長男カンタ(小5)、次男マコト(小2)の頃のブログより。





一足早く夕食を終えた長男カンタに
「パイナップルがあるよ。」と言うと、大喜び。
皮と芯を除いて、筒状で売っている生のパイナップルは、
家族全員大好物です。
「カンタ、切ってくれる?」と頼むと、「いいよ!」
私「お皿を4枚出したから、1人分ずつ入れてね。
フォークで刺して食べやすいように、切って。」
カンタ「うん!」
私と次男マコトが食事を続ける間、
台所でデザートの用意をしてくれるカンタ。
私が、
「あ~、うれしいな~。
座って待ってると、デザートがでてくるなんて、幸せだな~。」
と言うと、
マコトが、
「待ってれば、パイナップルが自分でやって来る
ってわけじゃないけどねー。
ぼくが運んでくるよ!」
マコトは、フォークもみんなの分を用意して、
できたお皿を運んでくれました。
私「あ~、こんなにしてもらって、
今まで一生懸命育ててきた甲斐があったよ。」
と言うと、カンタが、
「まだまだ、こんなの序の口だよ。
これから、もっと、いろいろやれるよ。」
そして、まだ、帰宅していない夫の分は、
ラップをして冷蔵庫にしまってくれました。
「お母さん、寝ぼけてお父さんの分、食べちゃだめだよ。」
と、私は、注意をされました。(笑)
楽しくおいしくいただいた後、
カンタが、お皿を片付けながら一言、
「おれ、今、世界で一番幸せな子どもかもな~。」
お母さんも、世界で一番幸せです。
(ブログアーカイブ 2006年10月)





こどもが切ってくれたパイナップルを、家族で食べる。
それだけで、こんなに幸せだったんだなー。
人がどんな時に幸せを感じるか。
一番は、「誰かの役に立てた時」と聞いたことがあります。
この日、私たちは、まさに、誰かの役に立てていることを実感して、
幸せを感じていたんでしょうね。
子どもだって、役に立ちたいと思ってる。
褒められるんじゃなくて、
喜んでもらえたら、それで、幸せ感じられる。
「えらいね」よりも「うれしいよ」が、
心に届くこともあるのかも。
