こんにちは 柳 弘子です

 

新学期が始まって1週間が過ぎました。

生徒たちはすっかり慣れたでしょうか?

それとも、まだ緊張しているでしょうか?

 

先生たちも特に気を張ってやっているので

この時期はとても疲れますよね。

 

 

新しい学級になると、まず始めにやるのは

自己紹介の授業です。

 

もちろん、新しい仲間のことを知るのが目的ですが

 

自己紹介の仕方を学ぶ

発表の仕方を学ぶ

 

ということも大切な目的なんです。

社会に出ても、自己紹介は必ずしますよね。

 

2・3年生はもうお互いに知っているけれど、

1年生のために毎年行います。

でも、内容を変えるので、新しい発見があります。

 

この授業では、どんなことを言いたいか、聞きたいか

意見を出し合うところから始めます。

 

名前

出身小学校

好きな勉強

好きなスポーツ

好きなテレビ

好きな芸能人

         ・・・etc.

 

まず3年生をお手本として、2年生・1年生と続きます。

 

 

私の学級では、普段から前に出ての発表活動を

多く取り入れています。

 

発表の順番は教員から指示をせず、生徒たちが

自分のタイミングで手を挙げます。

 

 

前に出ると、一度みんなを見て全員と目が合うことを確認してから

礼をします。

そして、座っているみんなも礼を返します。

 

発表が終わると、「何か質問はありますか?」

特になければ、「これで終わります」と言い、

また全体を見渡して

お互いに礼をします。

 

終わると、聞いている生徒は発表者に対して拍手を送ります。

これが気持ちいい!

 

そして、発表者は「次に発表してくれる人?」と聞きます。

そこで手を挙げた中から、前の発表者が

「○○さん、お願いします」と指名して、

その生徒に移っていくという流れです。

 

 

前に出る生徒は、緊張しながらも一生懸命発表します。

聞いている生徒もしっかり聞きます。

 

中には、緊張のあまり泣いてしまったり、声が小さくて

聞こえなかったりする生徒もいます。

 

でも、生徒たちは決してそれを攻めることはありません。

中には、「がんばれ!」なんて声をかける上級生もいます。

 

そんな時は、担任が側に行って助け船を出します。

 

 

基本的に全員が終わるまで、担任はほとんど声を発しません。

他の生徒と一緒に発表を聞いています。

一緒に礼をして、一緒に笑ったり、時には質問をしたり・・・

終わったら拍手をします。

最初から最後まで、ほとんど生徒の手で行われます。

 

 

 

授業の最後には、

 

一生懸命話せたこと

一生懸命聞けたこと

上級生は、立派なお手本になったこと

緊張した仲間に温かい言葉をかけてくれたこと

 

全部がとても素晴らしかったことを伝えました。

 

次の発表も、とても楽しみです。