★今回の記事は5月15日にヤフー記事に掲載されたfumufumu newsからの"岡田有希子さんの人気なワケ"が記事ランキングで1位に。多くの人に読んで頂きたいという思いで記事を抜粋引用転載しました。

 

Twitterでは多くの反応があり、当時のアイドル活動を知らずして、彼女の楽曲や歌声が支持されるということは、長年のファンや、当時のスタッフに誇りを与えてくれる。 だからこそ、“沼の入り口”にいるファンには、寛容な態度で接することが、今こそ大切。

 

"目まぐるしく変化する現在、過去の理屈は通用しません。 その理屈は嫉妬と独占欲だけ"… 自分はそんな人間になりたくはありません。

 

いろんな感想がありました。

 

\デイリー記事ランキング1位/ 本日いちばん読まれた人気記事はこちら岡田有希子、今の10代に大人気のワケを元ディレクターに聞く「本当に選ばれし人。芦田愛菜ちゃんタイプかな」

 
 
 白地に赤色の水玉模様と肩紐が映える、「Summer Beach」のジャケット写真
 

What's「未来へつなぐ昭和ポップス」? 今、若い世代からも、また海外からも熱い注目を浴びている昭和ポップス。昨今では、音楽を聴く手段としてサブスクリプションサービス(以下「サブスク」)がメインで使われているが、必ずしも当時ヒットした楽曲だけが大量に再生されているわけではなく、配信を通して新たなヒットが生まれていることも少なくない。

 

 そこで、本企画では1980年代をメインに活動した歌手・アイドルの『Spotify』(2023年5月時点で5億1500万人超の月間アクティブユーザーを抱える、世界最大手の音楽ストリーミングサービス)における楽曲ごとの再生回数をランキング化。当時のCD売り上げランキングと比べながら過去・現在のヒット曲を見つめ、さらに、今後伸びそうな“未来のヒット曲”へとつながるような考察を、本人または昭和ポップス関係者への取材を交えながら進めていく。

 

 今回は、1980年代の人気アイドル・岡田有希子のシングル8作中7作、オリジナルアルバム4作中3作のディレクターを担当した國吉美織とともに、岡田有希子の魅力をSpotify人気曲をもとに振り返る。ちなみに國吉は、'82年にキャニオンレコード(現・ポニーキャニオン)に入社し、'85年末まで在籍。現在は、音楽ユニット“milly la foret”(ミイ・ラ・フォーレ)として活動し、歌、演奏、作詞、作曲、編曲、ミキシング、映像制作、イラストレーションなどを手がける、自称・“究極の便利屋”だそう。 「(キャニオンレコードには)4年弱の在籍ですが、とても濃厚な日々でした。当時は岡田有希子ちゃん、堀ちえみちゃんのほかに、尾崎亜美さんや、モデルだった安野とも子ちゃんも担当していましたね。他には、田原俊彦さんのアルバム『Don't disturb』の中の1曲、『愛情現象』も担当しました」  そう語る國吉は、ストリーミングサービスについては、「散歩のときに、自分用のプレイリストを作って楽しんでいる」とのこと。

 

  

 國吉美織さん。「有希子ちゃん」と親しみを持って呼ぶ様子から

 当時の信頼関係が伝わってきた 撮影/山田智絵

 

 今回、岡田有希子のSpotifyにおける人気度をポニーキャニオンにて調べてみたところ、月間リスナー13万人前後のうち、なんと約7割が海外ということがわかった。国別に見てみると、'23年4月現在、1位は日本の約3.5万人に対し、2位のアメリカは約3.1万人と同レベル。3位以下はいずれも2000人~4000人レベルだが、高い順にメキシコ、インドネシア、カナダ、イギリス、ブラジル、フランス、フィリピンと、アジア・ヨーロッパ・南北アメリカを中心に世界中に広がっている。それゆえ、日本のリスナーはわずか3割にとどまっているのだ。 「確かにそう言われると、このランキングは日本での人気というより、ワールドワイドなものに見えてきますね。私自身、昔から洋楽が大好きだったので、そのエッセンスを随所に取り入れたかったんです。実力のあるミュージシャンやアレンジャーの方たちとまじめに音楽を作れば、この子(岡田有希子)はちゃんと応えてくれると確信していたので、そこは譲りませんでした。当時、サンミュージックの杉村昌子さんと、私の上司であるキャニオンの渡辺有三さん、そして私の3人での合言葉は、“とにかくいいものを作ろう”でしたね。コーラスやハープなど、必要なときは積極的に取り入れて、本当にぜいたくな音作りをさせてもらいました」  海外のリスナーが昭和ポップスを好きな理由として“質の高い生の演奏が聞けるから”とよく聞くが、まさに岡田有希子の海外人気はそういったニーズに真正面から応えているのだろう。  また、Webメディア『Re:minder』と雑誌『昭和40年男』(ヘリテージ刊)が共同で実施した『80年代アイドル総選挙』で岡田有希子は総合10位なのだが、注目すべきは、年代別の順位だ。リアルタイムで聴いていたであろう40代が12位、50代が9位なのに対し、彼女が活躍していたころ、まだ生まれていない10代が5位、20代が6位と、若い世代からの人気が相対的に上回っているのだ。これについて國吉は、こう分析した。 「有希子ちゃんは今のアイドルにはいないタイプでしょうね。現代には、“作られた可愛い子”はあふれていますが、素の状態で可愛くて、歌がうまくて、頭もいいという、本当に選ばれし人だったと思います。今ならば、アイドルとはちょっと違うかもしれないけれど、芦田愛菜ちゃんのようなタイプかな」

