お盆中に職場の同期会がありました。
海外勤務から戻ってきた同期の歓迎会って名目だけど、実際は、お盆中の暇な時期でもないとなかなかみんな集まれないので。
同期会といっても職種限定で、入社当時からずっと励まし合ってきた濃いメンバーでの小さい飲み会。
職種が同じ同期は全部で7人で、女性は私1人。この日は2人参加できなかったので、5人で集まりました。
そんな同期飲みで思ったことの話です
私は、一人目育休からの復帰後は、飲み会に出るのはよくないと思い込んでいて、同期会に誘ってもらってもお断りすることが続いてました。
(お迎えを理由に残業しないのに、飲み会には行くのは理由がつかないと思っていて。二人目復帰後の今は、残業もある程度する代わりに飲み会も遠慮なく参加するけど)
そうこうするうちに盛岡にも行ったので、かなり久しぶりの参加でした。
で、同期の男子たちが立派になったことに感動~
入社14年目だもんね、やってる仕事もかっこよさげなものになってくるよえ。
それでも、相変わらず時間忘れてげらげら笑って、全員終電逃しそうになったくらい楽しい飲み会だったんだけど、ふと、私だけみんなに追いていかれてる~って、さみしいような不安な気持ちになりました
みんな苦労しながらも難しい仕事を担当して、毎日遅くまで頑張ってる。(遅くまで残業しないと回せない仕事だっていうのは会社の構造的な問題で、どうにかすべきと思うけど。)
そうやって14年間キャリアを積み上げてきて、それぞれ得意分野ももって、今、職場の中堅として戦力になってる。
これから先、もっと難しい仕事も担当するだろうけど、それも糧にして、得意分野を活かしながら活躍していくんだろうな~って姿が見える
一方の私は、子ども産む前は同期と同じように働いていたけど、まだまだ下っ端だったし。
私が子どもを産んで、育休もらったり、復帰しても配慮されるポストにいる時期が、本来だったら部下ももって、専門分野の色もついてきてっていうキャリアを積んでいく時期だったはずなんだけど、その時期も今も、子育てに比重を置いている私は、キャリアの積み上げも得意分野もなくて、戦力としてひどく劣ってる
えっと、、、こういう書き方してると誤解がありそうだけど、私は同期みたいに戦力として評価されたいとか、私も難しい仕事をしたい!とか思ってるわけじゃなくて。
今は配慮されたポストにいるけど、たぶん次のポストくらいから配慮もなくなって、同期のような重たい仕事をこなすことを私にも求められるようになって、でもそれをさばける能力が私には明らかになさそうで、ひたすら不安という話
私の職種は、ありがたいようなありがたくないようなことに、子持ち女性でもあまり配慮されないから、これから先、難しい仕事を回さなきゃいけないようなポストを命じられると思う。
でも、経験の積み上げがないから破綻するのが目に見えるようで怖いんです
しかもこの同期飲みの場でも、使えない先輩たちへの批判は痛烈で[みんな:08]←これは男性の先輩たちに対してだったけど。
私も今後のポストで使えない認定されたら、袋叩きだ~と怖くなり
で、せっかく楽しかったのに、帰宅後はがっくり落ち込みました
だけど、落ち込みながらも考えました。
私、落ち込むようなことしてきたのかなあって?
同期の男子が遅くまで残業して頑張ってる間、私もさぼってたわけじゃないんだよね。
2人の子相手にギャーギャーやってたり、家事してたり、、ってそんなことだけど、自分なりに懸命に過ごしてきたから。
だから、落ち込む要素ないじゃんって開き直り
そして今、私がすべきことは、目の前にある仕事にまじめに取り組むことだけなんだよな~って改めて思いました。
これから先、キャリア不足(経験不足)で壁にぶつかることがあるかもしれない。
仕事がまわらなくて、困ったり周りに迷惑かけるかもしれない。
職場という狭い世界の中にいると、与えられた仕事は責任もってやり遂げられる力はもってたい!とか、ついつい背負い込んで頑張ってしまう
でも仕事って1人でするものじゃないし、職場の同僚は敵じゃなくて味方だし、そんな気張らなくても大丈夫なはずなんだよね~。
それに、じたばたしても、急に私の能力やらキャリアが向上するものじゃないからね。。。
というわけで、しばし落ち込んだり、不安におびえたりしたけど、今後も淡々と自分なりにやっていくしかないな~と思った次第です。
秋以降、課内の業務調整で私の仕事がまた増えるような気配もあり(夏前にもう一つ増えてるんだけどね~)、こんなこと言いながらやっぱり業務が増えるのはびくびくなんだけど、これも気張らずやれる範囲でこなしていきたいな
そんなことを思っていた矢先、ネットでおもしろい記事を見つけました→☆
社会学者・上野千鶴子さんが女子大生向けに講演した内容です。
特におもしろいと思ったところ↓
「人生100年。上り坂はあと30年やそこら。」
↑20才くらいの大学生向けに話してるので、私の場合あと15年やそこら。つまり、社会人になって14年の今、もう上り坂残り半分まで来てる!
