5月、英彦山ではクリンソウが見頃を迎えます。


クリンソウ(九輪草)
クリンソウは北海道・本州・四国に分布するサクラソウ科多年草で、
山間地の比較的湿潤な場所に生育します。

和名の由来は、段になって輪生する花の様子を、
仏塔の先にたつ「九輪」に見立てたものです。

英彦山は本来の自生地ではなく、諸国を巡った修験者が持ち帰って
植えたものだということです。

修験者の住居であった坊跡には、今でもクリンソウの花が見られます。


英彦山会所跡


伊能忠敬も宿泊したという英彦山会所跡には、
白、桃、紫色のクリンソウが一面に咲いています。



英彦山会所跡
英彦山会所跡

英彦山会所跡


英彦山会所跡


英彦山会所跡


英彦山会所跡

(現地案内板より)
英彦山会所跡
英彦山会所は、大きな建物で、修験道の時代に幕府の巡見上使を初め、
参拝してきた諸藩の役人や知名の人を接待したり、宿泊させた所です。
明治以降、彦山権現を祭った霊仙寺は、英彦山神社となったので、
会所は一時社務所となりました。


英彦山会所跡


お見事のひと言につきます。



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