HSS型HSPの日常・本質を見抜く「賢者の目」を持つ哲学者

 

 

  

  前回は、

  TikTokで紹介した

  HSS型HSPの

   予定が控えていると思うと

  楽しみな予定であっても

  憂鬱になったり

  辞めたくなる理由と

  メカニズムについてお話ししました。

 

 

   HSS型HSPの日常・「予定が控えている」と思うと落ち着かなくなる理由

 

  

  今回も引き続き、

  HSS型HSPの

  日常の中で

  よくあること・

  よく感じることについてのうち、 

  本質を見抜くのが得意であること、

  そのことがHSS型HSPの

  特徴的な性質に深く関与している

  ことをお話しします。

  

  HSS型HSPは、

  本質を見抜く「賢者の目」を持つ哲学者。

  その片鱗は

  子供の頃からすでに現れ、
  他の人が普通に受け入れてきた

  「社会のルール」に違和感を感じ始める。
 

  子供ながら馴染めていない自分に気づき、

  自分が「人と何が違うのかわからないけど、

  何か違う」と自覚し悩み始める。

 

  この目のおかげで

  少しの説明で全体を理解するのが早い。
  理解するのに時間がかかる場合でも、

  基本原理を理解すれば

  一気に本質まで理解が進む。


  全体を把握するのも早く、

  しかも深く正確だ。
  

  物事の本質をついた発言が好きで、

  深い話が好き。
 

  褒め言葉をもらう時も心からなのか、

  上部だけのお世辞なのかすぐに見抜く。
 

  他人の嘘や欺瞞には敏感。

  誤魔化そうとする人を許容できず、

  普段は穏やかだが、

  心に従い反撃もすることもある。


  本質が見えすぎて

  相手の一番痛いところを

  うっかりついて、嫌われる。
 

  魂のこもった表現を目の当たりにすると

  感動して涙が溢れて止まらない。
 

  何かと「人生」を絡めたくなり、

  些細なことでいちいち

  「人間性が試されている」と感じてしまう。
 

  悩みたくはないが、

  悩まなくなったら、

  それはそれでダメな気がする。

  HSS型HSPは、

  そんな愛すべきメンドウなヒトビト。

 

  

   

 

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  これは、

  以前Twitterで

  発信したお話です。

 

  HSS型HSPは、

  感覚処理感受性の鋭さから

  物事の本質を見るのが得意です。

  

  それは子供の頃から現れていて、

  自分が周りと違うこと、

  大人のやっていることの

  無意味さや矛盾、ごまかし、

  といったことに気づいてしまいます。

 

  いわゆる子供らしからぬ点を

  持った子供です。

  よく言えば早熟、

  でも保育園や小学校(時に低学年)のときは

  先生からすると体制に異を唱える存在、

  場合によっては自分より

  子供のくせに鋭いので厄介な存在と

  捉えられることも多いと思います。

 

  私自身そうでした。

  Twitterにもそういう趣旨のコメントを

  されている方を度々見かけました。

 

  本質を見抜くがゆえに疎まれる、

  そういうことのようです。

 

  嘘や上部だけのお世辞を見抜くことも

  得意です。

 

  TikTokで投稿した時にも

  この点について多くの方々から共感を

  いただきました。

 

  そして、

  理解度の速さについて、

  時として1を知って11を知る勢いだったり、

  1を知るのには時間がかかるが

  理解した後のスピードは速いとか、

  自分なりに解釈して一旦落とし込まないと

  理解できない(私もまさにそうです!!)

  まさに自分だ!

  といった共感のコメントを

  たくさんいただきました。

 

  人の本質を見抜く点も含め、

  辛いことも多いがこの気質を捨てたいと

  思ったことはないという、

  素晴らしいコメントをくださった方も

  いらっしゃいました。

 

  私を長年悩ませる

  この生きづらさが

  自分の気質によるものだと知って以降も

  「生きやすさ」とこの気質を

  天秤にかけてどちらかを選べと

  言われたら、

  やはりこの気質は捨てたくないと

  思っています。

 

  気質を手放すことと引き換えの

  そんな生きやすさは要らない、

  そう思うのです。

 

  もちろん、自己肯定感は低めで

  気を抜くと常に自分を

  責めそうになるし、

  周りから浮く苦労の多い気質ですが、

  それでも、

  私にとってはこの気質だからこそ

  得られる感動や感情があるのです。

 

  Twitter等の発信から見ても思うのですが、

  私も含め、HSS型HSPの人たちは

  自分の独特な気質に

  痛みを覚えたり悩むし、

  悩まされることも多いけれど、

  なんだかんだ言って

  愛着と誇りを持っているようです。

  

  それこそが「独自性」、

  人の目を気にすることが多いHSS型HSPですが、

  「『人と違う』ことを恐れながらも

  『人と違う自分』が好き」なのです。

 

  この投稿も少し前に投稿したのですが、

  今もなお多くの方に読んでいただき、

  コメントをいただいている投稿です。

 

  特に今回はお正月で時間が

  いつもよりゆったりしている方が多いのか、

  投稿全般を多くの方に見ていただけ、

  コメントもいただけ、

  「気質を理解し仲良くしていく」

  「落ち込んで悩むことがあっても

   それ気質のせいだから!」を

  伝えることを発信している身としては

  嬉しくありがたい限りです。

  

  

  

 

 「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」

    ~フォレスト出版

   トレイシー・クーパー著

     (カリフォルニア

     統合学研究所の統合学哲学博士。

     HSPのアーロン博士の

     ドキュメンタリー映画にも

     出演、自信もHSS型HSPと公表)

   時田ひさ子監訳

    (HSS型HSP専門心理カウンセラー)

   長沼睦雄監修

    (精神科医)

 

     

  明日も引き続き、  

  HSS型HSPの日常のあるあるを

  お伝えしたいと思います。

  

    

        HSS型HSPの日常・相反する気質を持ち少数派ゆえの悲哀も味わう人々