雨の中、大分県玖珠(くす)町の
万年山(標高1140.3m)に登りました。
コースは吉武台牧場から9合目避難小屋
を経て、直接、山頂に至り
復路は大きく迂回し
お花畠を経由して戻りました。
万年(はね)山には、
ミヤマキリシマ(深山霧島)の
大群生地があります。
ミヤマキリシマはツツジ科の半落葉低木で、
霧島、阿蘇、九重、雲仙、由布鶴見など
九州各地の火山地帯に自生します。
花の色は、紫紅色、桃色、薄紅色で
群落が開花すると、山がピンク色に輝きます。
和名は、1909年に霧島へ新婚旅行に訪れた
植物学者牧野富太郎博士が、
「深い山に咲くツツジ」という意味で
「ミヤマキリシマ」と命名しました。
ミヤマキリシマは、火山活動により
生態系が撹乱された山肌で
多く見られ、優占種として生存できる反面、
火山活動が終息して植物の遷移により森林化が進むと、
競争に敗れ優占種として生存できなくなります。
またキシタエダシャクの幼虫(尺取虫)が
大発生し、花芽や葉を
食い荒らされることがありますが、
今年は、影響はほとんどないようです。
なお私の家族の害虫は、私です。
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