先週の金曜日は、留学時代の同級生フランチェスカ主演のノルマを聞きに、東京文化会館へ行ってきました。
今回はボローニャ歌劇場の引越し公演で来日している彼女。5年ぶりの再会です。(前回は、ローマ歌劇場の椿姫でした。)
Belliniのノルマは、本当に大変な難役ですが、素晴らしい舞台でした。きっと、これからも心に残るだろうな。
何が素晴らしいか、書いてしまうとなんだか魔法のように消えてしまいそうですが...
言葉のアクセント、フレーズの美しさ、イタリア語の明瞭さ、透明に響くpianissimo...
コンスタントに、誰よりも努力し続けているフランチェスカのノルマは、素晴らしい技術と音楽性に支えられていて、ドラマティックなagilita'は揺れる心の動きに聞こえました。
音楽ってコミュニケーションだなぁ、私たち聴衆は一緒に旅をさせてもらっているな、と思いました。
合唱もオケも... イタリアの音が聞けて幸せでした。
世界を駆け回る大スターとなっても、生真面目で優しい!少しだけ一緒に東京観光もできて、本当に良かったです!
この後は、11日に琵琶湖ホールで公演があるそうです。