松本城から歩いて国宝旧開智学校校舎に行きました。
明治9年に完成した旧開智学校は
地元の大工棟梁立石清重が設計した学校建築で
擬洋風建築の代表です。
洋風とも和風ともいえない不思議な建築は
文明開化の時代を象徴する「擬洋風建築」と呼ばれています。
日本の近代学校制度の黎明期の歴史的価値に加え、
書類、図面などの関係資料が豊富に残り、
設計や建築の経緯が明らかな点でも学術的価値が高く、
1961年に国の重要文化財に指定され、
2019年に近代の学校建築としては
初めて国宝に指定されました。
地方の大工の棟梁でも
いい仕事をすれば、後世に名が残るのですね。
「開智」の校名は、太政官布告の被仰出書の文中にある
「其身を修め 智を開き 才芸を長ずるは、
学にあらざれば能わず」に由来します。
私の場合、「智」というより「恥」の方です。
その後旧開智学校校舎近くの信州蕎麦の有名店に
行ったところ、大行列だったので断念しました。
どうしようか途方に暮れていたとき
欧州系と思われる外国人のおねーちゃんが
1人で近くの信州蕎麦の店に
入っていくのが見えました。
私もつられるように、同じ店に入りました。
ところが客席には先ほどの
外国人のおねーちゃんはいません。
アルバイトなのかもと思い、
厨房を覗いてもいません。
それに昼の時間帯は終わっているので、
アルバイトというのは不自然です。
私は狐につままれた気持ちになりました。
松本七不思議としましょう。
最後に蕎麦と掛けて
相撲と解きます。
その心は、しこしこ
変な想像はしないで下さいね。
#旧開智学校校舎