 

岡田有希子は「会った瞬間から可愛かった」、話し合いを重ねてコンセプトを決定

 そんな國吉が岡田有希子と初めて会ったときの印象を尋ねてみた。 「デビューすることが決まって、その半年から1年くらい前に、彼女のお母さんと一緒に会いました。普通は、デビューしてからきれいになっていくのですが、有希子ちゃんは会った瞬間から可愛くて驚きました。デビュー前は、一緒にショッピングをして洋服を買っていましたね~」  そうして、岡田有希子の制作スタッフとして、プロデューサーである前述の渡辺がシングルやアルバムのコンセプトを決め、それに基づいた作家やアレンジャーの選定を渡辺と國吉で決めた。その後、楽曲の音作りを國吉が担当してきた。 「アルバムや本人のイメージなど、いつも明確に決めていました。例えば、曲を依頼する際も、実際に作家さんとお会いして、そのコンセプトについて1~2時間は話し合いをしていました。なので、ほぼ毎回、作家の方からも期待どおりの作品が送られてきましたね」  確かに、岡田有希子の楽曲は、タイトルと曲のイメージが見事に合致するものが多い気がする。これも、丁寧な仕事ぶりの結果だろう。

1位曲「Summer Beach」は海外人気が圧倒的。尾崎亜美の手腕にも注目

(写真:fumufumu news -フムフムニュース-)

 では、ここからSpotifyのランキングを見てみよう。第1位は、'85年の5thシングルである「Summer Beach」。'23年4月下旬には200万回再生を突破し、ダントツ人気の本作は、なんと約9割が海外からのアクセスとなっている。しかも、国別で見ても1位はアメリカ、2位が日本、3位がインドネシア。確かに、オシャレで明るいサウンド、安定感のあるボーカルなどは、親しみやすいアイドルポップスというよりも、洗練されたシティポップの雰囲気が漂っている。 「ここまで海外のリスナーに支持されているのは、作詞・作曲を担当した尾崎亜美さんの音楽性も関係しているでしょうね。才能にあふれていますから。亜美さんは洋楽・邦楽問わず人の曲をあまり聴かないらしいのですが、楽器やミュージシャンを選ぶセンスが卓越しているんですよ。きっとどこかで海外の血縁があるんじゃないかって思っていました(笑)」  尾崎亜美は他にも、杏里「オリビアを聴きながら」や松田聖子「天使のウィンク」などの提供曲が国内外で人気だが、自身が歌った'81年のアルバム『Air Kiss』に収録されたポップな楽曲「純情」も再生回数190万回以上('23年4月末現在)と、こちらも海外リスナーに大人気だ。  國吉が担当を掛け持ちしていたことから、尾崎亜美への楽曲依頼自体は自然な流れだが、それにしてもこの「Summer Beach」、サウンドは爽快であるものの、今の恋人といるのに、昔の恋を忘れようとしている歌詞がどこかちょっと切ない。その微妙な状況を、岡田が絶妙なバランスで歌っている。 「有希子ちゃんには、どの作家さんからも“キャピキャピ”とか“ランラン”というイメージのアイドルソングは送られてこなかったですね。どこか翳(かげ)りがあったり、深みがあったり。みんな彼女の可愛いけれどミステリアスな部分に惹かれていたからじゃないでしょうか。ただ、コアなファンの中には、例えば第15位にある『そよ風はペパーミント』(作詞:田口俊、作曲・編曲:大村雅朗)のような全面的に明るい歌が好き、という方も多いみたいですよ」

 

