HSS型HSPのコーチングでの学び8~相手の言葉に傷ついた時と伝わり方のギャップへの処方箋

  

  

  前回は、

  HSS型HSPの

  TikTokで紹介した

  いつも何かを考え、

  一人反省会をし、

  自己肯定感は低めだが

  謎な自信もある、

  負けず嫌いで頑張り屋、

  相反する気質の

  人口6%の人々であることを

  中心にしてお話ししました。

    

 

   HSS型HSPの日常・考えすぎるのがデフォルトな相反する気質の持ち主

  

   

  今回はTwitterやTikTokの

  投稿からではなく、

  コミュニケーションの際、

  HSS型HSPが陥りがちな

  伝わり方の温度差について、

  つい最近私が経験し、学んだことについて

  お話ししたいと思います。

  

  

  HSS型HSPは鋭い感覚処理感受性(SPS)

  のおかげで、

  言葉への感度が高くかつ繊細です。

 

  このため人に伝えるときは

  相手に不快にさせないようにと

  言葉を選びます。

 

  このためメールなどの、

  相手の顔や声音から相手の気持ちが

  推測できない文字のみのやり取り、

  メール等には神経を使います。

 

  メールではなくても

  婉曲な表現をしたり、

  クッション言葉を多用する方が

  多いと思われます。

 

  ただし、

  そもそも世の中80%が

  非HSPの方々です。  

  つまり世の中の大半の人は

  言葉への感度も傷つきやすさも

  HSPの人より鈍いと言えます。

  

  (もちろんHSPの中でも

   言葉への感度や感じ方には

   個人差があります。

   非HSPの方でも言葉への感度が

   高い方はいらっしゃると思います)

 

   そうすると

   温度差が生じます。

   

   HSS型HSPが  

   「良かれ」と思って使った婉曲表現が

   伝わらないことがあるのです。

 

   例えばですが、

   やんわり相手の文章の意図がわからなくて

   真意を確認しようと思った場合、

   非を指摘すると思われるのは

   悪いなと思うので

   クッション言葉を使いすぎます。

 

   場合によっては、

   「自分の理解が悪いから」といった

   自分を下げる言葉も使います。

 

   コミュニケーションの本に

   「クッション言葉や

    自分がわからなかったからとか

    混ぜて伝えた方が

    角が立たない」と

   書いてあったりするので

   それを素直に実践するのです。

 

   そうすると、

   人によっては

   「わかりにくい表現だったか、

    やんわり教えてくれて気遣いを

    してくれる人だ」と思うこともあれば

   「は?わからないの?

    ちゃんと書いてあるでしょ?

    そんなに「失礼かもしれませんが」とか

    思う意味がわからない。」と

   思う人もいるわけです。

 

   そしてそれを

   ダイレクトなりに返してくる人もいます。

   

   そして、

   HSS型HSPは

   「そんなつもりじゃなかったのに…」

   と傷つくこともあるわけです。

 

   そして

   「自分はわからないことを

    そんなに卑下しているわけでもない」

   とか誤解を解こうと

   やはり言葉をマイルドにして

   伝えようとします。

   そうしてさらに

   相手に伝えるのですが、

   相手はますます真意が通じず

   明後日の方向の

   「気を使いすぎな人」と

   思い「気にしなくて良いですよ」的な

   返事を返してきます。

 

   意を決して伝えたのに

   自分が悪いみたいな返事を

   相手から返されたことで

   伝え方が悪いのかと

   一人反省会をしたりします。

 

   よく私も今までやってきました。

 

   あるとき友人に

   「オブラートに包みすぎると

    人によってはわからないよ。

    謙遜・謙譲の美徳は立派だけど

    使う相手を選ばないと

    馬鹿にされることにも繋がるよ」と

   言われたことがあります。

    

   とはいえ、

   相手に言いにくいことを伝えるときは

   不快な思いをさせたくないと

   ついピエロ的な言い方さえして

   しまいます。

 

   「人の解釈は人それぞれだから

    相手にわからせることは

    諦めた方が良い」

  

   という話が頭ではわかっていても

   「相手に不快な思いをさせた自分」が

   許せずずっとオブラートに包みすぎては

   それによる思いの行き違いに

   一人悩んできました。

 

   

   そこで本題です。

   実は数日前冒頭のような

   出来事がありました。

   

   (コーチングとか

    星読み関係であったこと

     ではありません)

   

   別に相手を非難しようと思っている

   わけではなくて、

   ずっとしっくりいっていなかったことが

   わかった!エウレカ!!!

