私は毎日
読売新聞の人生案内をよみ、
自分ならどう思うかを
考えている。
今日の人生案内の
いしいしんじさんの回答に
視点がぐるんってなって、
胸が熱くなった。
今日の投稿
高一の娘さんが
友人と飲酒してしまった動画が配信された。
それを見た学校は退学勧告。
退学せざるを得なくなった。
通信制の高校に転学したが、
たった一回の失敗に対する
学校の対応から、
今の社会は
子どもの反省と更生を
期待していないのか、
私は甘すぎるのか
という内容の投稿だった。
それに対して、
いしいさんは
『(中略)
学校はみずからの対面を保とうとはかった。
本来は、守るべきだった生徒を切り捨てた。
そんな学校願い下げだ。』
と。
そして
通信制の教育の
数多くの美点
について
書かれていた。
また、
娘さんに対して
『(略)
無理に距離をつめ、
きもちをかき乱したり、
安易に傷に触れたりしないあなたは、
立派に娘を守っている。
何もいわなくとも、
彼女にも、
その心は伝わっている。』
そして、
いしいさんご自身の経験から、
『(略)
いまは精いっぱい生きるよう、
誰かが、
小さな声で、
力強く
ささやきかけてくれたからだ。
この人がいる世の中なら、
生きていてもよい。
そんなふうに、
思わせて
つづけてもらえたからだ。』
(引用 令和5年2月20日読売新聞朝刊)
と、しめくくっている。
私が見ているのは
ライフルの穴から
のぞくほんの小さな世界。
そんな私に
スナイパーをはずしてごらん。
ほら、
こんなに素敵な世界が
まわりには
あるんだよ
だいじょうぶだよ。
あなたもこんなに素敵。
あなたは
だいじょうぶだよ。
といわれている気持ちになった。
勇気づけられた。
私が投稿したわけでもないのに、
勇気づけられた。
勇気づけるって、
別の新しい視点を
見つけることからも
できるのかもしれない。
そのためにできることって、
たくさんあるよね。
小説を読んだり、
誰かの話を聞いたり、
ドラマやアニメを見たり、
漫画を読んだり、
他にも色々あるよね、
今自分がしていることは
今自分が感じていることは
何一つ
無駄なことはないのかもしれない。