こんばんは 柳 弘子です

 



「借りたところは、使う前よりきれいにして返す」

モットーにしています。

 

大きな学校だと特別支援学級専用の調理室があります。

 

しかし、そうではない学校では

通常学級の授業や部活と共有します。

 

教室を管理するのは専科の先生なので

「自由に使ってください」と言ってくれますが

借りるのは鍋やフライパンなどの調理用具

お皿や茶碗などの食器類やお箸等のみです。

 

ラップやしょう油、砂糖などの調味料

布巾などは全て学級のものを使います。

 

自分たちで作ったものを試食をして

お弁当作りが終わり

最後は協力して片付けです。

 

洗剤をつけて食器を洗う人

それを流す人

それを拭く人

に分けて、毎回上手に分担しています。

 

しかし、よ~く見ていないと

 

洗剤を出し過ぎて流しが泡泡泡になってしまったり・・・

子ども達は、洗剤大好きなんですよね。

 

お皿やお茶碗の見えている部分だけ水で流して

裏はまだ泡だらけ・・・

裏を返して洗うのが苦手なんですよね。

 

調理が得意な子の中にも

裏まで洗うのは苦手な子は結構いますよ。

 

食器を拭く時も同じで

表側しか拭かないで裏はまだ濡れたまま・・・

 

また、台拭きと布巾をごちゃ混ぜにしてしまったり・・・

 

 

最後は流しの排水溝に溜まった生ゴミを捨てること

 

 

そこまで終わると各テーブルから

「柳先生、チェックお願いします」

と声がかかります。

 

流しの中、テーブルの上、ガス台、床

が汚れていないかチェックします。

 

きれいにしておけば次に使う人が

気持ち良く使えますね。

 

 

さて、学級の中には調理に関して飛び抜けてできる生徒もいます。

 

準備~片付けまでとても早くできるので

待ち時間が多くなり

それではもったいないと考えました。

 

そこで、その生徒を2名の選抜グループにして

おにぎり弁当(おにぎり・おかず・果物)に

卵焼き入れることにしました。

 

他のグループより1品多く作ることになるので

結構急ぎ足です。

 

でも、待ち時間が多いよりやることが多い方が

本人たちにとってはやりがいがあります。

 

2人で時間を確認しながら声を掛け合います。

 

一人が炒め物をしているともう一人が

洗い物を始めます。

 

教員が何も言わなくても

自分たちで途中交代してやっているのには

とても感心します。

 

どちらか一人が暇にしている時間はありません。

 

次に何をやるかわかり

自分が今できることは何かを考えながら

自分で仕事を見つけられるようになります。

 

2人のコミュニケーションの取り方

先を見通す力

応用力

など、成長の様子がよくわかります。