   そういうことか!!!

   ありがとう!!!!!!!!!

   

   これは私と同じように

   相手への伝え方で一人反省会を

   やりがちな

   HSS型HSPにぜひシェアしたい!

   という気持ちで今回

   投稿しているだけです。

 

   いただける気づきはありがたい。

 

   もっともそれさえも

   最終結論からすると

   「人に不快な思いを極力させたくない、

    真意を誤解されたくない」

   という私のエゴなだけですが。

 

   そこは捨てきれません。まだ。。。

   

 

   お伝えしたいのは、

   人とのコミュニケーションにおいては、

 

   「私たちは人それぞれの解釈をして

    現実社会を生きている。

    解釈は人それぞれ。

    どんなに自分に近い相手でも

    自分と同じ解釈であることは

    あり得ない。

    解釈は違って当たり前。

    育ってきた環境等の

    バックグラウンドが違えば

    言葉から受ける印象も人それぞれ。

    解釈の仕方も色々。

    近いことは、

    ある意味奇跡でありがたいこと」

    どんな相手でも自分と同じに

    なることはあり得ない」

   

    ということです。

 

    これは星読みの師匠である

    よー先生から聞いた言葉や

    コーチングアカデミーの佐藤先生

    から学んだことたちです。

 

   

    ちょうど、

    冒頭でお話ししたようなことがあって

    まさに!!と悟りました。

 

    ようやくコーチングの学びが

    「心の筋力を鍛える」という単元に

    来て気づきを得ました。

 

    「心の筋力」の強度を測る指標ですが、

    全部で24項目あります。

    

    その中の

    「立場を変えて理解する」

    「寛容である」ことが

    今回の出来事にぴったり。

 

    「立場を変えて」というのは

    「自分の立場や価値観を脇に置いて」

     相手の置かれた境遇や立場、

     人生経験から考えた時、

     自分もそう考えるかもしれないと

     理解することです。

 

     そして「寛容である」とは、

     怒りを我慢して怒らないのではなく、

     怒りなしに

     「相手の考えを理解する」ことです。

 

    そして、ちょうどよー先生の

    スタンドFMのお話でさらにわかりやすく

    このことが語られていました。    

 

    

    この言葉を聞いて、

    今までの

    「相手を傷つけたらどうしよう。。。

     そんなつもりで

     言ったんじゃないのに。。。」

    と過剰に悩んでいた自分が

    みょうに馬鹿げて見えました。

   

    ウジウジ悶々悩んでいる

    自分の姿が目にありありと浮かび

    その様子がひどく滑稽に

    見えたのです。

 

    気にしたところで

    私と同じような気遣いをする

    発想がない人には

    きっと永遠に

    そういう言葉選びをすることは

    理解できないと気づきました。

 

    繊細な気質ではなければ

    わからないし、

    そういう気遣いをすることが

    求められない(気にされない)環境で

    生きてきていたら

    気遣いをする発想自体ないわけです。

 

    友人に繊細気質な人がいれば

    気を付けることを学ぶけれども

    そういう人と友達にならなければ

    「世の中にはそういう気遣いをする

     人たちがいる」

    ということに気づかないと思います。

 

    不特定多数の人と関わる仕事を

    してこなければ 

    (それで苦情が来ることもないので)

    「相手にわかりやすく伝えること」の

    大切さを意識することも

    ないかもしれません。

 

    このことが事実だろうと

    なかろうと、

    相手のバックグラウンドは

    もちろんわかりませんが、

    問題ありません。

 

    そこも詳しくは知らなくても

    とりあえずそういう前提の世界で

    生きてきていたとしたら

    私と伝え方について

    何を言いたいか理解できないのも

    わかるし、

    相手の言い方がきつい場合も同じで、

    行き違いができるのも無理ないなと

    気づいたのです。

 

    そして、

    そのことで私が傷つく必要は   

    ないなと気づけました。

 

    特に相手の批判や否定については、

    よー先生の言葉の通りだと 

    思いました。

 

 

    HSS型HSPが得意とする

    繊細な言葉選びの良さも

    知っているからです。

    

    オブラートに包むからこそ

    素直に聞いてもらえます。

   

   (入り口でむかつかれると

    最後まで話を聞いてもらえない

    ことがあります、

    特に相手が

    ヒートアップしている時は。

 

    行き違いから苦情に発展して

    担当を引き継いだ際に、

    相手の方からも

    「そういう言い方を最初から 

     してくれたら良かったのに」

    と言われたことがなん度も

    あります)

