こんばんは 柳 弘子です
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20200215/18/yukizuke7575/00/3c/j/o1080052514713561612.jpg?caw=800)
「借りたところは、使う前よりきれいにして返す」
をモットーにしています。
大きな学校だと特別支援学級専用の調理室があります。
しかし、そうではない学校では
通常学級の授業や部活と共有します。
教室を管理するのは専科の先生なので
「自由に使ってください」と言ってくれますが
借りるのは鍋やフライパンなどの調理用具
お皿や茶碗などの食器類やお箸等のみです。
ラップやしょう油、砂糖などの調味料
布巾などは全て学級のものを使います。
自分たちで作ったものを試食をして
お弁当作りが終わり
最後は協力して片付けです。
洗剤をつけて食器を洗う人
それを流す人
それを拭く人
に分けて、毎回上手に分担しています。
しかし、よ~く見ていないと
洗剤を出し過ぎて流しが泡泡泡になってしまったり・・・
子ども達は、洗剤大好きなんですよね。
お皿やお茶碗の見えている部分だけ水で流して
裏はまだ泡だらけ・・・
裏を返して洗うのが苦手なんですよね。
調理が得意な子の中にも
裏まで洗うのは苦手な子は結構いますよ。
食器を拭く時も同じで
表側しか拭かないで裏はまだ濡れたまま・・・
また、台拭きと布巾をごちゃ混ぜにしてしまったり・・・
最後は流しの排水溝に溜まった生ゴミを捨てること
そこまで終わると各テーブルから
「柳先生、チェックお願いします」
と声がかかります。
流しの中、テーブルの上、ガス台、床
が汚れていないかチェックします。
きれいにしておけば次に使う人が
気持ち良く使えますね。
さて、学級の中には調理に関して飛び抜けてできる生徒もいます。
準備~片付けまでとても早くできるので
待ち時間が多くなり
それではもったいないと考えました。
そこで、その生徒を2名の選抜グループにして
おにぎり弁当(おにぎり・おかず・果物)に
卵焼きを入れることにしました。
他のグループより1品多く作ることになるので
結構急ぎ足です。
でも、待ち時間が多いよりやることが多い方が
本人たちにとってはやりがいがあります。
2人で時間を確認しながら声を掛け合います。
一人が炒め物をしているともう一人が
洗い物を始めます。
教員が何も言わなくても
自分たちで途中交代してやっているのには
とても感心します。
どちらか一人が暇にしている時間はありません。
次に何をやるかわかり
自分が今できることは何かを考えながら
自分で仕事を見つけられるようになります。
2人のコミュニケーションの取り方
先を見通す力
応用力
など、成長の様子がよくわかります。