佐志岳のついでに6年ぶりに

安満岳(やすまんだけ)に登りました。

長崎県の平戸島にはメサ地形の

テーブルマウンテンがたくさんあり、

平戸島最高峰の安満岳(標高534m)もその一つです。

安満岳は輝石安山岩の熔岩からなっており

土壌が安定してアカガシに覆われています。

安満岳山頂に鎮座する白山比賣神社の裏に

断崖絶壁の上の展望所があります。

垂直に切り落ちており、崖上に立つと足が震えます。

高度感は半端ありませんが、

その代り生月大橋など平戸島の西側の風景が一望でき、

雄大な眺めを堪能できます。

復路はアカガシ、スダジイ、イスノキ、

ウラジロガシなどの大木やサンゴジュ、

モチノキ、クロキ、ヤブニッケイ、ヤブツバキなど

の樹木のトンネルの道を戻りました。

 

 

隠れキリシタン関係の世界遺産に指定されたためか、

登山道はよく整備されていました。

 

 

(現地解説板より)

世界遺産

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、

キリスト教禁教による宣教師不在の中、

神道や仏教などの日本の伝統的宗教や

一般社会と関わりながら

信仰を続けてきた潜伏キリシタンの

伝統のあかしとなる遺産群である。

それらは、国内に宣教師が不在となって

キリシタンが「潜伏」したきっかけや、

信仰の実践と共同体の維持のために

ひそかに行った様々な試み、

そして宣教師との接触により転機を迎え、

「潜伏」が終わりを迎えるまでの

歴史を物語る12の構成資産からなる。

これらが長崎と天草地方の半島や

離島に点在しているのは、大航海時代に

キリスト教が伝わったアジアの東端にあたる

日本列島の中で、最も集中的に宣教が

行われた場所だからである。

(以上、解説終わり)

 

 

(現地解説板より)

平戸の聖地と集落

(春日集落と安満岳)

「平戸の聖地と集落」は、潜伏キリシタンが

何を拝むことによって信仰を実践したのかを

示す4つの集落のうちの一つである。

禁教期の春日集落の潜伏キリシタンは、

禁教初期にキリシタンの処刑が行われた

中江ノ島を殉教地として拝み、

聖水を汲む行事を行う場とするとともに、

キリスト教が伝わる以前から

山岳仏教信仰の対象であった安満岳なども

併せて拝むということによって信仰を実践した。

解禁後もカトリックに復帰することはなく、

禁教期以来の信仰を実践続けたが、

現在では個人的に信仰具を

祀る程度になっている。

(以上、解説終わり)

 

 

 

1550年(天文19年)にポルトガル船が来航し、

平戸にはフランシスコ・ザビエルをはじめとする

イエズス会宣教師によってキリスト教(カトリック)が

布教されましたが、禁教後、

キリスト教弾圧の舞台にもなりました。

そのため信者は、隠れキリシタンとして

信仰を続けました。

 

 

 

 

私は、信仰をはじめ、子ども、お金など

隠すものはありません。

へそくりは既に妻にバレて

没収されています。

 

 

白山比賣神社

https://shirayamahimejinjya.com/

 

 

結界石

 

天狗岳

 

白山比賣神社三之鳥居

 

白山比賣神社

 

末社

 

 

 

 

潜伏キリシタンが崇めた「奥の院」

 

 

 

 

 

 

 

 

#安満岳