「ありがとう」って言える子に!? | 布おもちゃ作家&保育士「ゆっこせんせい」の   『布育®のすすめ~ちゃんと遊べば ちゃんと育つ』

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アイコンママブロネタ「子どもの悩み」からの投稿


あいさつのできる子に。

「ありがとう」「ごめんなさい」が言える子に。


あちこちで言われてるし、

そりゃ、できた方がいいに決まってる。

じゃあ、どうすれば、「あいさつができる子」になるの?


うちの息子のことなので、ちょっと照れ臭いですが。

私は、実家から車で10分ほどの距離に住んでいます。

子どもが小さい時、私もフルタイムで働いていたので、よく、面倒を見てもらっていました。

保育園には行っていましたが、

私の帰りが遅い時、
子ども達の体調が悪い時など、

預かってもらって、食事させてもらって、

ずいぶんお世話になりました。

でも、子ども達が大きくなり、留守番も大丈夫になって、

実家の両親にお世話になることも、ぐっと少なくなりました。

徐々に孫のお守りから解放された両親は、よく旅行に行くようになりました。

各地に出かけては、ちょっとしたお土産を買ってきてくれます。

「お土産あるから~」と連絡があると、

私が取りに行ったり、

届けに来てくれたり。

でも、子ども達は、中高生になっていて、

帰りも遅く、休日も部活があったりして、

あまり、おじいちゃん・おばあちゃんと顔を合わせることも少なくなっていきました。

もらったお土産は

「おじいちゃん達、○○へ行ったんだって。おまんじゅう、もらったよ」

などと、家族で有難くいただいていました。


そんなある日、また両親が、お土産を届けに来てくれました。

その日は、珍しく、高校生の長男も家にいたのです。

バタバタっと玄関に出てきた息子の言葉。


「いつも、お土産、ありがとう!
 
 この前の沖縄のラーメンみたいのも、すごく美味しかった。

 いつも、もらっていたのに、俺、なかなかお礼を言う時がなくて・・・

 ずっと言いたいと思っていたんだけど、部活とかで、いつもいなくて・・・

 いろいろ、ありがとう!」



この前の沖縄の(ソーキソバ?)って、それは数か月前のお土産ですよ。

それを覚えていて、お礼が言えるって。

親ばかですけど、

「いいこだな~」って思いましたよ。


目の前でもらったもの、してもらったことに「ありがとう」というのは、簡単です。

でも、時間がたってしまった恩を忘れず、すぐ口に出せるって、とても素敵なことだと思うんです。


実は、私、人に会った時に、

「この間は、どうもありがとうございました。」

「先日は、お世話になりました。」

って、さらっと言える人に憧れていたんです。


なるべく、そうありたいって思いつつ、

ついつい、今日の本題から入ってしまい、別れた後で、

「あ~、この前のこと、一言お礼すればよかった~」

なんて失敗、よくしています。


そうしたら、高校生の息子が、それをサラっとこなしていて、本当にびっくり。

とてもとても、彼が大人に見えました。





で、最初のテーマ、

「どうすれば、あいさつのできる子になるの?」


私にも、「こうすればOK!」みたいな答えはないです。

ただ、子どもの時に、すっと言えないからって、

気に病むことはないんじゃないかなって思います。

「言いなさい!!」って叱りつけて言わせるものでは、決してないし。

(それはたぶん、逆効果!)


自分(大人)が心掛けて、ちゃんと

「おはよう」「ありがとう」「ごめんなさい」

って口にしていれば、

十年二十年越しに、ちゃんと伝わっていくものじゃないかな?

たいした答えもないのに、すみません。

一つ、子育ての先輩から私がもらった言葉を置いておきます。


「子どもは、親の言ったようには育たない。

 子どもは、親がやったように育つ。」