学校という場所では授業で学び、その後にテストを受けますが、人生という名の学校では順序が逆です。
まずテストを受けさせられ、その後で自分の学びが始まります。
人生とは多くを学ぶ場です。
学びにはさまざまな形があり、自分の気持ち次第で何歳になっても学び続ける事ができます。
人間というのは何歳になっても、たとえどんな状況でもそれに対応し、上手に適応しながら学び続けられます。
有名な心理学者アブラハム・マズローはこう言いました。
「少なくとも六十歳になるまでは、真の意味での自己実現はできない」と。
ドイツの名宰相であるオットー・ビスマルクの「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉があるように、ひとつの事からだけじゃなく本から学んだり、手本になる人から学んだり、経験からだって学べばいいのです。
私たちはすべてから学べるのだから。
経験から学ぶ事ができるというのは被害者意識を持つ事とは対極の意識です。
人生で辛く苦しい事があった時、あなたが取るべき道はふたつあります。
そこから貴重な教訓を学ぶか?
それとも傷つきうずくまる被害者になるか?
人生という名の学校ではそこから学ぼうする人にとっては素晴らしいレッスンの宝庫と言えるでしょう。
だからどんな状況でも学べる人であろう。
すべての事から学ぶ事ができれば、人はもっともっと大きく成長していく事ができるはずだから。