「人生のピークが過ぎたあとも、下り坂がなかなか終わらないってことよ。そのときに、自分のモチベーションって何か?ということががぜん大切な問題になってくるのよ。私はね、モチベーションって、たったひとつだと思ってるの。幸せになりたい――。それでいいと思うの。歳をとって、自分が死ぬときに、「ああ、面白かった」と「私の人生悪くなかった」と思えたらいい。」
「仕事は食うため、生きて行くためのもの。どんな仕事であれ、ストレスにならない程度の仕事は持っていたほうがいい。その仕事が、「たまたま」生きがいや、やりがいに、あるいは、自分の評価につながったらラッキー!と思えばいい。」
視点を広げるとこんなに世界が違って見えてくるのか~とびっくり。
長い人生で見れば、仕事も子育ても限られた時間だけのもの。人生の多くの要素の一つに過ぎないと思ったら、もっと気楽でいいですよね。
キャリアだなんだ騒いだって、もう半分まで来ちゃってるしね^^;
その上で、人生の最後に振り返ったときに、「私の人生悪くなかった」と思う理由の一つに仕事があったらステキだし、そのためにも上り坂の今(?)の時期は、一生懸命やっていきたいと思う。
でも、「悪くなかった」と思えるとしたら、それは失敗しなかったり、周りに迷惑をかけなかったりしたからじゃないと思う
その仕事に自分なりのやり方で楽しく懸命に取り組めたか、同僚や関係者と一緒に苦労しながらも過程を楽しめたか、そういうことが「ああ、面白かった」「悪くなかった」につながっていくんだと思う。
だから不安になったら、「大丈夫大丈夫。だって、失敗しないことが目的じゃなくて、私はこの過程をみんなと楽しむために(&お給料のために)仕事してるの~!」と思うことにします(笑)←お気楽すぎて超迷惑!?
結局何の話してるのかよく分かんなくなってきちゃったけど、仕事にしろ子育てにしろ、広い視野で、人生の長いスパンの中で考えていきたいなと思ったのと、今の仕事が私の人生の一要素になっていることに感謝しつつ、でも、「たまたま」うまくこなせたらラッキー、くらいの気持ちで、気負わず気張らず、自然体で向き合いたいと思いました。
あと、温かくて楽しい同期に恵まれたことにも感謝
同期って不思議ですよね。
たまたま同時に入社したってだけだけど、いつの間にかお互いの人生まで応援できる仲になって、こんなおじさんおばさんになっても、会えば新人の頃と変わらないのりで時間を忘れて笑い話できて、本当にありがたい存在です
と、ここまで書いたところで、かあしゃん博士
からすごいメッセージが来た!
✳︎かあしゃん博士初登場ですが、長くなるので経緯省略~。ごめん、かあしゃん笑
以下、かあしゃんからのメッセージ↓
ゆっきーは、幸せで勝ち組でも、周りに迷惑かけてることに気がつかないような仕事の仕方では「格好よくない」と思ってるんだよね。
かといって、子育て中だからってカサにきて、適当に時間潰して、給料ドロボーみたいな仕事の仕方も格好よくない、のかな?
かといって、仕事一色になって家庭を省みないもの格好悪い、のかな?きっと。
そうやって、「わたしは何を格好悪いと思っていて、どうしたら格好いいと思えるのか」って考えていくと、自分の軸が見えてくるかもしれないよ。
あくまでも「誰かが」ではなく「自分が」どう思うか、だよ。
それが見えたら、あとはそこに向かって邁進するだけ。
さすがかあしゃん!
見抜かれてるわ~。
でも、自力でかあしゃんが言ってくれた答えにたどり着けてたのかも、私
こういう考えができるようになってきたのもかあしゃんのおかげなんだ。
振り返った時に、どんな仕事の仕方をしていたら、どんな人生を送っていたら、あー私かっこいいじゃん!悪くなかったじゃん!って思えるのか。
それは失敗しなかったり、評価されたりすることじゃない。
毎日を一生懸命過ごしたか、過程を楽しんでいたか、そこなんだなー
にしても、私、呆れるほどかっこつけマンだねー
あー私かっこいいじゃんって思えたらいいけど、かっこ悪い私もまたいいじゃん!って思えたら、もっといいな