なんでもすぐに
「ルールを作って守らせる」
という解決方法を取ろうとすることに違和感を感じてる。
色々な場面で、ずっと前から。
特に子ども同士のちょっとしたトラブル。
大人はすぐにルール化して、
守らせて、トラブルを回避しようとする。
例えばだけど、すべり台を下から登るのは、悪いことですか?
禁止ですか?
一人の時でもですか?
あれは楽しい遊び。
他に人がいない時なら、
仲良しの友達同士しかいない時なら、
やってみてもいいでしょう?
ほかに大勢の子が上から滑ってくるときには、やめておいた方がいい。
危ないから。
滑ってくる子たち、上で順番を待っている子たちにも、迷惑だから。
そういう時は、「今はやめておこう」と判断してやめればいい。
周りの大人は、「今は危ないから、やめようね」と教えればいい。
その場にあった行動を教えてあげればいい。
でも、他の子がいない時なら、いいんじゃない?
そのくらいの冒険・チャレンジは、やってみなくちゃ。
やってみたい子は。
それをさ、大人はすぐにルールを作りたがるんだ。
ちょっと危ない場面を目にすると、すぐにルールにしたがるんだ。
禁止にしたがるんだ。
いちいち、「今はやめとこうね」と説明・説得するのを面倒がって、
「下から登るのは禁止」って、規則を作りたがるんだ。
無条件に、
ルールを守らない子を叱ればすむ、ラクな方法。
「きまりだから」「守らないのが悪い」
そうじゃなくて、
相手の迷惑にならないやり方や工夫を、
もっとその場その場で考えて、
相手に聞いて、
想いや行動をすりよらせていくことが大事なんじゃないかな。
すべり台の例は、ほんの一例ね。
そのルールが一律ダメって言ってるわけじゃないの。
すべり台の話がしたいんじゃないの。
そんな場面、いろいろ気になっているんだ。
「危ないからダメ」と「ルールだからダメ」
イコールじゃないよ。
そこ、ちゃんとしとかないと、自分で考えられる子にならないよ。
初めての場面で、自分の行動を決められる子にならないよ。
相手によって、行動変えるのも大事だって、わからなくなっちゃうよ。