土曜午前、みっちり仕事だったので、

午後から鷹ノ巣山に行きました。

 

英彦山の隣に位置する鷹ノ巣山は、

一ノ岳(一の鷹巣)、ニノ岳(二の鷹巣)、

三ノ岳(三の鷹巣)の

3つのピークで構成されています。

 

三角点のある一の鷹巣は、標高979m

二の鷹巣は鋸状の岩稜で、標高950mで、

東側の三の鷹巣は標高980mです。

 

今回はスタート時間が遅かったので、

一ノ岳(一の鷹巣)はパスしました。

 

鷹ノ巣山は溶岩台地が浸食されて出来た 

典型的な溶岩ビュート(卓状円錐形)の山です。 

 

ビュートは元々フランス語で「小さい丘」を意味し、 

国土交通省は、「メサが開析され、

頂面が小さい孤立丘」と定義しています。 

 

地質学的に貴重なため、

鷹ノ巣山は、全山が 

国の特別天然記念物に指定され、 

耶馬日田英彦山国定公園の

特別保護地区です。

 

鷹ノ巣山の3つのピークは

断崖絶壁で囲まれており、

一の岳から三の岳の間には、

岩場をロープで上下する箇所が

たくさんあります。

 

ロープを利用しなければ、

登り降りできないのに

多くのロープは岩角で擦れて、痛んでいます。

 

三の岳の岩場は危険度の高い難所だったのですが、

最近は二の岳の崩壊が激しく、

二の岳の岩場の方が危ない場所になっています。

時間が遅くケガしても誰も助けてくれないので、

「君子危うきに近寄らず」で、

岩上の二の岳山頂には登りませんでした。

 

こうした危険な岩場では懸垂下降が連続します。

 

まるで芥川龍之介「蜘蛛の糸」の世界です。

 

私は、「蜘蛛の糸」の主人公のように

地獄に落ちるよりは、

恋に落ちたいです。

 

二の鷹ノ巣の岩場

 

 

 

 

三の鷹ノ巣の岩場

 

 

 

 

#鷹ノ巣山 #紅葉