こんばんは。
今日は金曜日!一週間お疲れ様でした
先週末は、カラーデザイン検定1級対策講座でした。次の講座までは2週間あります。もうあと1週間ですね。
早速、高田先生から理論と配色プレゼンの課題が出ました
これから試験までは、毎週課題が出るそうです
火曜日に課題が出て、木曜日が提出期限。金曜日に先生が添削して一人一人に対してのアドバイスをくださいます
自分の答えだけではなく、他の受講者の皆さんのプレゼンや解答、自分も含めて間違えた場合やより良くするアドバイスなど、何倍も勉強になります
高田先生、超多忙の中でのアドバイス、本当にありがとうございます
間違えてもそこから学べばいい!がんばろう〜ということで…
今回の課題の中でもポイントとなった、
色の対比
についてまとめてみたいと思います
色の対比は生じるタイミングによって、次の二つに分類されます。
継時対比
ある色をしばらく見た後、他の色を見た場合、その色の見え方が異なって見える現象。
補色残像は、ある色をしばらく見た後に他の色を見た場合、元の色の補色(心理補色)が残像として現れる現象で、継時対比に含まれます。
下の図の真ん中の黒い点を30秒見つめ続けてください
答えは、紫の心理補色の黄緑が見える、でした(紫の葉の部分は黄緑に見える)心理補色の実験でした
同時対比
同じ色を見ても背景や隣接する色によって、違う色に変化して見えたりする現象のこと。
色の三属性の特質によって、次のような対比に分類されます
色相対比
色相の異なる色を配した時、背景の色の影響を受けて、実際よりも色相の差が大きく見える現象。
真ん中の橙は同じ色ですが…
赤を背景にした橙は、赤の補色である青緑の方向へ誘導され、黄色に近づくことで黄みがかった橙に見えます
黄を背景にした橙は、黄の補色である青紫の方向に誘導され、赤に近づくことで赤みがかった橙に見えます
マンセル表色系の色相環では、こんなイメージ
明度対比
明度差のある2色を配した時、明度の高い色はより明るく、明度の低い色はより暗く見える現象。
真ん中の灰色は同じ色ですが…
明度対比は、無彩色同士、無彩色と有彩色、有彩色同士の組み合わせでも明度差がある場合には生じます。
彩度対比
彩度の異なる色を配した時、周囲の彩度の低い色の影響で、対象の色がより鮮やかに見え、逆に鮮やかな色に囲まれると、対象の色がくすんで見える現象。
真ん中の茶色は同じ色ですが…
左側は鮮やかな橙を背景にした茶色で、右側は灰色を背景にした茶色ですが、右側の茶色の方が鮮やかに見えます
これは、背景の灰色が中心の茶色よりも彩度が低いため、真ん中の茶色は本来の彩度よりも鮮やかに見えるのです
鮮やかな色の方はより鮮やかに、濁った色の方はよりくすんで見え、彩度差が大きくなったように見えます。
補色対比
2色が補色の関係の場合、背景色に囲まれた対象の色の彩度が増して見える現象。
「補色対比」または、「補色による彩度対比」といいます。
真ん中の赤は同じ赤ですが…
背景が赤の補色の緑の方は、それぞれの心理補色の残像が重なるため、お互いの鮮やかさが増して見えます。
お互いの鮮やかさが際立つので、補色対比は彩度対比の一種になります。色相対比ではありません!←ここ大事
上の図の様に、明度差のない補色2色の配色は、境界線がチカチカして見えます(ハレーション)。
そこで、誰にでも見えやすい配色にするには、お互いの明度差を大きくつけたり、間に無彩色を挟んでセパレーションするなどの工夫が必要になります
縁辺対比
色と色が接する境界線部分で、特に強く対比現象が起こること。
こちらは彩度の縁辺対比です。
縁辺対比は、色相、明度、彩度のいずれの対比も起きます
長くなりましたが、以上、「色の対比について」でした
復習はまだまだ続きます…