世界観episode40~大学1年生・英会話サークルと学園祭(HSP大学生前期編⑤)

 

 

 

 

 

 

  前回は

  大学1年生のときの

  家庭教師の

  アルバイトのことを

  お話ししました。

 

   世界観episode39~大学1年生・家庭教師のアルバイト(HSP大学生前期編④)

  

 

  今回は、

  大学1年生のときの

  英会話のサークルと

  学園祭でのことを

  お話しします。

 

  

  私は、

  大学1年生のときに

  憧れのテニスサークル以外にも 

  英会話のサークルに

  入っていました。

 

  英語が好きで

  英文学部に入ったので、 

  英語でしゃべれるように

  なりたかったのです。

  

  姉が大学のときに

  留学生との交流サークルに

  入っていて、

  帰省のたびに

  色々刺激的な

  話を教えてくれました。

  そんな姉を羨ましく思い、

  私も英語を話せるようになって

  外国の人と交流をしたい

  と思っていたのです。

 

  

  英会話サークルは

  2つほど大手サークル

  ありました。 

 

  1つのサークルは、

  入ると英語を話す力が

  確実につくという

  評判のサークルでした。

  

  そのサークルに

  入ろうと思いましたが、

  新入生の歓迎合宿の話が

  あまりにもきつすぎて

  「これ無理...。」と思い

  やめました。

  

  確か3日ほどずっと  

  英語漬けで、

  夜遅くまでずっと

  マンツーマンで

  英語の練習をし続け、

  涙ぐむ人もいたとかいないとか....

 

     今ならば、

  逆に「負けないわ!」と

  負けず嫌いスイッチが入り、

  「行く行く~」なのですが、

  当時の私は、

  人とずっと一緒とか、

  ぎっちり絞られるとか

  そのあたりが

  本当に苦手で、

  怖くて怖くて

  たまらなかったのです。

  

  もしかしたら、

  意外に当時でも

  できたかもしれませんが、

  当時は「チャレンジする」の

  発想自体が

  私にはありませんでした。

 

  私の入った英会話のサークルは、

  そこまでガチガチではなく、

  新入生合宿もなく、

  お昼休みに集まって、

  ディスカッションをするのが

  基本のそこそこ本気でゆるい

  サークルでした。

 

  私はディスカッションは

  好きだったので、

  昼のサークルの時間が

  楽しみでした。 

  

  ディスカッションは、

  相手の話を聞き、

  論理の穴を見極め

  自爆するよう誘導し、

  反撃し追い詰めるのが

  とてもスリリングで

  ゲームのように楽しくて

  私はわくわくして大好きでした。

  

  また、

  私は日本語で、

  「私は~」と

  はっきり主張するのは

  人にどう思われるかが気になって

  苦手だったのですが、  

  英語で話すときは、

  基本主張することを求めらます。

  話すときは、

  基本「I think 」なので、

  日本語とは違い

  主張しやすいのです。

 

  しかも、   

  自分の考えを否定されれば、

  「I do not think so. Because」

  「私はそうは思わない。なぜなら~」

  と堂々と主張すれば良いからです。

 

  このため、

  英語で話すときは

  英語の力が未熟で

  言葉に詰まることはあっても、

  私は、

  即答することができました。

   

  日本語を話すときと

  人格が別といった方が

  良いかもしれません。

  

  日本語以外の言語を

  話す方々が

  よく言われていることですが、

  まさしくそのとおりです。

 

  私にとって英語は

  流ちょうに話せなくても

  とても自分らしくいられると

  感じられる言語でした。 

 

  ただし

  この楽しい

  ランチディスカッションの

  難点は、

  ほぼ昼食を食べる時間が

  ないことでした。

  

  というのも、

  英文学の必須授業が

  ほとんどいつも

  午後の1コマ目だったからです。

  しかも、大体

  その次の時間も授業が

  入っていました。

  

  このため、

  サークルで活動すると 

  菓子パンとお茶を

  必死に流し込むのが

  お昼の定番でした。

  

  サークル活動は、

  ランチディスカッション以外に

  他大学の英会話サークルとの

  ディベート交流会がありました。

  私も出させてもらいました。

 

  ドレスコードが正装だったので、

  (ただし女子は華やか目)

