  意にも介さないのですが、

  それでもちょっと

  弱っている時には

  気にしてしまいます。

 

  まさに長所となる点が

  「正しくないタイミングで

  正しくない分量」で発動すると

  短所になる

  のだと思います。

 

  私も前職の際に

  この何気ない些細な言葉に

  引っかかって

  悩んだものです。

  

  相手に悪気がないのですが、

  「気にするようなことなの??」

  と「万が一」を

  気にしてしまうのです。

 

  その後

  冷静になってもう一度

  「気にするほどのことか?

   万が一が本当に万が一であるのか?」

  と検証します。

 

  そして、

  「やはり間違えていない」と

  自分の決断・判断にOKを

  出し安堵します。

 

  このことを繰り返すのが

  HSS型HSPだと思います。

 

  人の意見に耳を貸さない

  ということはありませんが、

  悪意のある人は

  足を引っ張ることもあります。

 

  その辺りは

  冷静にいられるよう、

  自分を信じられるようになれば

  人の些細な言葉に

  動揺して不安症が

  発動しなくなると思います。

 

  大丈夫かどうかの検証を

  再度きっちりすることで

  より安全性・妥当性を

  確認でき、

  自信を持って反論できるように

  なるため、

  この検証作業自体は

  無駄ではありません。

  

  直したいのは、

  不安症に飲み込まれがちな

  ことです。

 

  不安が発動すること自体は

  感情なので、

  否定せず受け止めることが

  大切だと思います。

 

  この不安を感情として

  受け止め、

  翻弄される時間を減らし

  冷静ないつもの自分に

  戻る時間を早くすることが

  大切だと思います。

 

  不安が発動するのは、

  「自分が間違えているかも」

  ということなので、

  間違えることを恐れることが

  関係しています。

 

  間違えを確認すること自体は

  人間は間違えを犯すものなので

  自己過信を防ぐため

  大切です。

 

  気をつけたいのは、

  その際に自己否定につながる

  セルフトークをしないことです。

  

  自己否定のセルフトークを

  してしまうと

  自分を信じられなくなり、

  不安を感じやすくなります。

 

  このため

  常日頃から

  セルフイメージを高め

  自分を信じられるように

  していくことが大切だと、

  最近しみじみ思います。

  

 

 「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」

    ~フォレスト出版

   トレイシー・クーパー著

     (カリフォルニア

     統合学研究所の統合学哲学博士。

     HSPのアーロン博士の

     ドキュメンタリー映画にも

     出演、自信もHSS型HSPと公表)

   時田ひさ子監訳

    (HSS型HSP専門心理カウンセラー)

   長沼睦雄監修

    (精神科医)

 

 

 

     

  明日も引き続き、  

  HSS型HSPの日常のあるあるを

  お伝えしたいと思います。