冠岳(標高516.3m)の続きです。

徐福像のある冠岳展望公園に車を停め、

頂峯院、天狗岩、西嶽、経の塚、

材木嶽、中岳、煙草神社を周回しました。

 

冠岳は西岳(標高516m)、中岳(標高496m)、

東岳(標高486m)と3つの峰が連なり、

それぞれ熊野権現を勧請した神社があり、

冠岳三所権現と呼ばれていました。

 

 

(現地解説板より)

西嶽

西嶽は標高516m、冠嶽連山の最高峰です。

冠嶽のいわれは、およそ2200年前、

中国の秦の始皇帝の命令で、

方士徐福が不老不死(年を取らず、死なない)の

薬を探しにこの山に来て、

「王冠」を置いたので冠嶽となった。

また、西嶽の山頂の形が「風折烏帽子」に

似ているので冠嶽の山名がついた、

とも言い伝えられています。

西嶽神社の祭神は速玉男命(須佐之男命)です。

歌人「与謝野鉄幹」も西嶽路を歩き、

次の歌を歌ったともいわれています。

「風の中 枯れしすすきの原に入る 冠嶽の北側のみち」

いちき串木野市・いちき串木野市観光協会 平成2年3月

(以上、解説終わり)

 

西嶽の山頂の形は「風折」ですが、

私の場合は、「中折」です。

 

 

(現地解説板より)

経の塚

「三国名勝図会」に、「山上に石あり、其石、

巻軸を積累たるが如し。」とあり、

ちょうどお経の巻物がたくさん

積み重ねられたような石があったので、

「経の塚」といわれています。

現在ではそういう石積みは見られません。

県内では、雷が鳴ると「キョノツカ、

キョノツカ」と言って雷が落ちるのを防ぐ、

呪文として唱えました。

これは「経の塚」のことで、お経の力で

雷を防ぐためでしょう。

全国では「クワバラ クワバラ(桑原 桑原)」と

唱えました。

いちき串木野市

(以上、解説終わり)

 

 

 

私が妻に夜のお店の名刺を見つかったとき、

「キョノツカ、キョノツカ」と

呪文を唱えると、妻の雷が落ちないのでしょうか?

 

 

天狗岩

(現地解説板より)

天狗岩

自然の岩が5段に積み重なっています。

5段の高さは4m、上の岩の広さは8㎡、

全体の重さは推定60tくらいと思われます。

自然の巨岩が足場の悪い所に、

人力で積み重ねられるはずがない

というところから、天狗岩と

名づけられたのでしょう。

「三国名勝図会」に「天狗のすむ所で、

不思議なことがちょいちょいある。

山上に火が燃えたり、鐘やほら貝が鳴ったり、

山や寺が崩れるような響きがあったりする。

また、坊さんがなまけたり行いが悪かったりすると、

天狗がたびたび裸にしたり、死なせたり、

必ず罰をする。」と書かれています。

いちき串木野市

(以上、解説終わり)

 

西嶽神社

 

 

 

経の塚

 

 

 

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