友人を誘って塚原温泉から伽藍岳(標高1045.3m)を
往復しました。
伽藍岳は、今も噴気を上げている活火山です。
火山は噴火などで恐ろしい災害を
引き起こしますが、
一方で温泉などの恵みを与えてくれます。
別府には別府八湯と呼ばれる温泉郷があります。
その中で南側の鶴見岳断層沿いの浜脇温泉、別府温泉、
観海寺温泉、堀田温泉の熱源は活火山の鶴見岳で、
北側の鉄輪断層沿いの明礬温泉、鉄輪温泉、
柴石温泉、亀川温泉の熱源は、活火山の伽藍岳です。
つまり伽藍岳が活動しているからこそ
別府に温泉が湧き出しているのです。
その伽藍岳の火口は、1960年代から90年代にかけて
珪酸白土鉱床の露天掘り跡地に1995年7月頃から
熱泥を噴き上げる「泥火山」が出現しました。
珪酸塩白土というのは、活発な火山活動によって、
岩石類が激しく変質し、金属成分を失って
白色化した粘土です。
さて家庭を顧みない夫に対し、
怒りのマグマが溜まっている妻も
活火山なのでしょうか?
噴火しないことを願っています。
伽藍岳は、噴気がもうもうと上がります。
私には、非難がごうごうと沸き上がります。
伽藍の窓
#伽藍岳