私の好きなもの100の⑧

 

 TODAY'S
 
私の好きなもの100

 

 ⑧  そら

 



「雲は動いているでしょうか?

 止まっているでしょうか?」







小学校1年生のとき、

先生にそう聞かれました。



そのときの私は

「え?どうだっけ?」

と分からなくなって、

先生とみんなと教室を出て、

外で寝転んで空を見上げました。



流れていく雲を見つめながら、

「あ、雲って動いてるんだ」

と知ったのを、

今でもよく覚えています。




夏の帰り道には、大きな入道雲。

田んぼの真ん中を歩く通学路では、

どこまでも広がる大きな空がありました。



日によって違う雲が浮かび、

真っ青な空には吸い込まれそうになったり、

夕方には赤く染まって、

美しさにうっとりする時もあれば、

不気味さを感じることもあったり。



空はいつも、すぐそばにあって、

自分勝手に表情を変えている。

そんな自分勝手さが

とても羨ましい。



大雪や大雨や雷の日があったかと思えば

それらを忘れさせるくらいの

真っ青に晴れた日になったり。



そんな空を見ていると、

不思議と心が落ち着きます。



「大丈夫。好きに生きていいんだよ。」



空がそう教えてくれているようで、

私はこの空がとても好きです。






 

 

今日は、仕事が早く終わって、

1人でのんびり空を見ながら

ぼーっとする時間を楽しんでいました。

いい場所見つけました。


写真は空がだんだん雲に覆われていく様子です。



 

牛しっぽこれまでの『好きなもの100』の記事牛あたま

 

①手放せなかったボロボロクロックス

②白い靴は汚れて、愛しくなる

③9年目の短パン

④黒いスカートと、小さな「わたし」

⑤10数年ぶりの、結婚指輪

⑥寂しいけれど、好きな音

⑦月はずっとそこにある