大興寺の次は65番礼所由霊山三角寺です。
由霊山三角寺は伊予最後の礼所で
平石山の中腹標高355mに建っています。
本尊は十一面観世音像(愛媛県指定文化財)で
安産子安、開運厄除けの観音として信仰されています。
寺伝では、天平年間(730~749年)に
聖武天皇の勒願により行基が開いたと
伝えられています。
その後、弘仁6年(815)に弘法大師が訪れ、
本尊である十一面観世音と不動明王を刻み、
三角形の護摩壇を築き21日間
降伏護摩の秘法を施したとされています。
この護摩壇の跡が「三角の池」の中の島として現存し、
寺院名の由来ともなっています。
密教ではある目的に対して特定の本尊を祀り、
それに見合った真言を唱え、印契をむすんで、
定められた加持祈祷(修法)を行います。
降伏護摩は密教の5種の護摩(息災法、
増益法、調伏法、敬愛法、鉤召法)の調伏法です。
摩利支天・不動明王を本尊として、
自他の煩悩や悪魔・外道・怨敵などの
悪業の勢力を鎮めるのが目的です。
私が訪れたとき、白装束の遍路に混じって
ママ友クループが参拝に来ていました。
静寂の境内で子どもが騒いでうるさかったのですが、
ママ友の中に私のタイプど真ん中の
ママさんがいたので、問題ありません。
どなたか私の煩悩を調伏してくれる人は
いませんか?
おん まか きゃろにきゃ そわか
#四国霊場 #遍路 #三角寺