世界観episode81~HSS型HSPと運命のアニメとの出会い(HSP新章③)

 

 

  前回は

  ついに心の中の不安のシミが

  無視できないくらい広がり、

  偏頭痛で寝込みという

  浮上と落ち込みを

  繰り返したことをお話ししました。

 

   世界観episode80~拡大する心のシミと偏頭痛(HSP新章②)

  

 

  今回は、

  ついに

  浮上できないくらい落ち込み、

  起き上がれなくなり、

  そのときに何気なく見た

  TwitterでHSS型HSPに

  出会ったときのことを

  お話しします。

 

  仕事を辞めたこと自体は、

  辞めざるをえなかったので

  後悔はありません。

 

  あのまま続けると

  自分が壊れるのが

  確実に分かっているからです。

 

  ですが、

  日に日に

  自分を認められなくなって

  いったのです。

 

  自分が壊れないことを

  選んだので、

  その選択が間違っていないのは

  よく分かるのですが、

  もう少しうまくすれば

  このことは

  回避できていたのではないのかと、

  できなかったことに

  ひっかかってきたのです。

 

 

  では、

  何がそんなにひっかかったのか、

  それは、

  「つらい環境にもたなかった自分」への

  腹立ちと失望です。

 

  仕事を続けられない

  環境にもっていってしまったこと、

  自分を守れなかったこと、

  言い返せなかったこと、

  うまく回避する術を

  身につけていなかったこと.....  

  

  次から次に浮かぶのです。

 

  一番私の中で

  自己嫌悪を募らせたのは、

  対応を緩めてほしくて

  相手に媚びていたことです。

 

  自分の心を捨ててまで

  振り向いてくれないどころか、

  粗略に扱い

  傷つけてくる相手に

  無意識に媚びていたことです。

 

  もちろん、

  感情のこじれは後を引くので

  争うのが面倒で嫌いだし、

  自己肯定感が低い状態では、    

  勝ち目がないので

  争っても良いことはありません。

  

  生き残るためには

  そうするしかなかったことは

  自分でもよく分かっています。

  

  それでも、

  自分を粗略に扱ってしまったことは、

  ものすごい屈辱でした。

 

  そして、

  この屈辱に甘んじた自分を

  どんどん許せなくなっていったのです。

 

  私の自己嫌悪は

  どんどん募っていきました。

 

 

  私は、

  働き始めてからずっと、

  一定の環境や一定の人によって、

  苦しむことは多く、

  そこから学ばないので

  同じことが繰り返されていたのです。

 

  このことは、

  この上もなく嬉しくなく、

  不都合な事実でした。

 

  そして私はついに

  この問題に直面することに

  なったのです。

  

 

  この不都合な事実に気付いたことが、

  私を打ちのめしました。

  そして、

  将来への不安が広がったのです。

 

 

  HSS型HSPの特性に、

  自分を深掘りし、

  自分を認められない、

  その一方で

  高い自意識を持っている、

  起こっていないことを

  想像し心配しすぎる、

  そして、

  行動力がある一方、

  考え過ぎて動けなくなる

  ということがあります。

 

  このときの

  私がまさにその通りでした。

 

  落ち込んだ私は、

  繊細な人向けの

  Twitterの発信を読むことにしました。

 

  励ましてもらおうと思って

  Twitterを見ていると、

  そのときHSS型HSPについての

  発信が目にとまったのです。

 

  それは、

  忘れもしない10月9日、

  愛くるしい羊のアイコンが

  つぶやく内容を読んで

  愕然としました。

  

  「え、......。

   これ、私.....。」

  

  読み進めれば

  読み進めるほど、

  私の取説なのです。

 

  「え....、

   全然知らない人が

   なんでこんなに

   私のこと知ってるの....」

 

  その内容は、

  HSS型HSPの大切にしたい

  愛すべき『自己矛盾』

  ということだったのです。

 

  その方のツイートを読み進みました。

  (「やま@HSS型からHSPを学ぶ」)

   やま@HSS型からHSPを学ぶ

 

  そこで初めて、

  HSPの中に、

  内向的で繊細だけでない

  カテゴリーに属する人が

  いることを知ったのです。

 

  HSS型HSPとは、

  内向だけれど社交的で

  刺激を求め、

  刺激を求める分疲れやすい

  繊細な人々。

 

  自己矛盾に苦しむ人々。

 

  アクセルとブレーキを

  同時に踏む性質を持つ人々。

 

 

 

  私を長年苦しめ続けた性質は、

  私が悪いとか

  私がおかしいわけじゃなかったんだ....

  そういう性質だったんだ。

  

  HSPだけどHSPに

  当てはまりきらないのは、

  HSS型HSPだったからなんだ!

  これだ!と思いました。

 

  そこから、

  HSS型HSPについて、

  ネットで調べました。

 

  私が初めてHSPという

  概念に出会ってから

  月日が流れ、

  その間に

  HSPについての

  情報がネット上に

  充実するようになっていました。

 

  いろいろ

  読み進めていくうちに

  許されたような

  気持になりました。

 

  信じたいけれど

  自分を信じられない

  自分を嫌悪し、

  そんな自分をさらに嫌って

  しまうのは、

 

  私が素直じゃないからじゃないんだ、

  ひねくれているからじゃないんだ、

  自分が本当に納得しないと

  動けない性質だけで、

  変わりたくないからじゃないんだ。

 

  自分を認められた瞬間でした。

 

  そして、

  もう一つ

  救われた出会いがありました。

 

  それは、アニメです。

 

  たまたま、

  アマプラのホームで

  見かけたアニメの

  「機動戦士ガンダム 

   水性の魔女」に

  励ましをもらいました。

 

  第一話で、

  主人公が

  「逃げたら逃げられるけど、

   進めば勝てなくても、

   逃げなかった自分も

   プライドも経験値も手に入る」

  という内容の話を

  もう一人の主人公?に

  語るシーンがありました。

 

  この言葉を

  アニメの中で聞いた瞬間、

  息が止りました。

 

  「そうなんだ、

   私は逃げたんじゃない、

   新しい道に進むことを

   選んだんだ。

   逃げることを選んだのは、

   新しい道に進むため。

   自分を潰さない道を歩むことを

   私は選べたのだ。

   私は自分を大切にできた。

   負けたんじゃない。」

 

  そう思えたのです。

 

  第一話を何度も見返しました。

  

  そして、

  この主人公達の思いを

  反映された

  オープニングのYOASOBIの「祝福」

  に涙しました。

 

  結局私はこの歌を購入し、

  聴くたびに励まされ、

  涙しました。

 

  今だに聴くと

  感極まって涙ぐむことが

  あります。

 

  この2つの出会いにより、

  私は自分を認め

  本当の意味で

  自分の人生を歩き出す

  スタートに立てたのです。

 

  明日は、

  今まで目を背けていた

  自分のつらい過去に

  向き合い、

  そこから、

  本当に人生を再スタートすることが

  できるようになったことを

  お話しします。

 

  

  

 

 

  

   に続きます。