[江汀集落ニュース]11月23日、キャプテンとシェフと巡礼者が戻ってきた | 雪山弁三のブログ

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平和と統一を開く人々機関誌「平和の世 統一の世」通巻110号(2011年12月14日発行)


[江汀集落ニュース]11月23日、キャプテンとシェフと巡礼者が戻ってきた


 フェンスが打たれ、クロンビの岩が砕かれて行く残念な状況が起きている中で久々に笑った。

 今年8月24日に連行・拘束されたカン・ドンギュン集落会長とハルマンムル食堂でご飯を炊いていた住民のキム・ジョンファンさん。

 毎日クロンビと工事現場正門で海軍基地反対108拝礼をしていた巡礼者キム・ドンウォンさんが釈放されたのだ。

 海軍基地の設計が根本的に誤っており、15万トンのクルーズ2隻が自由に行き交うのは初めから不可能で、大型艦艇も出入りが困難だということがすっかり明らかになっているにもかかわらず、海軍は無条件に工事強行。

 民間港としては勿論、軍港としての機能も十分に遂行できないことが確認されたのに、である。

 最近実施された済州道民世論調査は、民軍複合型港ではない軍事基地としてのみ建設されることには済州道民の55.6%が反対していると出た。にもかかわらず、ウ・グンミン道知事は「工事中断」命令を下せずにいる。工事を中断させる権限を持っているが、はっきり言わずに「原則」だけ強調する。だから、海軍が済州道を見くびり、法を無視し、国民を無視する。そのあらゆる不法が逆に江汀集落を傷つける。

 海軍基地工事建設業者であるデリムとサムスンはクロンビの岩を完全に破壊しようと発破を試み続けている。済州道政が沈砂池と仮排水路、汚濁防止膜など工事過程で生じる汚染物質の拡散を防ぐ最低限の措置を完了してから発破申告書を受け付けろと言っても、頑として人の話を聞かずに発破申告書を受け付けるというやり方だ。

 釈放された人々には罪はない。他の住民にも罪はない。

 厳しい中でも、絶望の中でも、住民が明るく笑える訳だ。(オ・ミジョン)