こんにちは 柳 弘子です

 



支援学級は行事が多いです。

 

 学校行事

 学級独自の行事

 地区の支援学級連合行事

 

この連合行事は各学期に1つずつあります。

 

 1学期は球技大会

 2学期はマラソン大会

 3学期は文化的行事発表

 

それぞれ会場を数カ所に分けて

競技をしたり発表をしたり

他の学級との交流も含めて

楽しく有意義な1日を過ごします。

 

そして、1学期は6~7月にかけて

球技大会が3~4会場で行われます。

 

内容はバスケットボールとディスクサッカー

 

支援学級には色んなタイプの生徒が在籍しています。

 

 細かいルールを理解しているか

 ボールを正確に相手からもらったりパスしたりできるか

 ドリブルでゴールまで行けるか

 

などなど生徒の個々の実態を把握して

次の3つのブロックに分けられています。

 

  A:通常のバスケットボールの試合ができる

    動きが激しく、ぶつかり合うこともある

 

  B:Aの動きまではできないが、それに近いゲームができる

 

  C:緩やかにゲームとして成立し、ある程度はボールを持って歩いても仕方がない

 

また、ディスクサッカーというのは

他地区の先生方が考えられたスポーツで

ボールではなく厚紙で作ったディスクで

サッカーを行います。

 

これなら、動きもそれほど激しくなく

生徒同士の接触も少なく

動きの遅い生徒でも楽しく参加できます。

 

 

体育の授業では、運動会が終わるとすぐに

バスケットボールの練習が始まります。

 

  パスの練習

  ドリブルの練習

  シュート練習

  ゲーム形式の練習

 

生徒が特に好きなのがシュート練習です。

 

本番では1本でも多くシュートを決めたいから

みんな必死に練習します。

 

  身体の小さいMさん

  腕力もないので上から投げられません。

  下から「よいしょ」とすくい上げ投げ

   ・・・でも入りません。

 

1本でも入れられるように 

私たち教員もゴールのある場所にそれぞれついて

 

   「よし!もう少し!」

  「ナイスシュート!」

 

と、生徒たちに声をかけます。

 

 

G中学校に赴任した時

支援学級全員が1年生でした。

 

ゲーム中ボールを誰に投げていいかわからない・・・

 

パスでつなぐことはできない・・・

 

「パス」と言われれば、相手チームにボールを渡してしまう・・・

 

ドリブルすれば自分の足に当ててそのままコートの外へ・・・

 

自分のゴールがわからない・・・

 

シュートが全然決まらない・・・

 

動きがあるのでぶつかりそうで怖くてコートの隅に立って動けない・・・

 

 

果たしてこれで当日試合ができるのか?

という時もありました。

 

でも、学年が上がるにつれドンドン上達し

各学年が揃い

生徒の人数も増えると共に

生徒たちの意識も向上していきました。

 

 

ただ、意識が向上するのはいいのですが

そうなると生徒同士がエキサイトし過ぎて

 別の問題が発生

することになるのです。