可愛いはずの我が子なのに、なんだか、最近怒ってばっかり。
もっと笑顔の優しいママでいたいのに。
寝顔に「ごめんね」しながら、泣けてきちゃう。
そんな日が続くと、辛いですよね。
「怒ってばっかり」……何に?
子どもを怒ってしまう理由は、大きくわけて2種類あります。
① やってはいけないことを、やるから。
② やらなくてはならないことを、やらないから。
①は、主に、自分や周囲の人に危険が及ぶようなことです。
・高い所に登る
・石などを投げる
・道路に飛び出す など、
命や大きな怪我につながるような「やってはいけないこと」
これは、やはり、放っておくわけにはいきません。
毅然とした態度で、臨むべきです。
叱ったあと、ママから「怒ってごめんね」なんて、謝ってもいけません。
「ダメなものは、ダメ」
子どもの命を守るのは、親の第一のツトメですから、当然です。
問題は、②の「やらなくてはならないことを、やらないから」の方です。
「怒ってばっかり」と悩む時は、②については、思い切って、
いったん諦めちゃいましょう。
諦めちゃえば、怒る必要もなくなります。
②とは、例えば、
・食事の時、こぼす。(ふざけてるから!)
・片づけをしない。(何度も言ったのに!)
・着替えをしない。(もう、自分でできるのに!) などなど。
こういったことを、できるように導くのが躾(しつけ)だし、親のツトメです。
やろうと思えばちゃんとできること、
何度も繰り返し注意していることを「やらない」と、
本当にイライラしちゃうし、ついつい大きな声も出てしまいます。
でもね、相手は、産まれてから、まだ数年しか経っていない子どもなんです。
・機嫌の波が大きいのは、当たり前。
・この前、うまくできたことが、今日もできるとは限らない。
・好奇心旺盛で、次から次に面白いことに気をとられちゃうのも、しょうがない。
怒らないで、一言、教えてあげればいいんです。
教えてあげてもできないことは、手伝ってあげればいいんです。
今日、自分で、ちゃんとできなくったって、そのうち、当たり前にできるようになりますよ。
ご飯も、こぼさず食べられるように、なりますよ。
さっさと一人で着替えられるように、なりますよ。
自分の大切なものは、片づけられるように、なりますよ。
今、ちゃんとできないのは、ママのせいじゃないですよ。
まだ、ちょっと小さいだけですよ。
楽しい日々の延長に、ちゃんと成長した、我が子の姿がありますよ。
「怒ってばっかり…」と辛い日は、上手に、諦めてみてくださいね。