南阿蘇外輪山の支脈の一ノ峯(標高857.9m)、

二ノ峯(標高870m)に登りました。

一ノ峯、二ノ峯は西原村宮山牧野組合の採草地で、

四季折々の花が咲きます。

 

毎年、7月中旬、

オオバギボウシの淡紫色の花が

斜面を彩ります。

 

 

オオバギボウシ(大葉擬宝珠)は、

北海道から九州まで見られるユリ科の多年草で、

若葉は山菜のウルイです。

淡紫~白色の花が花茎の先に総状につきます。

ギボウシ(擬宝珠)がヨーロッパに渡り

品種改良され園芸種になったものが

「ホスタ」です。

私が興味のある「ホスト」ではありません。

日本からこのホスタの原種を持ち出したのが、

シーボルトと言われています。

そしてシーボルトが持ち出したギボウシは

オオバギボウシ(大葉擬宝珠)です。

 

 

ギボウシ(擬宝珠)の和名は、

蕾が橋の欄干や階段の上に載せられている

ねぎ坊主のような飾り(宝珠)に

似ていることに由来します。

そもそも「宝珠」とは仏教用語で、

お寺の屋根の上にある丸い形のものです。

「宝珠」とは、仏教の世界で、

海底に住む「竜王の頭」のことです。

この頭は、毒に侵されることも

火に燃えることもなく、

不思議な力を持っています。

その宝珠を擬したものを

橋の欄干の上に置くことで、

橋や階段の安全を祈願しています。

 

一方、私の頭は、「竜王の頭」でも

「東大王の頭」ではありません。

私の頭は、脱毛症に侵され

お尻には火がついて燃えています。

 

不思議な力もありません。

 

オオバギボウシ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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