先日、清水区のフェルケール博物館の
に行ってきました。
この展示は、
「静岡のとあるお宅の木箱から
大正時代に共立女子職業学校(共立女子大学の前身)で
裁縫を学ばれた佐久子さんという女性が使った品々が出てきました。
子供の着物に縫い付ける背守りの見本帖や
つまみ細工とその型紙、
当時の裁縫の教科書も含まれていました。・・・」
(フェルケール博物館HPより)
というもの。
お裁縫など、手仕事大好きな方なら、
ワクワクすること請け合いの、展示の数々。
撮影OKとのことでしたので、いくつかご紹介します。
私が一番、目を奪われたのが『背守り』という風習です。
初めて知りました。
背守り
子どもの背中につけた厄除けのお守りで、戦前までは全国で見られました。
縫い目には魔力があり、魔物が忍び寄ると、背守りのひもをほどいている間に
子どもは逃げ延びると信じられていました。・・・
「縫い目には魔力があり」
との言葉に、目を奪われてしまいました。
やっぱり、「縫う」という行為には、願い・想い・祈りがこもるんだな。
それが大切な人を守るんだな。
と。
今まで、私が漠然と感じていたことが、
ずっとずっと昔から、信じられ、
人々に受け継がれていたことがわかって、
すーっとした気持ちになりました。
「布育」の活動につながるものを感じ、勇気づけられました。
こちらが「背守り」の見本帖。
図案集みたいなものです。
シンプルな線描きの刺しゅうですが、
とってもかわいくて、かっこよくて素敵。
押絵の背守りというのもあったそうで、こちらはアップリケのような感じ。
鯛の押絵の背守り。
すっごく可愛かったです。
背中の首の後ろあたり。
ここに、ワンポイント刺しゅうやアップリケを施していたんですね。
自分のマークみたいな感じ。
これを1枚1枚、お守りとして、祈りを込めて、刺していたんですね。
とってもいい話を知ることができました。
「縫い目には魔力がある」
これからも、たくさんの方に伝えたい話です。
(ちょっと、戦時中の「千人針」の話を思い出したりもしました)
こちらは、小さな着物。
着せ替え人形用?
と思ったのですが、これは、裁縫の練習用のものだそうです。
実寸で作ると、時間がかかるのでミニチュアで作り、
その型紙の取り方や、服の成り立ちや、技法を学んだそうです。
こちらは、水着ですって!
もう一つ、私が心を奪われたのは、こちら
つまみ細工の型紙。
手作りの小さな型紙がたくさん。
いつか、「ゆっこせんせい」の型紙がアトリエから発見されて、
こんな風に展示されたら・・・なんて、妄想してしまいました。
このほかにも、大正~昭和の裁縫道具・生活用品などの展示もあって、
楽しかったです。
ご一緒したビーズアクセサリー作家の山本智世さんも、
ビーズをはじめとする手仕事が大好きな方なので、
一つ一つ、楽しくゆっくり見てまわりました。
山本智世さんのブログでは、もっといろいろな写真が紹介されているので、
そちらもぜひ、どうぞ。
アトリエ Happy Space 「大正ロマンと女性の手仕事」
4月16日(日)まで、開催されています。
興味のある方は、ぜひ~。







【予約受付中】
日時: 4月19日(水) 10:30~11:30
会場: 清水中央子育て支援センター「交流サロンすくすく」
対象: 子育て中の親子
お申込み: 4月3日(月)~
「交流サロンすくすく」 TEL:054-355-3366
詳細は 「すくすくだより」で
日時: 4月23日(日)
①10:30~12:30 ②14:00~16:00
会場: 静岡市こどもクリエイティブタウン「ま・あ・る」
対象: 小学3年生~高校生
お申込み: 4月5日(水) 往復はがき 必着
詳細は 「ま・あ・る」HPへ
日時: 4月16日(日) 10:00~12:30
会場:『はくほうどう』(磐田市中泉)
お申込み・詳細は 主催者様ブログへ
現在の、「ゆっこせんせい」の定期講座はこちら!
随時、参加者 受付中!詳細は、各講座名をクリック!!
※ 1回だけでもOKです。
★ わとと・あおぞら ★
※ 対象:0~3歳0か月のお子さんの保護者(妊婦さん可)
場所: 静岡市駿河区
日時: 月2回 不定期 10:30~12:00
(次回: 4月10日(月) 24日(月))
★西ケ谷資源循環体験プラザ「しずもーる西ケ谷」★
場所: 静岡市葵区西ケ谷清掃工場 敷地内
日時: 月2回 金曜日 10:00~12:00
(次回: 4月14日 28日(金))