  慌てて華やか系のブラウスと、

  タイトスカートを買いに行ったのも

  今となれば楽しい思い出です。

 

  他大学のサークルとの  

  ディベート大会は、

  手加減する必要が全くないので、

  本気で相手と

  激論を交わすのは

  頭をフル回転させる  

  わくわく・どきどきで

  いっぱいな体験でした。

 

  (さすがに普段は

   勝つことを優先で本気を出すと

   いくら英語とはいえ

   角が立つので

   自主規制していました)

 

  

  こんなふうに

  楽しく充実した

  サークル活動を秋まで

  おっくっていました。

 

 

  私は、

  サークルの活動自体は

  嫌いではなかったし、

  普段の活動とか、

  少人数のときの先輩や

  他の1年生の仲間と話すときは

  平気なのですが、

  宴会や行事での

  サークルの「ノリ」は苦手で、

  何となく

  付いていけない感じがありました。

    

 

  私の通っていた大学には

  11月に学園祭が3日ほどあります。

  各サークルがお店を出したり、

  劇や催しをしたりして、

  一般的な大学生にとっては

  わくわく楽しく晴れ舞台的行事です。

 

 

  私も高校時代は

  姉から大学での

  学園祭の話を聞き、

  「楽しそう!

   私も絶対大学に

   行ったら楽しむ!」と

  思っていました。

 

 

  しかし、

  いざ自分が

  現実にその立場に立つと、

  無理でした。

 

  「ノリ」に

  付いていけなかったのです。

  準備の時から

  学園祭にがっちり

  拘束される感じが

  たまらなかったのです。

  

  ただでさえ

  選択の自由がないのと、

  管理されるのが

  苦手な私には、

  「ノリ」がよく

  「わいわい群れて行動する」のは

  恐怖でした。

  考えただけでも

  全身拒否反応が起こったのです。

  

 

  学園祭の

  ローテーションが

  発表される前くらいに

  サークルをやめました。

 

  さすがに

  サークルをやめたので、

  学園祭には行くことは

  遠慮しました。

  

  このため、

  私は自分の大学の

  学園祭に行ったことが

  ありません。

 

  学園祭が終わり、

  程なくして

  一緒に入っていた

  英文学部の

  仲良しだった友達も

  サークルをやめました。

 

  確か1人は、

  最後まで続けたような

  記憶はありますが。

 

  基本、

  私の大学時代の友達は

  品行方正・常識人でしたが、

  自由を愛する人でした。

  つまり、

  集団行動が苦手な子が

  多かったのです。

  私と友達になれるくらいだから

  当たり前ではありますが....。

 

  今にして思えば、

  サークル活動は

  もう少し頑張っても

  良かったかなとは思います。

 

  ですが、

  当時は今よりもっと

  踏み出す勇気が、

  私にはありませんでした。

 

  チャレンジする前に、

  勝手に

  自分の限界を

  決めていました。

 

  やはり、

  チャレンジして

  できないことを

  極度に恐れていたのです。

  

  今も

  チャレンジして

  できないのは、怖いです。

  

  ですが、

  それでも挑戦しなければ

  何も得られないし、

  やってみたら案外できるかも、

  やらずに逃げる自分が嫌!

  と思うくらいには、

  強くなれました。

 

 

  HSS型HSPの特性に、

  大胆な一方心配性というのが

  あります。

  

  当時の私は、

  まだまだ自分に

  自信が持てなかったので、

  傷つくことを極度に

  恐れていたのです。

 

 

  あれから20年以上たち、

  色々なことを経験する中で、

  分かったことがあります。

 

  私は、

  自分が思った以上に

  以外に強くしぶとかった

  ということです。

  

  もちろん、

  音が苦手だとか、

  人が側にいるのが苦手だとか、

  管理されるのが苦手

  ということには

  変わりありませんが、

  受け流すスキルを

  身につけることができました。

  

  そして何より、

  自分に自信がついた分、

  「できること」の幅が

  圧倒的に広がりました。

 

  それにつれ、

  「ノリ」に対する耐性も

  以前よりは付き、

  何なら

  必要に応じて、率先して

  盛り上げるくらいにまでなりました。

 

    

  明日は、

  大学1年生のときの

  体育の授業のことを

  お話しします。  

 

 

   

 

 

  

   に続きます。