オオキツネノカミソリが見頃になったので、
金泉寺から五家岳(標高1057.3m)を往復しました。
多良岳9合目の標高870m地点には
行基が開き、810年頃、弘法大師空海が修行し、
自ら不動明王を刻んで本尊とし、
再建したとされる金泉寺が建っています。
現在の本堂は、平成21年11月に再建されたものです。
この金泉寺には江戸時代中期に美男の寺侍がいて、
この寺侍への村娘たちの恋心を歌った
民謡「岳の新太郎さん」が残っています。
多良岳信仰が盛んだった江戸時代、
原口新太郎というイケメン寺侍がいて、
麓の村娘達の評判になりますが、
金泉寺が女人禁制のため普段は顔を拝めません。
時折下ってくる彼を見ようと
多くの女たちが待ち構えますが、
寺の戒律が厳しいので新太郎は
女たちには目もくれません。
そこで生まれたのが、新太郎を恋い慕う民謡
「ザンザ節 岳の新太郎さん」です。
(岳の慎太郎さん歌詞)
岳の新太郎さんの下らす道にゃ ざんざ ざんざ
金の千灯籠ないとん 明れかし
色者の粋者で 気はざんざ
アラ ヨーイヨイヨイ ヨーイヨイヨイ
「(意味)新太郎さんが寺の使いで
山から下りてくるときは,金属の灯篭をたくさんともして
夜道を明るくしてあげたい」
岳の新太郎さんの 上らす道にゃ ざんざ ざんざ
道に水かけ 滑らかせ
色者の粋者で 気はざんざ
アラ ヨーイヨイヨイ ヨーイヨイヨイ
「山に帰るときは道に水をまいて滑りやすくして、
帰りを遅らせよう」
岳の新太郎さんね 高木の熟柿 ざんざ ざんざ
竿じゃとどかぬ 登りゃえぬ
色者の粋者で 気はざんざ
アラ ヨーイヨイヨイ ヨーイヨイヨイ
「こんなに思っているのに、
高い木の熟柿のように届かない人だ」
(以上、歌詞終わり)
私は新太郎さんの立場はよくわかります。
私も新太郎さんに負けないくらいの
イケメンですから(失笑)
なお私は、女人禁制ではありません。
真言宗太良嶽山金泉寺
金泉寺
金泉寺山小屋
シロチョウの仲間
オオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)
ヒガンバナ科の多年草、
茎先にオレンジ色の花をつける。
和名の由来は、葉の形を剃刀に見立て、
花の色を狐に見立てたものである。
九州では、英彦山、犬ヶ岳、御前岳、カラ迫岳
八幡岳、矢護山など各地の谷筋に見られるが、
多良岳は、井原山とならぶ大自生地である。
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