「私、子どもに怒ってばっかり…」の毎日から、抜け出す方法 | 布おもちゃ作家&保育士「ゆっこせんせい」の   『布育®のすすめ~ちゃんと遊べば ちゃんと育つ』

布おもちゃ作家&保育士「ゆっこせんせい」の   『布育®のすすめ~ちゃんと遊べば ちゃんと育つ』

素敵なおもちゃがあると、遊びが豊かになります。
たっぷり遊んだ子どもは、心も体もすくすく育っていきます。
温もりあふれる布おもちゃで心も体もすくすく育つ「布育®」が、広がりますように!


可愛いはずの我が子なのに、なんだか、最近怒ってばっかり。

もっと笑顔の優しいママでいたいのに。

寝顔に「ごめんね」しながら、泣けてきちゃう。


そんな日が続くと、辛いですよね。

「怒ってばっかり」……何に?

子どもを怒ってしまう理由は、大きくわけて2種類あります。



① やってはいけないことを、やるから。

② やらなくてはならないことを、やらないから。



①は、主に、自分や周囲の人に危険が及ぶようなことです。

 ・高い所に登る
 ・石などを投げる
 ・道路に飛び出す  など、

命や大きな怪我につながるような「やってはいけないこと」

これは、やはり、放っておくわけにはいきません。
毅然とした態度で、臨むべきです。

叱ったあと、ママから「怒ってごめんね」なんて、謝ってもいけません。
「ダメなものは、ダメ」

子どもの命を守るのは、親の第一のツトメですから、当然です。


問題は、②の「やらなくてはならないことを、やらないから」の方です。

「怒ってばっかり」と悩む時は、②については、
思い切って、

いったん諦めちゃいましょう。


諦めちゃえば、怒る必要もなくなります。


②とは、例えば、
 ・食事の時、こぼす。(ふざけてるから!)
 ・片づけをしない。(何度も言ったのに!)
 ・着替えをしない。(もう、自分でできるのに!)  などなど。

こういったことを、できるように導くのが躾(しつけ)だし、親のツトメです。

やろうと思えばちゃんとできること、
何度も繰り返し注意していることを「やらない」と、
本当にイライラしちゃうし、ついつい大きな声も出てしまいます。


でもね、相手は、産まれてから、まだ数年しか経っていない子どもなんです。

・機嫌の波が大きいのは、当たり前。

・この前、うまくできたことが、今日もできるとは限らない。

・好奇心旺盛で、次から次に面白いことに気をとられちゃうのも、しょうがない。


怒らないで、一言、教えてあげればいいんです。
教えてあげてもできないことは、手伝ってあげればいいんです。


今日、自分で、ちゃんとできなくったって、そのうち、当たり前にできるようになりますよ。

ご飯も、こぼさず食べられるように、なりますよ。
さっさと一人で着替えられるように、なりますよ。
自分の大切なものは、片づけられるように、なりますよ。

今、ちゃんとできないのは、ママのせいじゃないですよ。

まだ、ちょっと小さいだけですよ。

楽しい日々の延長に、ちゃんと成長した、我が子の姿がありますよ。


「怒ってばっかり…」と辛い日は、上手に、諦めてみてくださいね。