矢筈岳(標高687.0m)下山途中に

ヤッコソウ(奴草)自生地に

立ち寄りました。

 

ヤッコソウは、東南アジア、四国、九州に分布する

1年草の寄生植物です。

シイの根に寄生します。

栄養体はシイの根の中で生活しており、

11月になると花だけが外に出てきます。

高知県で発見され、牧野富太郎博士により

「ヤッコソウ(奴草)」と命名されました。

乳白色の花は人形の姿をしており、

大名行列の奴に見立てての命名です。

絶滅のおそれのある野生生物のレッドリストで、

熊本、徳島、高知県では絶滅危惧Ⅰ類、

宮崎県では絶滅危惧Ⅱ類、

鹿児島県では、分布特性上重要な種に

選ばれています。

 

矢筈岳では、ヤッコソウ自生地への案内板が

設けられており、それに従いました。

 

「ヤッコソウ自生地まで1.0km」の案内板から

歩いても歩いても着きません。

途中であきらめて引き返す夫婦もいました。

私も不安になって後続の高齢者の団体さんを

待ちましたが、一向にやって来ないので、

あきらめてそのまま進みました。

「ヤッコソウ自生地まで0.4km」の

案内板からはすぐにNO3、NO2の

自生地に至りました。

ここでは私はまったく見つけることは

できませんでしたが、後続の団体さんは

1株ずつ見つけたそうです。

 

NO1の自生地では、たくさんのヤッコソウの

花が咲いていました。

動画や画像と違い、とても小さな花でした。

 

ヤッコソウの花は、蜂の子にも似ており、

そのせいかどうか知りませんが、

吸蜜のためスズメバチが飛び回っており

閉口しました。

凶暴な毒蜂に刺されたくないですからね。

 

昔の話になりますが、

「ハチの一刺し」というワードで

榎本三恵子さんが話題になりました。

田中角栄元総理大臣の筆頭秘書官の元妻で

ひょうきん族などにも出演しました。

ロッキード裁判丸紅ルート公判で

検察側の証人として出廷し、

田中角栄被告の5億円受領を裏付ける

証言を行った人物です。

 

夫を裏切るなんて女性は怖いですね。

 

私も妻の「ハチの一刺し」に気を付けます。

 

私には、ミツバチがちょうどいいです。

 

ハニー

 

ヤッコソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#矢筈岳 #ヤッコソウ