太平洋戦争中,米国海軍が大量建造したエセックス級正規空母の1艦。

開戦後に起工し,かつ開戦中に竣工したエセックス級空母は10隻以上。中には起工から竣工まで15か月というものもあります。

同時期の日本の艦艇建造数と比較すべきではないのかもしれませんが,開戦中に起工から竣工まで実現したエセックス級空母だけでもこの隻数。米国の造船能力の高さよ・・・。

 

この「プリンストン」は起工当時は別の名前でしたが,レイテ沖海戦で空母プリンストンが撃沈された1か月後に艦名変更でプリンストン(5代目)を受け継ぎました。

終戦直前の1945年7月に進水しましたが,竣工(1945年11月)までの間に終戦となりました。

写真は竣工プログラム。太平洋戦争には間に合いませんでしたが,その後,朝鮮戦争やベトナム戦争(空母から揚陸艦に変更)に参加し,1970年に退役しました。

 

戦後75年 バラオ級「潜水艦バング(USS-385)」