働くお母さんのことを、子どもはどう思っているのか?うちの場合。 | 布おもちゃ作家&保育士「ゆっこせんせい」の   『布育®のすすめ~ちゃんと遊べば ちゃんと育つ』

布おもちゃ作家&保育士「ゆっこせんせい」の   『布育®のすすめ~ちゃんと遊べば ちゃんと育つ』

素敵なおもちゃがあると、遊びが豊かになります。
たっぷり遊んだ子どもは、心も体もすくすく育っていきます。
温もりあふれる布おもちゃで心も体もすくすく育つ「布育®」が、広がりますように!

私は、保育士として、12年ほど、保育園で働いていました。

その間に、二人の息子を妊娠・出産。
産休・育休をとり、職場復帰しました。

息子たちは、それぞれ、長男は生後11か月から、次男は生後5か月から、他の保育園にあずけました。

その後、私は、体調不良により、保育園を退職することになりました。
長男3年生、次男年長組の時でした。

退職は、残念でしたが、これで、ゆっくり息子たちと向き合えるようになる、と少しほっとした気持ちもありました。

そして、
仕事を辞めることを伝えた時の、長男の言葉。

「え!?お母さん、保育園の先生、辞めちゃうの?
 病気治ったら、また、行けばいいじゃん。
 辞めないでよ、お母さん。

そんな風に言われるとは、思ってもみなかったので、とてもびっくりしました。
お母さんが、いつも家にいるようになること、喜んでくれるんじゃないかとさえ、思っていたから。

でも、同時に、とてもとても嬉しかった。


赤ちゃんの時から、ずっと預けて。

毎日毎日、慌ただしくて。
自分の余裕のなさから、きつい言葉や態度をとってしまったこともあった。

小学生になってからも、学童保育のお世話になって。

普通は、1か月ある夏休みが、学童のうちの子は1週間。
暑い中、がらーんとした学校へ通ってた。

参観日や行事の日は、なるべく有給とって、参加するようにしてたけど、
寂しい想いさせてるんじゃないかと、いつもどこかで気にしてた。


でも。
息子は、「保育園の先生」である私を、誇りに思っていてくれたらしい。


中学生になって、3日間の職業体験をする時、彼は、仕事先に「保育園」を選んだ。

反抗期で、会話も少なくなっていた頃だったけど、
その体験の期間は、園で出会った子ども達の様子を、嬉しそうに話してくれた。


高校3年生、進学先を決めるギリギリまで、将来の道を「保育士」か「もう一つの夢」かで悩んでた。

結局、二つを同時に目指すことはできないので、「もう一つの夢」を選んで、今は、その勉強をしているけれど、

私は、もう十分満足です。

一生懸命、働き続けてきたこと。
子どもなりに、受け止めてくれていたんだな。
応援してくれていたんだな。
って、わかったから。


今は、「布おもちゃ作家」として、まだまだ模索中の私ですが、
たぶん、応援してくれてると信じて、恥ずかしくない背中を見せるべく、頑張っています。



バナーショップサイト