今頃になってロシアとウクライナについて調べてみた。 | ちょこっとおうち実験室ヽ(=´▽`=)ノ☆

ちょこっとおうち実験室ヽ(=´▽`=)ノ☆

大したことじゃないけど、ちょっとしたことだけど


おうちでできる、ちょこっと実験☆


楽しく読んでもらえたり
私もやってみよー☆のきっかけになったらウレシイです(≧▽≦)v


さてさて、こんばんは!




今日は節分ですが

今から我が家も豆まきと恵方巻きはやるんですが




全然関係ないけど




ほんとに



ほんとに今頃なんですが




ロシアとウクライナの関係について

ずっと自分で一回調べてみようと思いつつ




思いつつ月日が流れ




今になりました!



Almost 2年後 です……






ずっとテレビでは報道が続いていて

でも普段ほとんどテレビを見ないので

仕事や出先でちょっと見るくらいでしたが




それを見る時はいつも



「ロシアの非人道的な侵攻、攻撃」

「被害を受けるウクライナの人々」

「国際社会の非難」



という加害・被害の大変はっきりした構図で




日本はアメリカと同盟国で

西側諸国側にいる訳だから

「ロシア悪い」構図はとるだろうし




ニュースを聞いてるだけじゃなくて

ロシア側の言い分についても

いっぺん自分で調べてみないと

実際のところどうなんだ、って

思ってたんだけどこんなに遅くなったよね…。





まぁそれでね

ちょうどこないだ図書館でこんな本を見つけたので借りてみました。





子供にも分かるように書いてあるので

8才の息子氏と一緒に読むのにいいかな、と。





プーチン大統領の侵攻の理由としては



1、ロシアとウクライナは元々一体

     (歴史的一体性がある)


2、ロシア系住民がウクライナに迫害されているので、それを助けるため


3、NATOが東方に拡大しないという約束を破った

    (NATOが我々民族の未来を脅かしている、など)





と大きくこの3つ。




1について、ロシアとウクライナの歴史的な関係を見ていくと



元々ロシア系とウクライナ系は

9世紀に成立したキエフ公国にルーツを持ち


13世紀にモンゴルの侵略を受けて東のモスクワの方に逃げて国家を作ったのがロシア帝国の始まり。


ウクライナは地域によってリトアニア・ポーランド王国や、オーストリア、ロシアなどの国々に支配を受け


20世紀にロシアがソビエト連邦を作った時にウクライナもその一部になっている。






こうして見ると

「同じルーツを持つ」ことは確かだけど



でも「歴史的一体性をもつ」というのは



ロシア側からだけじゃなくて

ウクライナ側も同じように感じてはじめて言えるんじゃないかなー。



ウクライナ側の住民も「うちらはロシアとひとつ!」みたいに思ってたら、そもそも軍事侵攻なんてしなくて良かっただろうし。




なんて思いつつ、次。






2については、ソ連崩壊、ウクライナ独立後のウクライナ国内事情に関わることだった。




私は2022年のロシアの軍事侵攻をすごく「突然」って思ってたけど



およそ10年くらい前の2014年、ロシアがウクライナのクリミア半島に軍事侵攻して、そこで住民投票をし、「圧倒的大多数が併合を望んでいる」として、ロシアに併合しちゃった事件があったみたい。



…記憶にある?

私は全然ないな…。




それで、なんでそんなことをしたかというと



ソ連崩壊後、独立したウクライナ国内では

親ロシア派と親欧米派が対立。



最初は親ロシア派の大統領が誕生

……したものの選挙での不正疑惑が出てきて

数十万人の市民が抗議!



再投票で、親欧米派が勝利する、という出来事があった。



4年後の選挙でも、最初は親ロシア派のヤヌコーヴィチ氏が当選したものの、その政策が国民の支持を失い


市民の抗議活動が、ヤヌコーヴィチ氏の退陣を求める数十万人規模のデモに発展し、警察特殊部隊と大規模衝突。



ヤヌコーヴィチ氏はロシアへ逃亡

親欧米派の政権が誕生。




その同年2014年にロシアがクリミア半島に進行していて、その理由は「ロシア系住民の保護」と言っているのだが、そして2022年の首都への侵攻の時もその理由で動いているのだが




ウクライナの

親ロシア派 vs  親欧米派 の武力衝突で

市民が巻き込まれた事案はあるけれど


ロシアの侵攻理由その2

「ウクライナ政府がロシア系住民を迫害している」って明らかな事案は特にないので




クリミア半島を併合するための言い分

ウクライナをロシアの勢力圏に入れるための言い分



なんだな、と感じざるを得ない。






それに「クリミア半島……ロシア、、なんか昔世界史でやったな?」と思い出して調べてみたら







ロシア帝国時代、エカチェリーナ二世!

そうそう、不凍港である黒海の獲得にクリミア侵攻したんだった。



その後、黒海の東側、バルカン半島にも進出していったのだがこの時掲げた口実が

・パン=スラヴ主義

(スラヴ系諸民族の統一と連帯を目指す思想と運動)

・ギリシア正教徒の保護




ということで

19世紀の頃から



スラブ民族の統一と連帯を言い分に黒海周辺地域を勢力下に入れようとしていて、今もその流れが続いているのが感じられる。







この頃はオーストリアやドイツと

争っていた訳だけど




ロシアが社会主義体制のソ連だった時代

西側諸国はNATOを作って対立し



ソ連が崩壊した後に

独立した東ヨーロッパ諸国が

NATOの加盟に意欲的になっていて



ウクライナも

親ロシア派の大統領を市民たちがデモで追い出して

親欧米派の大統領政権を誕生させたことからしても




ウクライナの国民が

欧米よりの政権を望んでいる

って事実が見える訳で




3の理由「NATOが我々民族の未来を脅かしている」っていうのは



東ヨーロッパ諸国の防波堤が崩れるように

西側の色に染まっていく危機感なんだろうな、感じました。




こうして見ていくと

1、2の理由は大義名分って感じで

3の理由には本音が見える…!






ということで



ウクライナとロシアについて調べてみました。

10年以上テレビを家に置いてなくて、ロシア侵攻のニュースの時もまともに見てないので


もしかしたらすでに特集なんかで組まれてたりする内容かもしれないですが。






自分で調べて

歴史も振り返って合わせてみると納得がいきました。




これは……

もう完全にロシアがやっちゃってるな。


ウクライナ市民が自分たちで二度も政権を選んでるのに、色んな口実で武力に物を言わせて自分とこの勢力に戻そうとするのは非道だな、という感、でした。




コロナの時に

資本主義国家は超巨大資本と金融に牛耳られていて、ロシアはそれに対する防波堤になりうる、という期待論をよく見たので



プーチン大統領に対しても私は割と好感を持っていたんだけど、少なくともウクライナ侵攻に関しては非道の一言だし、その理由も前時代的な考えが見えるようで理解しがたい。





でも、もっと色々調べてみたい、という気持ちが高まっていて、今読んでる本についても、また記事にしたいなぁと思っています。




元々世界史はすごく好きだったんですが

世界情勢は混迷しすぎてちょっとよく分からない、って遠ざかっていたんですが


 


息子氏の国旗好きとSlowlyって海外文通アプリで色んな国の人とやり取りするようになったのがきっかけで、最近少しずつ、今の世界情勢について本を読むようになりました。




本を読んでると、派生して色々知りたくなり

断片的な興味や疑問が繋がって

自分の中で大枠の理解に繋がるといいなぁ、と思って読書を続けています。





ということで



長々と読んで下さりありがとうございました!



それではまたーーーー!