HSS型HSPの解説10~HSS型HSPの感覚処理感受性と疲労回復

 

  

  前回は、

  HSS型HSPは、

  「よりよくなりたい」

  「真理を知りたい」

  この向上心に駆られて

  自分の中にある 

  価値感・信条・思考等を

  いったん全部

  解体(スクラップ)した後、

  さらに高い次元の

  精神状態に再構築(ビルド)   

  することをお話ししました。

  

 

   HSS型HSPの解説9~HSS型HSPの心のスクラップ&ビルド

  

 

 

 「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」

   ~フォレスト出版

   トレイシー・クーパー著

     (カリフォルニア

     統合学研究所の統合学哲学博士。

     HSPのアーロン博士の

     ドキュメンタリー映画にも

     出演、自信もHSS型HSPと公表)

   時田ひさ子監訳

    (HSS型HSP専門心理カウンセラー)

   長沼睦雄監修

    (精神科医)

 

  

  今回は、

  HSS型HSPの感覚処理感受性と疲労回復について、

  「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」の

  中から、

  時田解説を中心に

 

  お話しします。

 

  時田解説によると、

  HSS型HSPは、

  他の人が見落とすような

  些細なことに気付き、

  鋭い感情により、

  深く深く考え、

  感じるようにできている

  そうです。

 

  HSPは、

  生まれつき  

  創造的あり、

  思想・行動ともに

  大きな核心をもたらす   

  能力を持っているとのことです。

  

 

  進化した心理的な仕組みである

  感覚処理感受性(SPS)は、

  集団全体の

  生存率を上げたときに

  発達した可能性が高い種が

  生き残ることを助ける

  役割を担ったそうです。

 

  つまり、

  生き残る確率を 

  高めることを助けたのです。

 

  この能力は、  

  消耗が大きいですが、

  創造性や、

  綿密な計画、

  人への共感力には

  この機能が役に立つのです。

 

  このことは

  仕事の場面で機能する場面が

  多いと思います。

 

  

  HSS型HSPは、

  その持っている

  「創造的能力」のおかげで、

  HSS型HSPは自由な

  問題解決能力に

  長けている傾向があるそうです。

 

  この創造的能力は

  HSS型HSPの強い直感能力に

  支えられているそうです。

  このため、

  非HSPの直感的な思考の人よりも

  速く問題を解決できるそうです。

  

  クーパー博士によると、

  HSS型HSPの人は

  「1つの題材に

   深くのめり込みやすく、

   あらゆる手段、

   方法で可能な限り

   深く探求するが、

   興味が果てると

   すぐに他のことに

   感心を移す」のだそうです。

 

 

  このことは、

  マンモスを追いかけ、

  オオカミに襲われることを恐れていた

  狩猟時代と異なり、

  すぐに死ぬ危険が

  なくなった原題では、

  その情報収集能力は

  仕事の場面で顕著に見られると

  思います。

  (HSS型HSPの解説5~HSS型HSPと仕事参照)

 

  

  この能力が働いているため、  

  HSS型HSPは、

  他の人より

  刺激をより深く吸収して

  処理するため、

  心身共に疲れやすいです。

 

  このため、

  HSS型HSPは

  休息が大切です。

 

  よく水を飲むこと、

  運動することが

  HSS型HSPには必要であると

  言われますが、

  そのことが

  この本の中では  

  理由を含めて説明されています。

 

  まず、

  水分補給のススメについて

  お話しします。

  ストレスには、

  脱水症状を促進する作用が

  あるそうです。

  ストレスを受けると

  しばしば過労状態にある

  HSS型HSPの副腎が

  アルドステロンを

  より多く循環させるためにも

  水分は必要だそうです。

  ナトリウムの体外排出に伴い、

  水分も排出されるそうです。

 

  ※アルドステロン

  (水分とミネラルの比率の調節を助けるホルモン)

 

  運動ですが、

  脳内にドーパミン(幸福ホルモン)を

  放出するので、

  効果があります。

 

  また、

  ウォーキングも

  効果的だそうです。

  ウォーキングは簡単にでき、

  歩くことに集中し、

  自然を感じることで

  瞑想の効果も

  得られるそうです。

 

 

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  この本を読んで、

  私が仕事をしているときに、

  他の人より  

  アイディアを出したり、

  問題解決の道を

  早く見つける理由が

  わかりました。

 

  ギャラップ社の

  ストレングスファインダーを

  受けたことがあるのですが、

  私のトップ10の資質には、

  「戦略性」、「自我」

  「活発性」、「学習欲」

  「着想」

  が含まれます。

 

  これらの資質のおかげで

  仕事の際に

  他の人よりはやく

  問題解決の道が

  大体ほとんど迷うことなく

  見えていたり、

  (迷うこともありましたが)

  アイディアがうかぶことが

  浮かんでいました。

  

  

  行動すること、

  学ぶこと、

  アイディア(着想)

  ということで、

  まさにHSS型HSPの性質が

  反映されてた物だったということが、

  今ならよく分かります。

 

  私は放っておいても

  情報を過剰に摂取する傾向があるので

 (例えばコンビニに入ると、

  陳列棚からその店の売れ筋や

  客層を創造したり、

  導線やレジ前の商品で

  お店の戦略等を考えてしまいます。

  そして、

  お菓子コーナーでも

  最新作の傾向を分析したり、

  スイーツについては、

  他社との競合性・優位性を  

  分析してしまうのです。)

  とても疲れやすいです。

  

  このため、

  水分の摂取は気を付けた方が良いと

  言われていたので

  実行していたのですが、

  今回その理由を

  知ることができました。

 

  やはり、

  正しく知ることは、

  自分についての

  状況をより理解することに

  つながります。

  

   

  この本に出会えて

  本当に良かったと思っています。

  

   

 

 

 

  明日も引き続き、  

 

  

 

 

 

 

   に続きます。