 

   「誤解しないようにする態度に

    誠実さを感じる、

    言われることは納得はいかないが

    言いたいことはわかった」

   と言われたこともあります。

 

   オブラートに包む言い方は

   相手のプライドを守りながら

   伝えることの大切さの

   現れでもあるのです。

   (特に年配の男性に対しては大切)

 

   良さは良さとして

   大切にしておけば良いと思います。

 

   ただ理解しておく必要があるのは

   HSS型HSPは、

   繊細で言葉の感度が高く、

   人への気遣いが自動でできるため

   つい自分の「基準値」が

   人より高いことを忘れてしまうことです。

 

   このため、

   相手との「基準値のギャップ」に

   傷つくことやがっかりすることが

   よくあります。

 

   自己肯定感が低いこと、   

   「理想の自分」像があり、

   完璧でありたいと思う気持ちが

   世の中一般の人より強いため

   「相手にそう感じさせるのは

    自分の伝え方がマズいから。。。」

   と自分を責めてしまいます。

 

   「そんなキツイ言い方、

    しなくてもいいのに。。。。

    でもやっぱり私が悪いのかな。。。」

   と傷つき反芻し悶々と考えがちです。

 

   私もコーチングの

   「立場を置く」という視点を得て

   相手に怒りの感情や恨みの感情が

   なくなりました。

 

   もちろん、

   解釈は相手次第だからと

   雑に伝えたくはありません。

   極力誤解がないよう伝えたいと

   思います。

 

   やはり不必要に相手と

   揉めたり相手が不快に感じる機会は

   設けたくないので。

 

   仮に私のそういう思考が

   伝わらない相手がいても

   それはそれで仕方がない、

   キツイ言い方をする相手がいても

   それはそういう気遣いの文化に

   馴染みがない人なのだと

   理解して終わろう、

   そう思うことにしました。

 

   「あの人、ひどい、キツイ」

   と言っている陰で

   自分は正しい、

   相手を変えたいと思っている

   被害者?ぶって

   相手を攻撃したい自分がいることに

   気づきました。

 

   この思考だと

   自分を慰めることはできても

   物事は何ら改善されません。

  

   というのも、

   正当化して攻撃したところで

   相手は変わらないし、

   それに、そもそも

   正当化すればするほど

   相手を非難することになるからです。

 

   人は非難されると

   「鏡の法則」により

   非難を返してきます。

   

   そうすると人間関係は 

   拗れるし、

   繊細なHSS型HSPにとっては

   疲れが出るだけで良いことなしです。

 

 

   押さえておくべきは

   反省すること自体は

   「より自分を良くしていく」

   という目的があるので

   問題はないが、

   長時間非生産的に

   なんでも悶々と考えることは問題、

   ということです。

 

   現実社会は

   それぞれの解釈で成り立っています。

   自分も相手の解釈をしているし、

   別人である以上、

   どうやっても

   解釈が自分と同じになることは

   あり得なません。

   

   このことを心に留めていけば

   一人反省会を

   長くして自己否定を行い

   セルフイメージを下げることは

   避けられると思います。

   

 

******************

 

    よー先生の

    スタンドFM

   「今日が良い日になるラジオ/

               Life with Astrology」

    「2024年3月20日

     31:「人生が一瞬で鮮やかになる方法」

      の回

    

    私が印象を受けたよー先生のお話の

    趣旨はこちら。

 

    「この世界はみんなのそれぞれの解釈で

     できている。

     似た感じになることはあるけれど、

     この解釈が誰かと100%

     完全に一致することはない。

     今見えているあなたの世界は

     あなたの解釈次第。

     解釈をどうするかで変わってくる。

     りんごひとつとっても

     そのりんごを見ても

     悲しくなったり嬉しくなったりする。

     りんご自体が何かを

     発しているわけではない。

     フィルター(解釈)を通して世界を

     見ている。

     どう解釈してもいい。

     ネガティブな気持ちが湧いてきたら、

     ちょっと立ち止まって

     「私はこれをネガティブに解釈したい」

     のだなと気づいて

     ネガティブに解釈したい理由がある。

     そこを私にとりベスト解釈なのか

     を選べば良い。」

    

  

 

 

 

  明日は引き続き、  

  先日受講したアダルトチルドレンの

  1DAY講座で得た学びについて

  お話ししたいと思います。

 

  HSS型HSPのコーチングでの学び9~アダルトチルドレン講座での学び