大アルカナ22枚について
覚えられないなりに学ぼう
ということで、
1枚目は、愚者(ぐしゃ)
THE FOOL
番号は「0」
まずは絵をよく見てみましょう。
絵を見て
そこに意味をのせていく。
言葉(キーワード)をただ頭に入れるのではなく、
絵を見たら
その言葉が浮かぶような形で
カードを見ていく。
占うときには
カードの絵を見ますよね。
絵が
意味を伝えてくれるようになります。
ですので、
カードの絵に
あなたなりに意味をつなげてみてください。
タロットの絵と
会話をするくらいの感じでもいいかと思います。
それでは始めますね。
カードをお持ちの方は
愚者のカードを見ながら
読み進めてください。
カードを実際に手に持って見ると
カードのエネルギーが伝わってくるので
(そう信じてみてください)
さらによいかと思います。
手元にカードがない方は
時々画面を「絵」のところに戻して
じっくり見てみてください。
さて、最初の質問です。
この人(愚者)を見たときに
どんな人だと想像しますか?
絵を見ながらちょっと考えてみてくださいね。
第一印象はどんな感じでしたか?
その次に
服や、持ち物や、姿勢や、表情から
読み取れることはありませんか?
なんでもいいんです。
思ったことは
あなたにとって
このカードのイメージです。
自由に
想像してみてください。
次に
足元には、白い犬(らしき動物)がいますよね。
犬は愚者に何を伝えようとしてそうですか?
正解はありませんので、
イメージしてしみて
どんなかな、
と考えてみてください。
絵を見て感じる
雰囲気を味わう
なんとなく
で、まったく構いません。
最後に
愚者の顔がくるっとこちらを向いたと
想像してみてください。
あなたに何か伝えています。
何と言っているように
思いましたか?
感じましたか?
愚者の絵に戻ってくださいね。
愚者の絵を見て
どんな感じを受けたのか。
どんなことも
それはすべて
今のあなたが読み取ったことです。
それを大切にしてください。
何も感じなかった!
という人もいるかもしれません。
そういう方も大丈夫です。
なんだかわからないけど
このカードのことを知ろうとしている、
それは大事なことです。
あなたの中の何かが、
愚者とつながろうとしている。
どうつながるか
楽しみですね。
では、絵を見ていきましょう。
崖に立った青年が
空を見上げているシーン。
表情はどんなでしょうか。
くらーく落ち込んでいる様子はないです。
希望に満ちて
ルン🎵
といった感じに
私には思えます。
「自由だー!」
と、愚者の口のところに
吹き出し💬を
イメージでつけてみてください。
足元の犬にも
吹き出し💬をつけてみましょうか。
(なんと言っているのかはおまかせします)
自由
愚者のカードが持つ
キーワードのひとつです。
自由な人
自由な心
何にもとらわれていない
そんな印象をカードに結びつけてみてください。
あなたにとって
自由とは
どんな意味を持ちますか?
絵に戻ります。
足下は崖ですね。
ちょっと危なっかしいところもありそうです。
ですが愚者には
「可能性」が満ちているように
感じませんか?
まだ何者でもない。
これから何者にもなれる。
そんな可能性を秘めた、愚者。
番号「0 ゼロ」
まだ何もない。
でもどんな風にでもなれそう。
無限の可能性
二つ目のキーワードです。
どこへでも行ける
何にでもなれる
そんな可能性に満ちた世界。
自由な感じ
で
未知の可能性を感じる人
あなたの身近にいますか?
そういう人に出会ったことはありますか?
愚者は
自由に
思うままに
一歩前に踏み出そうとしています。
ごちゃごちゃ気にせず
前に向かおうよ!
そんな風にも聞こえてきそうです。
スタート
何が始まるんでしょう。
それはまだわからないけれど
この絵からは
始まりのイメージも浮かびます。
スタート
を3つ目のキーワードとします。
キーワードはこれでおしまい。
愚者はどんな人物か?
と考えたとき、
純粋な心を持った人
そう読み取ることができます。
左手に持った白いバラは
愚者の純粋さを象徴するものです。
好奇心旺盛なところも
絵から感じられるでしょうか?
言葉を記憶するのではなく、
絵に
「言葉がもつイメージ」を
つけていく感覚で
カードを見てみてください。
【逆位置】について。
タロットカードには
逆位置というものがあります。
カードの絵が逆に出たときに
意味が異なるという。
私は逆位置をとっていません。
それは、私が最初にタロットを習った先生が
逆位置をとっていなかったので
私の場合はそうなりました。
とる、とらないは自由です。
ですが、
今日はとる、明日はとらない
と、
逆位置を取ったり取らなかったりするのは
良くなさそうです。
私は逆位置は取らないけれど、
カードを引いて
逆にでたのを見たときに、
何か感じるものがあったときだけ
参考にすることはあります。
あとは、向きを変えてしまいます。
「逆位置とらずに読む」
と決めているので
カードはそのつもりで登場してくれる。
そう思っています。
逆位置を取る場合の読み方としては、
正位置の意味が弱まったり、いきすぎたり、
逆の意味になったりするとのことです。
愚者でいえば、
身勝手な感じ
や
無責任な感じ
ルーズな感じ
が出てくるといったところでしょうか。
足下の危うさも強調されるかもしれません。
愚者って
愚か者のことよね。
イマイチ意味わからない呼び方。
と思っていました。
ですが、
愚者のような
自由で、何ものにもとらわれない人は、
ある人から見たら
愚かな人物に見えることがあるのでしょう。
愚者のもつ
自由オーラを
今日は受け止めたいと思います。
最後に、
愚者がくるっと顔をこちらに向けたとき、
何と言っていたように思いましたか?
その言葉は
カードからあなたへの
今日のメッセージです。
足下の犬が
愚者に何と言っているのか。
カードを見る日によって違うかもしれません。
「気をつけて」
と警告してくれているのかもしれません。
犬のことが気になる日や
気にならない日があるかと思います。
カードのキーワードはあるけれど、
その日によって印象や
感じるメッセージは違ってくるかと思います。
愚者のカードを見たときに、
今日は「自由」っていう感じ。
今日は「可能性」っていう感じ。
「何も気にせず前に進んでみて」な感じ。
どれも、間違いはありません。
その時あなたが受け取った感覚。
それを大切にしてください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

