人間関係の中で、つい「ごめんね」という言葉を期待してしまうことはありませんか?
その一言があれば、気持ちが救われるような気がする。
けれど、現実にはその言葉は返ってこないことも多いものです。
そんなときに役に立つのが、認知再構成法です。
出来事と感情、思考の流れを整理することで、自分の考え方を柔軟に見直すことができます。
認知再構成法で整理してみる
STEP1:出来事(事実)
相手から謝罪がなかった。
STEP2:感情
落胆、寂しさ、モヤモヤ、不安。
STEP3:自動思考
「やっぱり私は大事にされていないのかな」
「謝ってくれないなんてひどい」
「ごめんねって一言あれば楽なのに」
STEP4:再構成された考え
-
相手の言葉や行動は、自分にはコントロールできない。
-
でも、自分がどう考え、どう進むかは選べる。
-
謝罪がなくても、私の気づきは残る。
-
「私の人生は、私が舵をとる」。
気づき
頭ではわかっていても、感情がコントロールできないときはあります。
でも、「相手を変える」のではなく、**「自分の進み方を選ぶ」**という視点に立つことで、同じ出来事から得られる学びが変わってきます。
認知再構成法は、感情に振り回されるだけの経験を、
「次はこう進みたい」という自分の選択へとつなげてくれる手助けになります。
まとめ
相手に謝罪を求め続けるのではなく、
「相手はコントロールできない」と受け止め、
そのうえで「自分の舵をとる」と決める。
その視点を持てたとき、少しずつ心が自由になっていきます。
今日のお守りフレーズは――
「私の人生は、私が舵をとる」。
自分へのご褒美