八女市の広内・上原の棚田展望台に立ち寄りました。
江戸時代の天保年間に開かれた棚田で、
137段あります。
(現地解説板より)
石積の棚田
☆星野村の棚田
星野村を代表する景観の一つに
石積の棚田があります。
この棚田は、永い年月を費やし、
山をクワで切り開き
山石を一つ一つ積み上げ造られたもので、
星野村のいたるところで見ることのできる
原風景の一つとなっています。
特に星野村の棚田は、急斜面に造ってあるため、
狭く長いのが特徴です。
田の幅は山のかたちに沿って広くなったり
狭くなったりしながら、
狭いところは1mにも満たないほど狭く、
長さは、長いもので300m近くもあります。
こうした棚田が、山の斜面に帯状に連なり、
山すそ野から山頂まで続く様子は、
天に向かって延びる階段のようにも見えます。
いつの時代から造られはじめたか、
その起源は定かではありませんが、
「田んぼ」の面積が
石積の面積より小さなところもあり、
傾斜地の中で最大の農地を確保するために
苦労した先人の努力がうかがえます。
また、開墾による棚田づくりも大事業であったはずですが、
同時に用水確保のため山間の渓流を源に求め、
岩を削り、上堤を築き、石を積みながら
長い用水路を築き、開墾した山田に
命懸けで水を送った先人達の知恵と技術の
すごさは想像を絶するものがあります。
☆広内・上原地区の棚田
星野村のいたるところで見られる棚田の中でも、
最も美しく精巧な石積の棚田で、
階段模様が眺めることができるのが、
この「広内・上原地区の棚田」です。
約12.6haの広さに137段、425枚もの棚田が、
標高差約230mの斜面に広がっています。
みごとに整備された石垣、あぜ一面に咲き誇る
真っ赤な彼岸花と収穫直前の黄金色の
稲穂の競演等々この棚田の景観は
訪れる人々目と心にインパクトを与え、
星野村の景勝地となっています。
〇1995年「美しい日本のむら景観コンテスト」農林水産大臣賞を受賞
〇1999年「日本の棚田百選」に認定された
(以上、解説終わり)
棚田とは、山の斜面などの傾斜地に、
階段状に造られている田んぼです。
保全のため農林水産省によって
1999年に日本棚田百選が選定されました。
ところで、私の「棚」に関する
私の座右の銘は、
「棚からぼた餅」です。
また面倒なことは、棚に上げましょう。
#日本棚田百選