こんにちは 柳 弘子です

 



先日の話し合いの末

学級目標も決まりました。

 

次は各学級で1学期の個人目標を決めます。

 

1 学習のこと

2 行事のこと

3 生活のこと

 

について具体的に考えさせます。

 

一人ではうまく考えられない生徒には

担任が補助に入って相談します。

 

 

まだ自分の名前を全部漢字で書けない1年生のT君は

1 かんじをがんばります。

2 うんどうかいでいっしょうけんめいはしります。

3 体いくかかりをがんばります。

 

小学校から支援学級育ちで自閉傾向のある2年生のTさん

1 授業中先生の話をしっかり聞きます。

2 運動会の100m走で1位をとります。

3 漢字係のチェックを忘れずにがんばります。

 

中学で支援学級に入り3年生になったMさんは

1 作業の授業で刺しゅうをきれいに仕上げるように頑張ります。

2 修学旅行で色々な所を見学して歴史を学びます。

3 黒板係でみんなが分かりやすいように丁ねいに書きます。

 

担任からのOKが出た後、

本番用の少し厚めのA4色画用紙をもらい

先に鉛筆で下書きをして

上から黒のマジックで丁寧に上書きをしていきます。

 

1学期中教室に掲示しておくし

そのまま縮小コピーしたものを

学級通信「ひまわり」に載せるので

集中して取り組みます。

 

マジック書きができたら

はみ出ている鉛筆の線を

消しゴムできれいに消し

消しかすは

ゴミ箱に捨てさせます。

 

 

全員ができあがったところで

目標発表の授業です。

 

教員からの

「最初にやってくれる人?」

で手を挙げた生徒の中から指名し

そこからは最後の生徒が終わるまで

全て生徒の手で進行します。

 

前に立ったら礼をして

聞いている生徒も礼を返す

 

「私(僕)の1学期の目標は、学習については・・・・。

 これで発表を終わります。」

また礼をお互いに返します

「次に発表してくれる人?」

「○○さんお願いします。」

 

ある時、最後の3年生の生徒が終わって

礼をした後

「柳先生、お願いします。」

と、私を指名してくれたんですね。

 

ビックリしましたね。

そこまで気が利くようになったのかと

嬉しくなりました。

授業の最後に

私からの講評があるんです。

 

まずは、みんなの一人一人の発表の様子

聞く態度について、とても素晴らしかったこと

を伝えました。

 

たとえば、礼一つをとっても

前に立つ発表者が全員と目が合わないと

礼はしません。

時には、「○○さん、私を見てください」と

発表者が声をかけることもあります。

 

私たち教員は側でじっと見守っています。

 

いちいち教員が声を出さなくても

生徒たちに任せてみると

しっかりとやれるんです。

 

本当にカッコいいです。

 

さあ、この目標をもって1学期一緒に頑張りましょう!