等覚寺第二駐車場を起点に

水晶山(標高531.3m)、偽水晶山(標高566m)、

貫山(標高711.7m)、四方台(標高618m)、

根性の木、キス岩、広谷湿原、滝不動、

青龍窟と平尾台を半周(東側)しました。

 

 

平尾台はカルスト台地なので

ピナクルやドリーネ(凹地)などの

カルスト特有の地形が発達しています。

ドリーネは石灰岩地域のすり鉢状の凹地で、

溶食作用や、地下の石灰洞の拡大による

地表の陥没で生じます。

ドリーネの滝不動(田代の岩屋)には

広谷湿原の水が流れ込み、

約3mの滝となってドリーネの中に

吸い込まれていきます。

下部は青龍窟とつながっているそうです。

滝不動では普智山等覚寺の山伏が

滝行を行っていました。

私も毎日、風呂場で湯行を行っています。

 

 

青龍窟は国指定天然記念物の鍾乳洞で

上中下と三段階の洞穴となっています。

彦山六峰の普智山等覚寺の奥の院として,

豊玉姫(とよたまひめ)の化身、

青龍大権現をお祀りしています。

 

(現地解説板より)

青龍窟

(昭和37年1月26日 国指定天然記念物)

苅田町谷地区と北九州市と接する平尾台の

中に位置する鍾乳洞窟で

山岳修験等覚寺の奥の院である。

青龍窟は石灰岩が水に浸食されできたもので、

上中下の3層からなる。

入口の洞口ホールは西側の奥の口まで続く。

洞内は平尾台の鍾乳洞窟の中でも

他をよせ付けないほど大きさ・広さ・深さ

奇岩に富む。

洞内の奥深くには清流が流れ、

多数の大小穴が迷路となっている。

なお、この青龍窟支洞からは、ナウマン象、

オオツノ鹿等の化石が多数発見されている。

苅田町

(以上、解説終わり)

 

 

(現地解説板より)

青龍窟

国指定天然記念物

指定日:昭和37年1月26日指定

所在地:苅田町大字山口字青龍

青龍窟は、北九州国定公園のカルスト台地平尾台の

なかでも最大級の鍾乳洞窟です。

地下川が石灰岩を浸食したことにより、

高度差50m以上の複雑な洞窟を形成しています。

洞窟内部は迷路のように入り組み、

多くの神秘的な鍾乳石が見られます。

また、洞内からは約40万年以前の

ステゴドンゾウ(東洋象)や、

約2万年以前のナウマンゾウなど

多くの動物化石が発見されており、

「化石の宝庫」とも呼ばれています。

洞口ホールには、豊玉姫伝説にまつわる龍形石や

窟神社があります。

青龍窟には、かつての山岳修験道等覚寺の行場や

奥の院があったとされており、

現在も「等覚寺の松会」(国指定重要無形民俗文化財)の

行事が行われています。

苅田町教育委員会 苅田町観光協会

(以上、解説終わり)

 

 

豊玉姫伝説とは、豊の国諌山の洞窟に住んでいる

諾距羅尊者(だくらそんじゃ)という聖僧の祈祷で

豊玉姫が龍から女神へと

生まれ変わったというものです。

「龍形岩」は姫が神になったときの

抜け殻だと言われています。

 

 

なお、だまくら尊者という性僧の亀頭で、

姫が素人から女神へと生まれ変わったという

伝説はありません(劣)

 

 

平尾台の東部にある広谷湿原は

カルスト台地にある珍しい湿原です。

鬼の唐手岩が貫入したためせき止められ、

湿原化したものです。

 

滝不動

 

カノコソウ

 

オカグルマ

 

青龍窟

 

 

#平尾台 #滝不動 #青龍窟