「くちびるNetwork」で初のオリコン1位に! 当時の岡田と國吉の心境とは

 
 あどけなさと大人っぽさ、どちらもあわせ持つ「くちびるNetwork」のジャケット        
 写真(fumufumu news -フムフムニュース-)
 

 そしてSpotify第2位には、シングル8作目にして初のオリコン1位となった「くちびるNetwork」。作詞:Seiko×作曲:坂本龍一という強力な布陣で、当時の大型タイアップだったカネボウ化粧品のCMソングに起用され、累計売上23万枚以上、'86年のオリコン年間シングルでも第36位の大ヒットとなった。  1作前のシングル「Love Fair」まで担当していた当時の状況を、國吉が振り返る。 「1位を取るまで、プレッシャーはあったでしょうね。特に、同じサンミュージックだった松田聖子さんに“追いつけ、追い越せ”みたいな雰囲気が、本人含め全体にあったと思います。彼女は、あれだけ歌唱力抜群で、アイドル性も高いのだから、もっと売れるはず、とみんなが期待してしまうのもわかります」  そんな周囲の期待やセールス状況も岡田有希子は把握していたという。 「彼女は優等生ゆえに、わがままを言わないし、“ちょっと太ったね”などといった周りの心ない声も聞こえてしまうなど、いろいろと抱えてしまったんじゃないかな……って思います。でも私自身は、“1曲売れても仕方がない、この子は長く支持されるアーティストとして育っていってほしい”という思いのほうが強かったので、周囲の声や順位はまったく気にしていませんでした」  だからこそデビュー2年目に、さまざまな作品にトライできたのだろう。  そんな中、大ヒットした「くちびるNetwork」の感想を聞いてみると、 「坂本龍一さんが、小難しいことを取り払ってシンプルな気持ちで作られた作品だということがサビ頭などから伝わります。それが有希子ちゃんにとてもよく合っていますね。私も、それまでの道筋を作ったことが、ここでの1位につながったんだと思っていて、もう担当ではありませんでしたが、とてもうれしかったです」 ◇   ◇   ◇  今回は2曲のエピソードを紹介するにとどまったが、次回以降、“今の”人気曲をさらにひも解いていきたい。  当時は、シングルもアルバムも比較的コンスタントにヒットしていた彼女だが、このSpotifyでは「Summer Beach」と「くちびるNetwork」が突出しており、それだけ国内の若いリスナーや海外のリスナーに大きく広がっているということだろう。  その状況は、彼女を長年支えてきたコアなファンからすると、喜ばしいような歯がゆいような複雑な心境で、ともすれば“1、2曲しか知らない、にわかファンのくせに”と揶揄(やゆ)したくなるかもしれない。しかし、当時のアイドル活動を知らずして、ただ純粋に彼女の楽曲や歌声が支持されるということは、長年のファンや、國吉はじめ当時のスタッフに誇りを与えてくれているであろう。だからこそ、“沼の入り口”にいる多くのファンには、SNSやプレイリストを通して寛容な態度で接することが、今こそ大切な気がする。 (取材・文/人と音楽をつなげたい音楽マーケッター・臼井孝) 【PROFILE】 國吉美織(くによし・みおり) ◎クリエーター。イギリス留学後、上智大学軽音楽部でバンド結成。EAST WESTなどさまざまなコンテストで最優秀キーボーディスト賞、作曲賞、バンド賞などを受賞。卒業後ミュージシャンの道を親の猛反対で断念、ポニーキャニオンに入社し 女性第一号の音楽ディレクターとなる。が、上司の「あなたらしい生き方を!」というアドバイスで退社、念願だった創作&演奏活動を再開し、現在に至る。クレジットは、 ディレクター、プロデューサー、ボーカル、コーラス、キーボード、ピアノ、リコーダー、ベース、ティンウィッスル、葦笛、ゲムスホルン、タンバリン、プログラミング、レコーディングエンジニア、ミキシングエンジニア、レタリング、イラストレーティング、フォトグラフ、映像制作、作詞、作曲、編曲、などなど。

 

岡田有希子、今の10代に大人気のワケを元ディレクターに聞く「本当に選ばれし人。芦田愛菜ちゃんタイプかな」(fumufumu news) - Yahoo!ニュース

 

 

 

 岡田有希子 -Summer Beach-

 作詞/作曲:尾崎亜美 編曲:松任谷正隆

 https://youtu.be/8AXAUfpJBUY:引用元

 

 

 

 岡田有希子 ♪くちびるNetwork/19860209

 作詞:Seiko(松田聖子) 作曲:坂本龍一

 編曲:かしぶち哲郎

 https://youtu.be/hCqnR9qDAe4:引用元

 

 

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