私の癖。
自分の心の中でいつもつぶやいていた。
「自分はダメ人間だ。
あーダメだー。」
そして、
人にはいつもこう言ってた。
「ごめんね。
こんな自分でごめんね。」
自分はダメで、
自分を許して。
仕事してても思ってた。
同僚に、子供達に。
家でも思ってた。
子供達に。
義父に。
仕事を辞めて、
人と関わらなくなって、
家で好きな事して過ごす時間が増えてきた。
テレビを見てはいけない。
ゲームをしてはいけない。
ダラダラしてはいけない。
そんな制限が少し緩んできたと同時に、
自分はダメだ。
自分を許して。
そういった思考が減ってきていた。
のに、
思い出した。
私はダメだった。
突きつけられた。
自分でも気付いてたつもりだった。
でも全然気付いてなかった。
お前は酷い事をしたって
はっきりと突きつけられて、
やっと自分がしてきた事が
分かった。
お腹がキューってなった。
叱られたときみたいに。
あー、なんて酷い事したんだろう。
最低の最低の最低。
自分が嫌い。
自分を包丁で滅多刺しにする。
自分を切断機で、スライスする。
思い出した。
私は時々、こんなふうに
イメージで自分を殺していた。
自分が憎くて憎くてたまらなかった。
自分なんて存在しない方がいいんだ。
自分が消えてしまいたい。
そう思っていたこと思い出した。
私は無意識で
許してー!
ってずっと叫んでたんだ。
これから、どうしよう。
私はどうやって生きていく?
自分で考えるんだ。
自分で。