50代半ばより病気まみれの私は

四国霊場を回ってみました。

 

とは云っても、歩き遍路ではなく車で、

遍路姿白装束ではなく

カメラをさげたスニーカー履き、

真言やお経を唱えられず、

真言宗徒ではなく、にわか信者です。

それでも境内に足を踏み入れると

心穏やかになります。

 

巨鼇山(きょごうざん)雲辺寺は

阿讃山地の雲辺寺山(標高927m)にあり、

四国霊場中最高地に位置し、

「遍路ころがし」と呼ばれる難所です。

 

寺伝によれば、789年(延暦8年)に

佐伯真魚(弘法大師)が

善通寺建立のための木材を求めて雲辺寺山に登り、

この地に堂宇を建立したことを起こりとするそうです。

真言宗御室派で、

御本尊は千手観世音菩薩(経尋作)

真言は「おん ばざらたらま きりく」

 

 

(現地解説板より)

巨鼇山雲辺寺

「はるばると雲のほとりの寺に来て

月日を今は麓にぞ見る」(空海)

雲辺寺は四国霊場中最高峯にして

海抜1000米、讃岐と阿波の県境にあり

四国八十八ヶ所第六十六番札所で

「四国高野」と称されています。

開創は桓武天皇延暦8年 

弘法大師16才の建立で

鎌倉時代は全盛を極め

境内には12坊と境外には末寺8ヶ寺を有し

雲水雲のごとく集り

仏道修行の道場でありました。

開山以来1200年の歴史をもつ当山は、

今なお観音信仰を求めて

善男善女が全国各地より訪れ

法煙絶えることなく

寺の山林百町歩には

樹齢数百年の杉、檜、モミ、トガ等の

巨木が繁茂し仏法花開く霊山です。

「春は花 夏ほととぎす 秋は月

冬雪さえて 涼しかりけり」(道元)

(以上、解説終わり)

 

 

巨鼇(きょごう)と言うのは

巨大な大甕のことです。

ちなみに私は、おねーちゃんに巨〇と言われています(嘘)

 

 

お遍路で参拝する88ヶ寺のことを「札所」と呼び、

札所をめぐることを「打つ」と言います。

その昔、巡礼者が自分の氏名や住所を書いた木札を

寺院の柱に打ち付けたことが、

名前の由来になっています。

お遍路の巡拝方法は

番号順に参拝することを「順打ち」

88番から反時計回りにめぐることを「逆打ち」、

一度で全札所を巡ることを「通し打ち」、

何回かに分けて巡ることを「区切り打ち」

といいます。

 

 

家族の反対を押し切って

四国に行った私は

妻や子から「めった打ち」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

#四国霊場 #遍路 #雲辺寺